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言葉の暴力や直接の暴力などでグロい表現がでてくるかもなの。それでも耐えれるよ〜って方だけ前にお進みください!具合が悪くなったらそこで試合終了!本を閉じて、深呼吸!←これ大事だから、絶対に忘れないでくださいね!
「このまま、見つからなければいいな」
ウォミルは秘密基地の天井を眺めながら呟いた。
事の発端は数週間前の午後、あの日は雲一つない晴天で。でも僕の心は土砂降りだった――
「兄ちゃん達、もし僕が水の力を受け継いだらどうしよう。兄ちゃん達は水の力を受け継いだらどうする?」
僕は不安で不安で心が張り裂けそうになり、お兄ちゃん達に尋ねた。
「水の力か。私は水の力を恐怖の対象にしないように努力するね。誤解を解き、私は[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]にとって害のない存在だと示そうと思うよ。」
ロディ兄らしい答えだ。続いてパティ兄が
「そんなに心配すんなって!!ウォミルもロディも怖がりダナ!!俺は水の力だったらお父さんの畑仕事を手伝うゼ!!そして俺が作った野菜を街の皆に売るんダ!!水って結構役立つのも知らないのカ!!」
元気よく笑いながら僕の背中をバシバシ叩いて答えてくれたけど、僕はそんな前向きな考えはできないよ。水の力の話をすると街の皆は嫌な顔をするんだもん。僕が納得していなく、下を向いているとロディ兄が
「納得していないようだな。君は水の力になってしまった場合、どうするつもりかな?」
問を投げかけてきて、僕はビクッとして数秒考えた後
「ぼ、僕は力を使わないようにする…かな?だ、だって、水の力は呪の力だし…皆怖くて僕と仲良くしてくれなくなるよ。」
そう僕がモジモジしながら震えた声で伝えるとロディ兄はいつものように表情を変えずに答えてくれた。
「ウォミルは昔話に怯えすぎだ。私の考察は昔水害があり、その教訓を皆が親しみやすいように力に置き換えたのだと思うよ。だから、水の力自体は何も悪くないさ。」
そんな風に落ち込む僕をお兄ちゃんたちは励ましながら歩いていると、すぐに儀式を行う洞窟に到着した。洞窟と言っても今ではちゃんと歩きやすいようにタイルが貼られてあって、白くきれいな神聖な場所だ。
僕らが洞窟の中に進むと先に洞窟に行っていた両親が待っていた。長くてゆったりとした服を着ている、少しぽっちゃりとした優しそうな神主さんが三つの静かに神秘的な光を放つ水晶の前に立っていた。僕は気持ちを引き締めた。僕らが水晶の前に立つと
「これより力の継承を行う。ロディ、パティ、ウォミル、本日この三名が新たに力を体得する。我ら、天使の御業に感謝を捧げ、この力を[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]たちの平穏のために捧げることを誓います」
神主さんは僕らを見て口をもう一度開いた。
「三名よ、水晶の前へ」
僕ら兄弟は水晶の前に立ち、片手を水晶にかざした。すると、湿気で重苦しかった洞窟の空気が一気にかるなり、水晶に素敵な模様がくるりくるりと浮かび上がった。
ふと、僕は隣のお兄ちゃん達を見た。ロディ兄の水晶は、カカオやテラコッタの食器を連想させる力強く、優しい大地の色が水晶に渦を描いていて、知的なロディ兄のようだった。パティ兄の水晶は、梅雨が明けた後の眩しい太陽の光、雲一つない空、サファイヤのような輝きを放っていて、自由で元気がいい活発なパティ兄のようだった。
僕の水晶は――
大地に水をもたらす神の気まぐれの天気雨、朝一番に輝く草の上の露、そんな流れるような碧がゆったり静かにと流れていた。
僕が自分の目の前にある水晶に見とれていると、神主さんが声を張り上げた。
「ッ!―― ロディ、地の力。パティ、天の力、ウォミル、
―――水の、力―――
」
僕は何を言われたか全くわからなかった。
その後、僕がどうやって家へ帰ったのかすらも覚えていなかった。次に意識があるのは窓の外を見た時に太陽が登ってきて、朝が来たのだと悟ったときだった。
何日かは今まで通りに普通に生活できた。だけど、僕が近くの街の皆も使う林に樹の実や種を集めに行くと、
「あっちに行かないようにね?ダメだよ?」――「はぁーい」
「おい、違うところいこうぜ」――――――――「お、おう」
「私、あそこに行かないと。」――――――――「うちも行くわ」
僕が行くと皆、みんな、どっか行ってしまう。力を継承したことを母校に報告しに行くときも、
「早く学舎入ろう」――――「そうだね」
「あっち行って遊ぼう」――「うん、いこいこ」
「早く居なくなれよ」―――「それな」
僕は、何がいけないのだろう。前まで、ついこの間まで皆仲良くしてくれたのに。なんで?僕が呪いの力を継承したから?まだ、なんにも悪いことしていないのに。
――― 『 辛い 』 ―――
僕は気づいたら走り出していた。
「どうしたのぉ!」
「ウォミル!どこ行くの!」
「おい、ウォミル、どうしたんだよ?待てよ。気にするな!」
「おれ達は、お前の親友だよ!」
友達のキュリー、ジュリー、そして親友のイロホロ達が僕の背中に向かって言っていた。
(ごめん、皆。ごめん。僕は呪われた力を持っているから、皆と一緒にいると皆も仲間外れにされちゃうから!)
