私の名前は後藤優奈。
吹奏楽部でチューバ担当。
私には気になる人ができた。
そのきっかけは―
「優奈」
部活終わりの帰り道。
名前を呼んだのは、
トロンボーン担当の男子で
新部長になったばかりの中島歩夢だった。
「どうしたの?」
話しかけてくるなんて珍しい。
「今日めっちゃ上手かったよ」
「え?ありがとう」
「もっと自信持ちな」
その瞬間にハッとした。
私は褒められたことが少なかった。
小学校時代は悪口を吐かれたこともあった。
それが原因で今も自信がない。
でも彼は褒め、認めてくれた。
驚きと同時に、嬉しくて心が温まる。
そんなことができる彼を、最初は尊敬していた。
その日は長い休みになるため、
楽器を持ち帰ろうと思っていた。
ただチューバを持って階段を下りるには
少し重かった。
「優奈、運ぶよ」
「えっ大丈夫だよ〜」
「女子だから、頼って」
そう言って軽々持ち上げ、下りていった。
特別扱いにドキッとしている。
まだ恋をしたことがないから、
"好き"という感情かは分からない。
ただ気になる。
もっと話したい。仲良くなりたい。
吹奏楽部でチューバ担当。
私には気になる人ができた。
そのきっかけは―
「優奈」
部活終わりの帰り道。
名前を呼んだのは、
トロンボーン担当の男子で
新部長になったばかりの中島歩夢だった。
「どうしたの?」
話しかけてくるなんて珍しい。
「今日めっちゃ上手かったよ」
「え?ありがとう」
「もっと自信持ちな」
その瞬間にハッとした。
私は褒められたことが少なかった。
小学校時代は悪口を吐かれたこともあった。
それが原因で今も自信がない。
でも彼は褒め、認めてくれた。
驚きと同時に、嬉しくて心が温まる。
そんなことができる彼を、最初は尊敬していた。
その日は長い休みになるため、
楽器を持ち帰ろうと思っていた。
ただチューバを持って階段を下りるには
少し重かった。
「優奈、運ぶよ」
「えっ大丈夫だよ〜」
「女子だから、頼って」
そう言って軽々持ち上げ、下りていった。
特別扱いにドキッとしている。
まだ恋をしたことがないから、
"好き"という感情かは分からない。
ただ気になる。
もっと話したい。仲良くなりたい。