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群青空の下で

#2

変わること、変わらないこと - 悟

4月になって、1週間と少し。美術部の年度初活動日。数人、見学生がいる。

あとは、いつもの21人。会話は特にない。

顧問の浦川先生は、見学生徒とおしゃべりして、奥に引っ込んでしまった。

部員たちはそんなことお構い無しでせっせと準備を進めている。同じクラスの橋本さんも、絵の具と画板をセットしている。

自分も色鉛筆を握る。

さらさら、ぴちゃぴちゃ、ぺらぺら。

紙と画材の音が静かに響く。

見学生は、みんなすぐ飽きて帰ってしまう。15分も経てばどうせいなくなるだろう。

隅の机に腰掛けている初々しい感じの1年。もう既に2人くらい帰っている気がする。

自分の画用紙をじっと眺める。トマトスパゲティのピーマンのつやを描くのに苦戦している。

絵の具なら、たっぷりの水と白い絵の具を混ぜてやればすぐできるが、色鉛筆だとそうもいかない。

小1時間半ほど経っただろうか。

3年の峰岸さんが帰る。いつものこと。

2-Bの津田沼さんが帰る。

部活の終了時刻。もう4人くらいしか残ってない。

__あ。

見学生が、いた。隅の机に、所在なさげに座っている。スカートのヨレにも気づかず。

浦川先生も驚いてる。「あっ、」って言ってるつもりなのか、口パクで声になってないけど。


なぜ?


単純に、不思議だ。

よくあの沈黙の2時間を座って過ごせたなあ。

なんか、もう同じすぎて飽きることすらしなくなった美術部。








_なんか、変わりそう。

作者メッセージ

こんばんわ!あめです!

今回は 宮下 悟 くんのお話です!

美術部でのお話です...!

明日いくつか出すかも...!

2026/01/26 19:23

あめ
ID:≫ 10a8Rho2sBdDU
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