僕はひたすら走り続けた。草を踏みしめる音が、ずっと耳に残っていた。呼ばれる声も、僕の背中に刺さる視線も、すべてを振り払うように――僕は走った。なんとなく着いた目的地はイロホロと二人で元々あったツリーハウスを補強して作った秘密基地だった。
「このまま、見つからなければいいな」
僕は寝っ転がって天井を見つめながら呟いた。
ふと、目が覚めた。周りがさっきよりも暗くなっていることに驚いて、僕は寝ていたことに気がついた。遠くで誰かが僕の名前を呼んでいる。秘密基地は人間たちや他の種族たちの世界を繋ぐ扉、アルヴェカがある森、エルヴェラントの中にある。エルヴェラントには中には友好的な[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]もいるそうだが、気味の悪い[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]からとても強い[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]がうじゃうじゃといる。なぜ[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]が活発になる夕方から月が真上に来るまでの間に来ようと思ったのだろう。とどうでもいいことを心配していると、段々と足音が近づいてきた。
(こっちくるな、見つかりませんように)
僕は必死になって願った。街に戻ったって僕は邪魔な存在になるだけだから。でも、僕の願いは届かず、静かな木々のざわめきの向こうで、誰かの靴が落ち葉を踏む音。ゆっくり、確実に……それは僕を探していた
そして、秘密基地の扉が開かれた―――
ウォミルは秘密基地の天井を眺めながら呟いた。
事の発端は数週間前の午後、あの日は雲一つない晴天で。でも僕の心は土砂降りだった――
「兄ちゃん達、もし僕が水の力を受け継いだらどうしよう。兄ちゃん達は水の力を受け継いだらどうする?」
僕は不安で不安で心が張り裂けそうになり、お兄ちゃん達に尋ねた。
「水の力か。私は水の力を恐怖の対象にしないように努力するね。誤解を解き、私は[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]にとって害のない存在だと示そうと思うよ。」
ロディ兄らしい答えだ。続いてパティ兄が
「そんなに心配すんなって!!ウォミルもロディも怖がりダナ!!俺は水の力だったらお父さんの畑仕事を手伝うゼ!!そして俺が作った野菜を街の皆に売るんダ!!水って結構役立つのも知らないのカ!!」
元気よく笑いながら僕の背中をバシバシ叩いて答えてくれたけど、僕はそんな前向きな考えはできないよ。水の力の話をすると街の皆は嫌な顔をするんだもん。僕が納得していなく、下を向いているとロディ兄が
「納得していないようだな。君は水の力になってしまった場合、どうするつもりかな?」
問を投げかけてきて、僕はビクッとして数秒考えた後
「ぼ、僕は力を使わないようにする…かな?だ、だって、水の力は呪の力だし…皆怖くて僕と仲良くしてくれなくなるよ。」
そう僕がモジモジしながら震えた声で伝えるとロディ兄はいつものように表情を変えずに答えてくれた。
「ウォミルは昔話に怯えすぎだ。私の考察は昔水害があり、その教訓を皆が親しみやすいように力に置き換えたのだと思うよ。だから、水の力自体は何も悪くないさ。」
そんな風に落ち込む僕をお兄ちゃんたちは励ましながら歩いていると、すぐに儀式を行う洞窟に到着した。洞窟と言っても今ではちゃんと歩きやすいようにタイルが貼られてあって、白くきれいな神聖な場所だ。
僕らが洞窟の中に進むと先に洞窟に行っていた両親が待っていた。長くてゆったりとした服を着ている、少しぽっちゃりとした優しそうな神主さんが三つの静かに神秘的な光を放つ水晶の前に立っていた。僕は気持ちを引き締めた。僕らが水晶の前に立つと
「これより力の継承を行う。ロディ、パティ、ウォミル、本日この三名が新たに力を体得する。我ら、天使の御業に感謝を捧げ、この力を[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]たちの平穏のために捧げることを誓います」
