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年下男子が甘すぎる!

#8

8♡

「[小文字]好き…[/小文字]」

その言葉は届かなかった。

「あっ…」

視線の先を見ると、ブラウスが透けていた。

「これ、着てください」

差し出されたのは恭弥の体育着。

上から被ると、甘い香りに包まれる。

「一緒に帰りましょう」

優しすぎて胸が痛かった。


教室から荷物を取って外に出ると、

突然雨が降ってきた。

恭弥は折り畳み傘を差し出してくれた。

狭くて自然と距離が近づく。

整った顔立ちは学校1のイケメン。

彼は私を好きになってくれた。

私も好きって伝えたら、付き合うのかな。

まじまじと見つめていたから、目が合った。

私よりも学校の近くに住む彼は、

静かに傘を渡して電車を降りた。

濡れたら冷えて風邪を引かないかな。


『熱で休みます』

翌日の朝、メッセージが届いた。

心配なので放課後はお見舞いに行く。

住所を教えてもらい辿り着いたのは、

広くて綺麗な豪邸だった。

インターホンを鳴らして玄関の扉が開くと、

「わっ」

恭弥が倒れ込んできた。

脱力しているから密着している。

「一旦中入ろ」

熱い体を支えながら歩く。

ベッドに寝かせると、買ってきた物を出した。

「来てごめん。これ飲んで。
あと昨日の体育着と傘、ありがとう」

「大丈夫、嬉しい」

白黒の片付いた部屋。

無防備な姿にドキドキする。

「ありがと、鈴音」

その時、腕を掴まれ引きずり込まれた。

お互いの心臓の音が聞こえる。

「ずるい…」

ぎゅっと抱き締められた。

しばらくすると寝息が聞こえたので、

そっと抜け出す。

これからも色々な姿を見ていきたい。

[小文字]「好き…」[/小文字]

作者メッセージ

『年下男子が甘すぎる』
閲覧数100突破ありがとうございます。

2026/02/22 15:40

結莉
ID:≫ 04kYm4qUdkyPQ
コメント

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