「ここだ」
そこには若者に人気のケーキ屋があった。
密かに来たかった。
「どれがいい?」
ショーウィンドウに並ぶケーキ達。
「チョコ…いや、ショートケーキ」
「奢るんで、好きなのでいいですよ?」
「え?悪いよ」
「デートに誘ったのは俺なんで」
お言葉に甘えるしかない。
結局ショートケーキを注文した。
「ん〜美味しい」
[小文字](口にクリーム付いてる)[/小文字]
彼は突然、身を乗り出してきた。
親指が口の横に触れた。
「クリーム付いてましたよ」
「えっ?恥ずかし…」
そういえば、彼のケーキが減っていない。
「食べないの?」
「あぁ甘いの苦手で」
「どうして頼んだの?」
「鈴音さんに、2個あげたくて」
そう言って、スプーンに一口分を取る。
「はい、あーん」
「えっ?」
これって間接キスでは!?
流されるまま、食べてしまった。
「ん、美味しいっ」
ケーキも彼も甘い。心が溶かされていく。
「次は猫カフェ」
そこにはモフモフな猫が沢山いる。
「可愛い〜」
膝の上に載せて撫でた。
「なんでケーキ屋とか猫カフェに
連れて来てくれたの?」
「図書室で質問しましたよね」
デートしようと言われた日。
「恭弥くんって、本気なの…?」
聞きたい気持ちが溢れてしまった。
「俺はずっと、鈴音さんが好きです」
真剣に言われて、心臓が跳ねる。
「鈴音さんは俺のこと、どう思ってますか?」
私の本音。
ドキドキしてるけど、"好き"とはいえない…
「き、気になってる…」
「本当っすか!?覚悟しておいてくださいね」
悪戯な笑顔。
最近は前よりもドキっとすることが多い。
「今日はありがと」
最寄り駅の前。
「家まで送りますよ」
「いいの?」
夕焼けの道を二人で歩く。
「またデートしましょ」
「う、うん」
ぽつぽつ話していると、家に着いた。
「こちらこそ、ありがとうございました」
「じゃあ、ね」
後ろを向いて歩き出した時。
「鈴音さん」
手首を掴まれ、引き寄せられた。
「ずっと、このままがいい」
「ちょっと…」
周りがやけに静かに感じる。
「すいません…じゃ!」
言い残すと走り去っていった。
なんであんなこと言ったんだろう。
掴まれたぬくもりを思い出す。
心の中で、何かが変わった気がする。
そこには若者に人気のケーキ屋があった。
密かに来たかった。
「どれがいい?」
ショーウィンドウに並ぶケーキ達。
「チョコ…いや、ショートケーキ」
「奢るんで、好きなのでいいですよ?」
「え?悪いよ」
「デートに誘ったのは俺なんで」
お言葉に甘えるしかない。
結局ショートケーキを注文した。
「ん〜美味しい」
[小文字](口にクリーム付いてる)[/小文字]
彼は突然、身を乗り出してきた。
親指が口の横に触れた。
「クリーム付いてましたよ」
「えっ?恥ずかし…」
そういえば、彼のケーキが減っていない。
「食べないの?」
「あぁ甘いの苦手で」
「どうして頼んだの?」
「鈴音さんに、2個あげたくて」
そう言って、スプーンに一口分を取る。
「はい、あーん」
「えっ?」
これって間接キスでは!?
流されるまま、食べてしまった。
「ん、美味しいっ」
ケーキも彼も甘い。心が溶かされていく。
「次は猫カフェ」
そこにはモフモフな猫が沢山いる。
「可愛い〜」
膝の上に載せて撫でた。
「なんでケーキ屋とか猫カフェに
連れて来てくれたの?」
「図書室で質問しましたよね」
デートしようと言われた日。
「恭弥くんって、本気なの…?」
聞きたい気持ちが溢れてしまった。
「俺はずっと、鈴音さんが好きです」
真剣に言われて、心臓が跳ねる。
「鈴音さんは俺のこと、どう思ってますか?」
私の本音。
ドキドキしてるけど、"好き"とはいえない…
「き、気になってる…」
「本当っすか!?覚悟しておいてくださいね」
悪戯な笑顔。
最近は前よりもドキっとすることが多い。
「今日はありがと」
最寄り駅の前。
「家まで送りますよ」
「いいの?」
夕焼けの道を二人で歩く。
「またデートしましょ」
「う、うん」
ぽつぽつ話していると、家に着いた。
「こちらこそ、ありがとうございました」
「じゃあ、ね」
後ろを向いて歩き出した時。
「鈴音さん」
手首を掴まれ、引き寄せられた。
「ずっと、このままがいい」
「ちょっと…」
周りがやけに静かに感じる。
「すいません…じゃ!」
言い残すと走り去っていった。
なんであんなこと言ったんだろう。
掴まれたぬくもりを思い出す。
心の中で、何かが変わった気がする。