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初恋電車

#3

3,関係と贈物

翌日の電車で蒼真に会った。勇気を振り絞って彼女がいるか聞かなくては。
「あのさ、蒼真くんって彼女いる?」「え?」
意味不明という顔だ。でも前は逆だった。
「いないよ?」「良かった…」
つい声が漏れてしまう。
「急に何で?」「いや、その…」
"昨日2人で歩いているところを見てしまい、彼女だと思った"と蒼真に伝える。
「それ、姉の真葵だよ」「そうなの?」
姉弟で美男美女だ。
「買い物に付き添ってもらったんだ」「仲良いね」
正直ほっとした。
「聞きたいんだけど、俺たちって友達?」「えっうーん、多分?」
急な質問に曖昧な返事をする。
「そっか、ありがと」「うん」
私たちの関係って何だろう。蒼真にとって私って何?意識してるのは私だけなのかな。
〜〜〜〜
数日後の電車で、またやらかした。
「今日は傘ある?」「あっ、忘れた」
送ってもらうのは申し訳ない。
「実はあの日、柚ちゃんへのプレゼントを買ったんだよ」「えっ?」
姉を彼女と勘違いしたときか。プレゼントって何?
「はい、折り畳み傘」「嘘、ありがとう」
白い花柄の傘だった。
「センスないから、姉に選んでもらった」「でも何で?」
蒼真が私にプレゼントをくれる理由はない。
「この前、傘を忘れたでしょ?バックに入れておく用に」「すごい」
蒼真は自分よりも人に気を遣える。
「早速今日使って」「大切にする」
傘を差すと天気は雨でも心が晴れた。蒼真と別れ歩き出すと、自然と口角が上がった。やっぱり私は蒼真のことが―
「好きだな…」

作者メッセージ

前編の続きです。
キュンキュンしていただけたら嬉しいです。
活動報告『結莉の部屋』も見てください。

2025/11/04 20:35

結莉
ID:≫ 04kYm4qUdkyPQ
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