4月になって、1週間と少し。美術部の年度初活動日。数人、見学生がいる。
あとは、いつもの21人。会話は特にない。
顧問の浦川先生は、見学生徒とおしゃべりして、奥に引っ込んでしまった。
部員たちはそんなことお構い無しでせっせと準備を進めている。同じクラスの橋本さんも、絵の具と画板をセットしている。
自分も色鉛筆を握る。
さらさら、ぴちゃぴちゃ、ぺらぺら。
紙と画材の音が静かに響く。
見学生は、みんなすぐ飽きて帰ってしまう。15分も経てばどうせいなくなるだろう。
隅の机に腰掛けている初々しい感じの1年。もう既に2人くらい帰っている気がする。
自分の画用紙をじっと眺める。トマトスパゲティのピーマンのつやを描くのに苦戦している。
絵の具なら、たっぷりの水と白い絵の具を混ぜてやればすぐできるが、色鉛筆だとそうもいかない。
小1時間半ほど経っただろうか。
3年の峰岸さんが帰る。いつものこと。
2-Bの津田沼さんが帰る。
部活の終了時刻。もう4人くらいしか残ってない。
__あ。
見学生が、いた。隅の机に、所在なさげに座っている。スカートのヨレにも気づかず。
浦川先生も驚いてる。「あっ、」って言ってるつもりなのか、口パクで声になってないけど。
なぜ?
単純に、不思議だ。
よくあの沈黙の2時間を座って過ごせたなあ。
なんか、もう同じすぎて飽きることすらしなくなった美術部。
_なんか、変わりそう。
あとは、いつもの21人。会話は特にない。
顧問の浦川先生は、見学生徒とおしゃべりして、奥に引っ込んでしまった。
部員たちはそんなことお構い無しでせっせと準備を進めている。同じクラスの橋本さんも、絵の具と画板をセットしている。
自分も色鉛筆を握る。
さらさら、ぴちゃぴちゃ、ぺらぺら。
紙と画材の音が静かに響く。
見学生は、みんなすぐ飽きて帰ってしまう。15分も経てばどうせいなくなるだろう。
隅の机に腰掛けている初々しい感じの1年。もう既に2人くらい帰っている気がする。
自分の画用紙をじっと眺める。トマトスパゲティのピーマンのつやを描くのに苦戦している。
絵の具なら、たっぷりの水と白い絵の具を混ぜてやればすぐできるが、色鉛筆だとそうもいかない。
小1時間半ほど経っただろうか。
3年の峰岸さんが帰る。いつものこと。
2-Bの津田沼さんが帰る。
部活の終了時刻。もう4人くらいしか残ってない。
__あ。
見学生が、いた。隅の机に、所在なさげに座っている。スカートのヨレにも気づかず。
浦川先生も驚いてる。「あっ、」って言ってるつもりなのか、口パクで声になってないけど。
なぜ?
単純に、不思議だ。
よくあの沈黙の2時間を座って過ごせたなあ。
なんか、もう同じすぎて飽きることすらしなくなった美術部。
_なんか、変わりそう。