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言葉の暴力や直接の暴力などでグロい表現がでてくるかもなの。それでも耐えれるよ〜って方だけ前にお進みください!具合が悪くなったらそこで試合終了!本を閉じて、深呼吸!←これ大事だから、絶対に忘れないでくださいね!
僕らが森に入ってから数日たった。もちろん初めは、木の上で寝たり、汚くて狭い洞穴の中で寝るのにはみんな躊躇していたけれど、それも慣れてきた。
でも、僕たちはずっと変に思っていることがある、僕が塔にいたときも、地下道で生活していたときも聞こえていた、
「うぎゃらきええええぇえぇぇい!!!!」
という叫び声だ。どう考えても、[漢字]敵対魔物[/漢字][ふりがな]ディス[/ふりがな]のものでもないし、[漢字]敵対魔物[/漢字][ふりがな]ディス[/ふりがな]に追われている[漢字]友好魔物[/漢字][ふりがな]ルミ[/ふりがな]でもない。[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]に近い鳴き声(?)だけれど、こんなに危険な森の中に一人で入るような馬鹿は、僕達のような理由がなければいないはずだ。ほぼ毎日聞こえるこの声はなにかに怯えているような感じもする。
「ッチ、またかよ。この声、段々とこっちに来てね?てか、[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]人[/ふりがな]だったら、なんでこんなとこにいるんだよ…。起きちまったじゃんか。」
イロホロが上半身を起こした。星を見ていた僕と目が合う。
「お前もこの声で起きたのか?」
「ううん、ちがうよ。なんだか、眠れなくて。それに、ここは星が綺麗だから。街の明かりが届かない場所だから特にね。」
僕は星を見上げて答える。
「おれも、こっから動きたくないなぁ。だって、[漢字]友好魔物[/漢字][ふりがな]ルミ[/ふりがな]しかこの辺いないし、こんな登りやすい広い木があるからね。明日には出発かなってウェイザーが言ってた。体力も戻ってきたしー。」
数秒の沈黙が訪れる。慌てたようにイロホロがこちらを向いて手をアワアワ振り回す。
「あ、ち、違うぜ?ここっていい場所だから、秘密基地にうってつけだなぁって。ウォミルの力を解決したくないって意味じゃ、おれってば、馬鹿だから、えっと、えと、ごめん。」
僕はそんな事イロホロが口にするまで思っていなかったから、思わず吹き出してしまった。
「なにそれ。そんなこと思ってないよ。確かに、僕の力は[太字][明朝体]『呪いの力』[/明朝体][/太字]とか言われてるけど、僕が暴走したのも一回だけだよ。それに、今は力を我慢してないし、道具もあるし、なにより、きみたちがいるじゃないか」
僕がイロホロと向き直って言うと、彼はもぞもぞと[漢字]胡座[/漢字][ふりがな]あぐら[/ふりがな]をかいて、前かがみになり、優しく笑った。
「なんか、変わったよな。ほんの少し前までは、弱虫で、泣き虫で、お兄ちゃんとかおれの後をついてくるような感じでさ。ま、焦りやすくて、思ったこと、すぅぐ口に出すのは変わってないけど?おれ、なんか安心した。」
「え?僕ってそんなに頼りなかった?」
僕は少し心外で、素っ頓狂に訪ねた。
「ああ、全然頼れなかった。でも、今は…、なんかちょっとだけなら任せられそう。」
「ちょっとだけか〜〜…。」
僕が残念そうに上を見上げると、イロホロは寝転んだ。
「いいだろ、全然頼りないよりは。明日もあるし、寝よ。
おばさんも、おじさんも、ロディさんとパティも、きっと同じ空見てるよ。」
僕はみんなの顔を思い浮かべながら、イロホロの隣に寝転んで、星たちの話を耳にしながら、また眠りについた。
[大文字][大文字][中央寄せ][明朝体]♪✧♫✧♪[/明朝体][/中央寄せ][/大文字][/大文字]
いつも起きるのが早いジュリーとウェイザーに今日も起こされた。
「早く起きないと、一週間、厳しい力の修行だからね!!」
真上でジュリーの怒号が聞こえる…。
あと少し…、まだ暗いし
「よくな〜〜い!!!!」
――ゴンッ
隣で鈍い音がした。僕はすぐさま起き上がる。眼の前には、弓を持ち上げたジュリーと、頭の大きなたんこぶを抱えて転げ回っているイロホロ、そして、呆れた目、もしくは哀れな目をしてそれを見下ろしているウェイザーがいた。
