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言葉の暴力や直接の暴力などでグロい表現がでてくるかもなの。それでも耐えれるよ〜って方だけ前にお進みください!具合が悪くなったらそこで試合終了!本を閉じて、深呼吸!←これ大事だから、絶対に忘れないでくださいね!

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妖精ゆーしゃ

#20

泥だらけの顔を洗って、焼く魚

「も〜!やっと寝たと思ったら、朝じゃん!!!!」

 洞窟になんとも情けない、ジュリーの声が響く。

 僕らは寝不足です。なぜなら、昨日、しょうもないことでイロホロとウェイザーが喧嘩を始めたから。
 僕とジュリーは眠い眼をこすって起きたが、当の本人たちはぐっすりと幸せそうに寝ている。
 昨日の大粒の雨を降らせていた分厚い雲もなくなって、ギラギラと洞窟の外の朝露が光っている。
 仕方なく僕は洞窟の周りから木の実を取ってくるため、ジュリーと別れた。

「きっと、今日はジュリーがわがままを言って、お昼寝するんだろうな。
 ふふぁ〜ぁ。僕も寝たいよ。」

 僕は大きなあくびをしながら、木の実を集める。[漢字]幸い[/漢字][ふりがな]ラッキー[/ふりがな]なことに、ここの近くには小さな川があり、魚がいる。僕はバシャバシャと顔を洗うと、水面に映る自分の顔を見た。

「うっわぁ。酷い隈だ…。ふふ、しかも泥だらけ。」

 最近水浴びをしていないことに気づいた僕は、服を脱いで水で体を洗うことにした。

「冷たくて気持ちいい!」

 まだ、この辺りは春と夏の間の季節だけれど、南に行くともっと暑くなるので、多少の冷たさは我慢することにした。
 ついでに、自分の服の洗濯(濯ぎ洗いだけど)をして魚を人数分捕まえて洞窟に帰った。

「ウォミルさん![漢字]蜜桃鮎[/漢字][ふりがな]ミツモモアユ[/ふりがな]ですカ!?それハ!!どこにいたのですカ!」

 眠そうな目を擦りながら、洞窟からウェイザーが出てきた。薬草のことにしか興味のない彼だが、なぜだか今日はこの魚に興味があるみたいだ。目をキラキラさせて近づいてくる。

「う、うん。多分そう…。えっ、と、[漢字]ミツモモアユ[/漢字][ふりがな]これ[/ふりがな]、は、小川に…」

 僕は[漢字]魔物[/漢字][ふりがな]ノクシア[/ふりがな]や薬草、魚に獣のことはあまり知らないから、全然わからない。

「[漢字]密桃鮎[/漢字][ふりがな]ミツモモアユ[/ふりがな]が生息する場所には、[漢字]蜜星苔[/漢字][ふりがな]ミツボシゴケ[/ふりがな]が生えていることが多いのですヨ!!」

 今にも僕を倒しそうなぐらい前かがみになってくる。
 アユと苔がどう繋がっているのか僕にはわからないけれど、とても美味しい魚みたいで良かった。

「そう言えばさ、[漢字]泥喰い[/漢字][ふりがな]マッド・イーター[/ふりがな]はどこに行ったの?」

 僕が、アユ達を木の棒にさして焚き火の周りに並べていると、丁度帰ってきたらしいジュリーが尋ねた。
 確かに、気づいたらいなくなっている。朝、僕らが起きたときにはまだ失神していたのに。

「ぼくたちが起きたときに、飛び起きてどこかに逃げていきマシタ。」

僕を手伝ってくれているウェイザーが、答える。

「きっと、おれに怖気づいたんだよ。昨日の戦いはおれが決め手だっただろ?」

 続けてイロホロが木の棒を僕らの近くにガラガラと置いて、ドヤ顔を決める。とても、誇らしそうに腰に手を当てている。
 僕がツッコもうとするとジュリーが、ベシッとイロホロの頭を叩く。

「ばーか。最後の一発だけでしょ。あんたが活躍したのは。調子に乗るな!それに、この木の棒!全部シメシメじゃん!」

「いったぁ…。怪力グマめ…。てか、シメシメってなんだよ、シメシメって!」

「湿ってるからシメシメなの!ほら、早く仕事しろ!ウォミルとうちは寝不足なんだからね![大文字][太字]『誰かさんたち』[/太字][/大文字]のせいで、ね!!」

 頭の抱えてうずくまるイロホロと、それを叱るジュリー。僕とウェイザーはこの光景にもう、慣れてしまっていた。彼女の言葉を借りるのなら、[大文字]『ナレナレ』[/大文字]だった。


[中央寄せ][明朝体][大文字][大文字][太字][太字]♪✧♫✧♪[/太字][/太字][/大文字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ]


 ご飯を食べ終わると、案の定ジュリーが
「寝不足なの、うちは。だから昼寝るから、今日の移動は無し![漢字]寝不足の原因[/漢字][ふりがな]あなたたち[/ふりがな]は木の実やら薬草やら取ってこい!少しはうちらのために働け!」

と言って、寝てしまった。僕も寝不足なので寝ることにした。流石に洞窟のジメジメしているところで寝たくはないから、良さそうなところが無いか僕は今、探している。


[大文字][大文字][大文字][中央寄せ]「うぎゃわあああらあああ!!!!」[/中央寄せ][/大文字][/大文字][/大文字]


 森に響くその声に僕らは慣れきっていたが、流石に五月蝿いし、今夜みんなのところへ帰ったら探しに行こうと提案しようと思う。

「うるさ…」

 僕はそう呟いた。


[大文字][大文字][大文字][太字][太字][明朝体][中央寄せ]♪✧♫✧♪[/中央寄せ][/明朝体][/太字][/太字][/大文字][/大文字][/大文字]


