「まなみん、やばい転校生がいる」
親友の紗良が教室に飛び込んで来た。
「え?あぁ〜」
やけに騒がしいと思ったら。
生徒会だから事前に知ってたけど。
「とにかく見に行こ」
「えぇ…」
連れられて廊下に出ると、
女子達の黄色い悲鳴が上がる。
「キャー!!」
「かっこいいー!!」
周りには目もくれず、真ん中を堂々と歩く姿。
高身長で一般的なイケメン。
ただ制服を着崩して、不良という感じ。
生徒会長として、見逃してはならない。
「ちょっと、転校生」
通り過ぎた背中に声をかける。
「生徒会長の、白石愛美です」
彼は振り向いて、じーっと見つめた。
「生徒会長か…いいね」
「俺は一条蓮、よろしく」
そして余裕の笑みを浮かべる。
「その制服、校則違反です!」
厳しい口調で注意したけど。
「意外と小さいな…面白そう」
いきなり頭をポンポンしてくる。
「人の話を聞いてください!」
身を引くと、更に顔を近づけてきた。
「ねぇ、恋って校則違反?」
唐突な台詞に困惑する。
「は?別に書いては…」
「じゃあ、俺が君を惚れさせる」
思考回路が停止した。
「はぁ〜!?」
つい大声が出てしまう。
「また後でね」
そう言い残して去っていった。
呆然と立ち尽くしていたが、視線が痛い。
トイレに逃げながら考えた。
"惚れさせる"って、どういうこと〜!?
数日後の放課後。
生徒会室で一人、黙々と作業していた。
最近は忙しくて、疲労が溜まっている。
「会長」
その時、一条蓮が入ってきた。
「な、何の用?」
この前の台詞が蘇る。
「仕事が大変そうだから、手伝おうかな〜って」
「結構ですぅ!」
生徒会長として、頼ることはできない。
「一人で抱えるなよ」
これも惚れさせるため?
「じゃあ…」
渋々仕事を頼むと、真剣に作業を始めた。
「寝てれば?」
机に突っ伏すと、すぐに睡魔が来た。
その時、体が甘い香りで包まれた。
彼のジャケットを掛けられたんだ。
妙にドキドキして眠れない。
気配を感じて、少し目を開けた。
そこには整った顔があった。
あまりの近さに、身を引くのを堪える。
「[小文字]ねぇ…俺は本気で、君に一目惚れしたんだよ[/小文字]」
囁かれて、心臓の音がうるさくなる。
仮に惚れたら、どうなるんだろう。
私はこの人のことが、気になってしかたない。
でも惚れたらダメ。
親友の紗良が教室に飛び込んで来た。
「え?あぁ〜」
やけに騒がしいと思ったら。
生徒会だから事前に知ってたけど。
「とにかく見に行こ」
「えぇ…」
連れられて廊下に出ると、
女子達の黄色い悲鳴が上がる。
「キャー!!」
「かっこいいー!!」
周りには目もくれず、真ん中を堂々と歩く姿。
高身長で一般的なイケメン。
ただ制服を着崩して、不良という感じ。
生徒会長として、見逃してはならない。
「ちょっと、転校生」
通り過ぎた背中に声をかける。
「生徒会長の、白石愛美です」
彼は振り向いて、じーっと見つめた。
「生徒会長か…いいね」
「俺は一条蓮、よろしく」
そして余裕の笑みを浮かべる。
「その制服、校則違反です!」
厳しい口調で注意したけど。
「意外と小さいな…面白そう」
いきなり頭をポンポンしてくる。
「人の話を聞いてください!」
身を引くと、更に顔を近づけてきた。
「ねぇ、恋って校則違反?」
唐突な台詞に困惑する。
「は?別に書いては…」
「じゃあ、俺が君を惚れさせる」
思考回路が停止した。
「はぁ〜!?」
つい大声が出てしまう。
「また後でね」
そう言い残して去っていった。
呆然と立ち尽くしていたが、視線が痛い。
トイレに逃げながら考えた。
"惚れさせる"って、どういうこと〜!?
数日後の放課後。
生徒会室で一人、黙々と作業していた。
最近は忙しくて、疲労が溜まっている。
「会長」
その時、一条蓮が入ってきた。
「な、何の用?」
この前の台詞が蘇る。
「仕事が大変そうだから、手伝おうかな〜って」
「結構ですぅ!」
生徒会長として、頼ることはできない。
「一人で抱えるなよ」
これも惚れさせるため?
「じゃあ…」
渋々仕事を頼むと、真剣に作業を始めた。
「寝てれば?」
机に突っ伏すと、すぐに睡魔が来た。
その時、体が甘い香りで包まれた。
彼のジャケットを掛けられたんだ。
妙にドキドキして眠れない。
気配を感じて、少し目を開けた。
そこには整った顔があった。
あまりの近さに、身を引くのを堪える。
「[小文字]ねぇ…俺は本気で、君に一目惚れしたんだよ[/小文字]」
囁かれて、心臓の音がうるさくなる。
仮に惚れたら、どうなるんだろう。
私はこの人のことが、気になってしかたない。
でも惚れたらダメ。