文字サイズ変更

年下男子が甘すぎる!

#5

5♡

「ここだ」

そこには若者に人気のケーキ屋があった。

密かに来たかった。

「どれがいい?」

ショーウィンドウに並ぶケーキ達。

「チョコ…いや、ショートケーキ」

「奢るんで、好きなのでいいですよ?」

「え?悪いよ」

「デートに誘ったのは俺なんで」

お言葉に甘えるしかない。

結局ショートケーキを注文した。

「ん〜美味しい」

[小文字](口にクリーム付いてる)[/小文字]

彼は突然、身を乗り出してきた。

親指が口の横に触れた。

「クリーム付いてましたよ」

「えっ?恥ずかし…」

そういえば、彼のケーキが減っていない。

「食べないの?」

「あぁ甘いの苦手で」

「どうして頼んだの?」

「鈴音さんに、2個あげたくて」

そう言って、スプーンに一口分を取る。

「はい、あーん」

「えっ?」

これって間接キスでは!?

流されるまま、食べてしまった。

「ん、美味しいっ」

ケーキも彼も甘い。心が溶かされていく。


「次は猫カフェ」

そこにはモフモフな猫が沢山いる。

「可愛い〜」

膝の上に載せて撫でた。

「なんでケーキ屋とか猫カフェに
連れて来てくれたの?」

「図書室で質問しましたよね」

デートしようと言われた日。

「恭弥くんって、本気なの…?」

聞きたい気持ちが溢れてしまった。

「俺はずっと、鈴音さんが好きです」

真剣に言われて、心臓が跳ねる。

「鈴音さんは俺のこと、どう思ってますか?」

私の本音。

ドキドキしてるけど、"好き"とはいえない…

「き、気になってる…」

「本当っすか!?覚悟しておいてくださいね」

悪戯な笑顔。

最近は前よりもドキっとすることが多い。


「今日はありがと」

最寄り駅の前。

「家まで送りますよ」

「いいの?」

夕焼けの道を二人で歩く。

「またデートしましょ」

「う、うん」

ぽつぽつ話していると、家に着いた。

「こちらこそ、ありがとうございました」

「じゃあ、ね」

後ろを向いて歩き出した時。

「鈴音さん」

手首を掴まれ、引き寄せられた。

「ずっと、このままがいい」

「ちょっと…」

周りがやけに静かに感じる。

「すいません…じゃ!」

言い残すと走り去っていった。

なんであんなこと言ったんだろう。

掴まれたぬくもりを思い出す。

心の中で、何かが変わった気がする。

作者メッセージ

リクエストで更新しました。
まだまだ続きそうです。

2026/01/30 18:08

結莉
ID:≫ 04kYm4qUdkyPQ
コメント

この小説につけられたタグ

恋愛青春年下男子

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は結莉さんに帰属します

TOP