 気づいたら夜になっていた。足元に気をつけて僕は洞窟に戻る。

[中央寄せ][大文字]「うああああああああおおおおおおおおおおおああわ!!!!!!!!!!」
[/大文字][/中央寄せ]
 やっぱり五月蝿い。

 僕が戻るとみんなは焚き火を囲んでアユを食べていた。

「も!遅かったな、ウォミル。味付けして上手いぞ!」

 イロホロが頬張りながら僕を歓迎してくれる。

「感謝してくださいヨ!ぼくがミツモモの木を見つけたのですカラ!」

 ウェイザーもまた、頬張りながら食べている。

「ミツモモってなんだか甘そうな名前だけど、しょっぱいのは騙されるわ。ま、美味しいから良いんだけどっ」

 ジュリーも寝て機嫌が治ったみたいだ。僕が立っていると、イロホロが地面をぽんぽんと
叩いて言う。

「早く座れよ!」


「うん!」


 僕は、思いっきり頷き駆け寄ると情けなくお腹がなってみんなで大笑いした。

「ジュリーさん、ミツモモの木の名前の由来は、ミツモモという実をつけるからなのデス!」

「へぇ、美味いの?」

「甘くて美味しいらしいデス。ミツモモの木は、よく川の上流の綺麗な水が流れているところに生えるのですが、その特性を活かして、熟しすぎたミツモモが川にボチャリと落ちマス!」

「もったいねぇな。」

「そんなことは全然ありまセン!落ちた実はこの魚!ミツモモアユに食べられて、そのミツモモアユを鳥が食べ、川の上流へ種を持っていってくれるのデス!」

「だったら、普通に最初から自分の周りに実を落とせばいいんじゃない?」

「ミツモモの木は縦に高いことに加え、生命力が強いので、周りに草が生えないのデス!ですから、例え自分の子供だったとしても栄養を分け与えられず自滅してしまうということなのデス。」

 僕らはいつものように興奮して喋るウェイザーの雑学に付き合った。

作者メッセージ

よすよす〜おひさっ
最近日常回多い気がするのは気の所為ではないよ!
(とある、バトルファンタジーの小説にハマってるんやもんな)
うぐっふ
それで、ちょっとグルメに詳しくなりました
(主に肉料理やけど…。)
肉は美味しいからいいの!
さて、今回紹介するのは…!
 『ミツモモアユ』

【種族名】 ミツモモアユ
【分類】   条鰭綱 鱗果目 アユ属
【危険度】 E(衣類の水日だしに注意)
【生態】
川の上流に生息する、桃色の鱗を持つ美しい淡水魚。
川沿いに自生する「蜜桃の木」と密接な共生関係にある。

食性   : 熟して川に落ちた「蜜桃」の果肉と川の底に稀に生えている「蜜星苔」を主食とする。
      そのため、身には常に桃のような甘い香りが漂っており、焼くとより甘さが増す。
      「ミツモモの木」の樹液をかけると甘じょっぱくなり、美味しい。
共生関係 : 蜜桃の種は非常に硬く重いが、蜜桃鮎が果肉と一緒に飲み込むことで、
      胃酸で殻が適度に柔らかくなる。
種子の運搬: 蜜桃鮎を捕食した鳥が上流へ飛び、排泄物とともに種を落とすことで、
      蜜桃の木は「親株の届かない上流」へと勢力を広げることができる。

ぴあのちゃんの休符

蜜桃鮎の甘き環について  記録者:銀の匙研究団 研究員の日記

[観察の動機]
 川辺に腰を下ろすと、ふわりと場にそぐわない甘い香りが鼻をくすぐる。密桃の香だ。しかし周囲に果実の姿はない。水面を覗けば、そこに躍るのは桃色の鱗を持つ魚たち──「蜜桃鮎」である。彼らがなぜこれほどまでに甘く、そしてなぜこれほどまでに食欲を唆るような生を謳歌するのか。その残酷で美しい循環を、私はこの羊皮紙に留めたい。

幼生(幼魚期)
  上流の岩陰で孵る彼らは、生まれた瞬間から甘味を求めている。まだ密桃の味を知らぬ彼らは、川底の苔を食す。この頃の彼らに、あの甘美な面影はなく、銀色である。この時期ではまだ、ミツモモアユか判断が難しい。彼らはただひたすらに、いつか出会うはずの「未知の甘味」を夢見て、上を目指す孤高の戦士である。

若生(若魚期)
 ついにこの時が来る。川面に落ちた「蜜桃」を一口齧った瞬間、彼らの体には革命が起きる。灰色だった鱗は蜜桃を食べるごとに艶やかな桃色へと変色し、その身は果実の芳香を纏う。彼らにとって、蜜桃を食べることは食事ではない。「変身」なのだ。甘味に酔いしれ、水面を跳ね回る彼らの姿は、ようやく己の完成を見た喜びのダンスのようである。

成生(成魚期)と終生(飛翔期)
 彼らは蜜桃の実が旬を迎えたと共に、繁殖期になる。彼らは蜜桃の木があるであろう上流を目指して泳いでいく。少し段差があったとしても飛び越えることは、実験で証明済みだ。たくさんの蜜桃が流れるところに巣をつくる。体の大きく、香りが強いオスの個体が縄張り争いに勝ちやすいのである。そんなオスの近くに沢山のメスが集まり、産卵をしていく。また新しい生命が作られるのだ。
 ただ、段差を乗り越える時に鳥に食べられてしまうのが可哀想で仕方がない。私がそれを抑えられたらと思うのだが、自然の掟を破ってはいけない。

2026/03/02 21:00

ぴあのちゃん
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