「うっわぁ……。ジュリー、今日も派手にやったね……。」
僕は少し、いや、とても引き気味に口を開く。
「昨日よりは手加減したよ。だって昨日は一時間もコイツが休まなきゃいけなかったから。まだ、ウォミルはやってない理由わかる?」
僕がわからないと答えようとすると、ジュリーが食い気味に声を被せる。
「ウォミルは回復したてで、手加減しても動けなくなりそうだからだよ!あと、もともと体力もそんなにないからね。コイツにアンタの分も上乗せされてるんだよ!痛そうな姿させ無くないんだったら、早く起きろ!!」
はい。
僕は消え入りそうな声で答えた。
[大文字][大文字][中央寄せ][明朝体]♪✧♫✧♪[/明朝体][/中央寄せ][/大文字][/大文字]
僕らが、仮拠点を去って数時間がたった頃、朝から曇っていた天気は、怪しくなり始めた。
「なんか、雨降りそうじゃね?風も強いし、鳥たちも結構な数が飛んでる。」
イロホロが頭を擦りながら、上を向く。たんこぶはもう見えないけれど、痛みは残っているみたいだ。
「そうですネ。引き返して、あの洞窟に行きましょうカ。」
先程通り過ぎた、少し大きな洞窟へ僕らは歩いていった。
僕らがつくと、雨が降り出した。結構強くて、浴びたら痛そうだ。
「丁度降ってきたね〜。タイミング良すぎ。」
僕らが雨が止むのを待ちながら、昨日集めておいた木の実を整理していると、[明朝体]べじょ〜ぉ、べぢょぉ、ぐじぉ〜ぉお[/明朝体]と音がする。
「誰?変な腹の空かせ方してるの。」
イロホロが、あぐらで上を仰いで唸る。
「僕じゃないよ?ジュリー?」
僕は洞窟の入口付近にいるジュリーへ目を向ける。
「うちも違うよ。だってお腹へってないもん。じゃあ、ウェイザー?」
ジュリーは外の天気から目を逸らして、火(ウェイザーの小規模雷で起こした)で温まっている、ウェイザーを見下ろす。
「ぼくでもありまセン。照れ隠しで、イロホロさんが誰かに押し付けようとしているのではありませんカ?」
火を見つめたまま答えるウェイザー。僕らの視線がイロホロに向かう。
「ッㇵ!?お、おれな訳ねぇだろ!!」
驚きを隠せずに目を見開いて、真っ赤なイロホロが立ち上がる。その間抜けな声が洞窟に響く。
「本当かどうかは怪しいですネ。」
いつものようにウェイザーがイロホロの方をチラリとも見ずに答える。それに怒ったのか、いつものように殴りかかろうとするイロホロが僕の方向をみて指を指す。
「ち、ちょ!後ろ!後ろ!おい!ウォミル!」
その指の先を見ると⋯⋯⋯!!!
――僕らは信じられないものを見た。
でも、僕たちはずっと変に思っていることがある、僕が塔にいたときも、地下道で生活していたときも聞こえていた、
「うぎゃらきええええぇえぇぇい!!!!」
という叫び声だ。どう考えても、[漢字]敵対魔物[/漢字][ふりがな]ディス[/ふりがな]のものでもないし、[漢字]敵対魔物[/漢字][ふりがな]ディス[/ふりがな]に追われている[漢字]友好魔物[/漢字][ふりがな]ルミ[/ふりがな]でもない。[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]フェアル[/ふりがな]に近い鳴き声(?)だけれど、こんなに危険な森の中に一人で入るような馬鹿は、僕達のような理由がなければいないはずだ。ほぼ毎日聞こえるこの声はなにかに怯えているような感じもする。
「ッチ、またかよ。この声、段々とこっちに来てね?てか、[漢字]妖精[/漢字][ふりがな]人[/ふりがな]だったら、なんでこんなとこにいるんだよ…。起きちまったじゃんか。」
イロホロが上半身を起こした。星を見ていた僕と目が合う。
「お前もこの声で起きたのか?」
「ううん、ちがうよ。なんだか、眠れなくて。それに、ここは星が綺麗だから。街の明かりが届かない場所だから特にね。」
僕は星を見上げて答える。
「おれも、こっから動きたくないなぁ。だって、[漢字]友好魔物[/漢字][ふりがな]ルミ[/ふりがな]しかこの辺いないし、こんな登りやすい広い木があるからね。明日には出発かなってウェイザーが言ってた。体力も戻ってきたしー。」
数秒の沈黙が訪れる。慌てたようにイロホロがこちらを向いて手をアワアワ振り回す。
「あ、ち、違うぜ?ここっていい場所だから、秘密基地にうってつけだなぁって。ウォミルの力を解決したくないって意味じゃ、おれってば、馬鹿だから、えっと、えと、ごめん。」
僕はそんな事イロホロが口にするまで思っていなかったから、思わず吹き出してしまった。