神主さんは僕らを見て口をもう一度開いた。
「三名よ、水晶の前へ」
僕ら兄弟は水晶の前に立ち、片手を水晶にかざした。すると、湿気で重苦しかった洞窟の空気が一気にかるなり、水晶に素敵な模様がくるりくるりと浮かび上がった。
ふと、僕は隣のお兄ちゃん達を見た。ロディ兄の水晶は、カカオやテラコッタの食器を連想させる力強く、優しい大地の色が水晶に渦を描いていて、知的なロディ兄のようだった。パティ兄の水晶は、梅雨が明けた後の眩しい太陽の光、雲一つない空、サファイヤのような輝きを放っていて、自由で元気がいい活発なパティ兄のようだった。
僕の水晶は――
大地に水をもたらす神の気まぐれの天気雨、朝一番に輝く草の上の露、そんな流れるような碧がゆったり静かにと流れていた。
僕が自分の目の前にある水晶に見とれていると、神主さんが声を張り上げた。
「ッ!―― ロディ、地の力。パティ、天の力、ウォミル、
―――水の、力―――
」
僕は何を言われたか全くわからなかった。
その後、僕がどうやって家へ帰ったのかすらも覚えていなかった。次に意識があるのは窓の外を見た時に太陽が登ってきて、朝が来たのだと悟ったときだった。
何日かは今まで通りに普通に生活できた。だけど、僕が近くの街の皆も使う林に樹の実や種を集めに行くと、
「あっちに行かないようにね?ダメだよ?」――「はぁーい」
「おい、違うところいこうぜ」――――――――「お、おう」
「私、あそこに行かないと。」――――――――「うちも行くわ」
僕が行くと皆、みんな、どっか行ってしまう。力を継承したことを母校に報告しに行くときも、
「早く学舎入ろう」――――「そうだね」
「あっち行って遊ぼう」――「うん、いこいこ」
「早く居なくなれよ」―――「それな」
僕は、何がいけないのだろう。前まで、ついこの間まで皆仲良くしてくれたのに。なんで?僕が呪いの力を継承したから?まだ、なんにも悪いことしていないのに。
――― 『 辛い 』 ―――
僕は気づいたら走り出していた。
「どうしたのぉ!」
「ウォミル!どこ行くの!」
「おい、ウォミル、どうしたんだよ?待てよ。気にするな!」
「おれ達は、お前の親友だよ!」
友達のキュリー、ジュリー、そして親友のイロホロ達が僕の背中に向かって言っていた。
(ごめん、皆。ごめん。僕は呪われた力を持っているから、皆と一緒にいると皆も仲間外れにされちゃうから!)
僕はひたすら走り続けた。草を踏みしめる音が、ずっと耳に残っていた。呼ばれる声も、僕の背中に刺さる視線も、すべてを振り払うように――僕は走った。なんとなく着いた目的地はイロホロと二人で元々あったツリーハウスを補強して作った秘密基地だった。
「このまま、見つからなければいいな」
僕は寝っ転がって天井を見つめながら呟いた。
ふと、目が覚めた。周りがさっきよりも暗くなっていることに驚いて、僕は寝ていたことに気がついた。遠くで誰かが僕の名前を呼んでいる。秘密基地は人間たちや他の種族たちの世界を繋ぐ扉、アルヴェカがある森、エルヴェラントの中にある。エルヴェラントには中には友好的な[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]もいるそうだが、気味の悪い[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]からとても強い[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]がうじゃうじゃといる。なぜ[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]が活発になる夕方から月が真上に来るまでの間に来ようと思ったのだろう。とどうでもいいことを心配していると、段々と足音が近づいてきた。
(こっちくるな、見つかりませんように)
僕は必死になって願った。街に戻ったって僕は邪魔な存在になるだけだから。でも、僕の願いは届かず、静かな木々のざわめきの向こうで、誰かの靴が落ち葉を踏む音。ゆっくり、確実に……それは僕を探していた
そして、秘密基地の扉が開かれた―――