「なにそれ。そんなこと思ってないよ。確かに、僕の力は[太字][明朝体]『呪いの力』[/明朝体][/太字]とか言われてるけど、僕が暴走したのも一回だけだよ。それに、今は力を我慢してないし、道具もあるし、なにより、きみたちがいるじゃないか」
僕がイロホロと向き直って言うと、彼はもぞもぞと[漢字]胡座[/漢字][ふりがな]あぐら[/ふりがな]をかいて、前かがみになり、優しく笑った。
「なんか、変わったよな。ほんの少し前までは、弱虫で、泣き虫で、お兄ちゃんとかおれの後をついてくるような感じでさ。ま、焦りやすくて、思ったこと、すぅぐ口に出すのは変わってないけど?おれ、なんか安心した。」
「え?僕ってそんなに頼りなかった?」
僕は少し心外で、素っ頓狂に訪ねた。
「ああ、全然頼れなかった。でも、今は…、なんかちょっとだけなら任せられそう。」
「ちょっとだけか〜〜…。」
僕が残念そうに上を見上げると、イロホロは寝転んだ。
「いいだろ、全然頼りないよりは。明日もあるし、寝よ。
おばさんも、おじさんも、ロディさんとパティも、きっと同じ空見てるよ。」
僕はみんなの顔を思い浮かべながら、イロホロの隣に寝転んで、星たちの話を耳にしながら、また眠りについた。
[大文字][大文字][中央寄せ][明朝体]♪✧♫✧♪[/明朝体][/中央寄せ][/大文字][/大文字]
いつも起きるのが早いジュリーとウェイザーに今日も起こされた。
「早く起きないと、一週間、厳しい力の修行だからね!!」
真上でジュリーの怒号が聞こえる…。
あと少し…、まだ暗いし
「よくな〜〜い!!!!」
――ゴンッ
隣で鈍い音がした。僕はすぐさま起き上がる。眼の前には、弓を持ち上げたジュリーと、頭の大きなたんこぶを抱えて転げ回っているイロホロ、そして、呆れた目、もしくは哀れな目をしてそれを見下ろしているウェイザーがいた。
「うっわぁ……。ジュリー、今日も派手にやったね……。」
僕は少し、いや、とても引き気味に口を開く。
「昨日よりは手加減したよ。だって昨日は一時間もコイツが休まなきゃいけなかったから。まだ、ウォミルはやってない理由わかる?」
僕がわからないと答えようとすると、ジュリーが食い気味に声を被せる。
「ウォミルは回復したてで、手加減しても動けなくなりそうだからだよ!あと、もともと体力もそんなにないからね。コイツにアンタの分も上乗せされてるんだよ!痛そうな姿させ無くないんだったら、早く起きろ!!」
はい。
僕は消え入りそうな声で答えた。
[大文字][大文字][中央寄せ][明朝体]♪✧♫✧♪[/明朝体][/中央寄せ][/大文字][/大文字]
僕らが、仮拠点を去って数時間がたった頃、朝から曇っていた天気は、怪しくなり始めた。
「なんか、雨降りそうじゃね?風も強いし、鳥たちも結構な数が飛んでる。」
イロホロが頭を擦りながら、上を向く。たんこぶはもう見えないけれど、痛みは残っているみたいだ。
「そうですネ。引き返して、あの洞窟に行きましょうカ。」
先程通り過ぎた、少し大きな洞窟へ僕らは歩いていった。
僕らがつくと、雨が降り出した。結構強くて、浴びたら痛そうだ。
「丁度降ってきたね〜。タイミング良すぎ。」
僕らが雨が止むのを待ちながら、昨日集めておいた木の実を整理していると、[明朝体]べじょ〜ぉ、べぢょぉ、ぐじぉ〜ぉお[/明朝体]と音がする。
「誰?変な腹の空かせ方してるの。」
イロホロが、あぐらで上を仰いで唸る。
「僕じゃないよ?ジュリー?」
僕は洞窟の入口付近にいるジュリーへ目を向ける。
「うちも違うよ。だってお腹へってないもん。じゃあ、ウェイザー?」
ジュリーは外の天気から目を逸らして、火(ウェイザーの小規模雷で起こした)で温まっている、ウェイザーを見下ろす。
「ぼくでもありまセン。照れ隠しで、イロホロさんが誰かに押し付けようとしているのではありませんカ?」
火を見つめたまま答えるウェイザー。僕らの視線がイロホロに向かう。
「ッㇵ!?お、おれな訳ねぇだろ!!」
驚きを隠せずに目を見開いて、真っ赤なイロホロが立ち上がる。その間抜けな声が洞窟に響く。
「本当かどうかは怪しいですネ。」
いつものようにウェイザーがイロホロの方をチラリとも見ずに答える。それに怒ったのか、いつものように殴りかかろうとするイロホロが僕の方向をみて指を指す。
「ち、ちょ!後ろ!後ろ!おい!ウォミル!」
その指の先を見ると⋯⋯⋯!!!
――僕らは信じられないものを見た。