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恋愛短編集。

#10

彼女の推し。

鈴木佑side.

最近の俺の彼女、愛はなにかがおかしい。
ずっと携帯を見て、


「やっぱりかっこいい〜!」


と携帯を見つめながら四六時中そんなことを言っている。


「日本にもこんなかっこいいのがいればいいのにな〜…。」


『俺がいるじゃん。』


なんてこと言えるはずもなく…。


『何見てるの?』


と、携帯を見ようとしても、


『あ!ダメ!!』


と言って、すぐに隠してしまう。

なにか、俺に見られたくないかっこいい人でもいるのだろうか…。

俺は正直ショックだった。


**


俺が目を覚ますと、まだ横に愛はいた。

愛のことを見ていると、昨日の言葉を思い出した。


『日本にもこんなかっこいいのがいればいいのにな〜…。』


って…。俺は要らないの…?もしかして浮気…?

なんて、どんどんネガティブなことを考え始めていたとき、愛が俺に手を回してきた。
愛を見ると、まだ寝ている。


そんなわけないよな…。


俺は愛の方を向いて、愛のことを抱きしめながら二度寝をした。


**


次起きると、時刻は10:15。
愛はまだ隣にいた。が、また携帯を見ていた。


「愛…?」

「!?びっくりした…。」


普段こんなびっくりすることないのに…、まだ携帯であのかっこいいやつを見てるんだな。

俺はそう感じて、ついに聞くことにした。


「愛、最近何にかっこいいかっこいい言ってるの…?」

「あぁ…。」

「俺に見せられないものなの…?」

「佑が見たら、嫌がるかな〜っていうやつだから…。」


なんだよそれ、俺が見て嫌がるやつ…?


俺はもっと意味がわからなくなった。


「佑が見てもいいならいいけど…。」

「見せて」


そうして見せられたのは、外国にしかいない犬の写真だった。


俺はそれを見た瞬間、布団に潜った。


「あ、ちょっと佑?やっぱり嫌だよね、」


そう、俺は犬が苦手だ。見るのも、触るのも…。

それに、何を勘違いしていたのだろう、と恥ずかしさから布団に潜ってしまった。


「佑?ちょっと大丈夫?」

「よかった……。」

「え?」

「最近愛ずっとかっこいいかっこいい言ってるからさ、俺のこと嫌いになっちゃったのかなって不安に思ちゃってた…。」


俺は布団に潜った状態で本音を話した。


「ふふっwなにそれ、佑のこと嫌いになるわけないじゃんw」


**


それからというものの、俺は愛にベッタリになった。
自分でも溺愛してんなぁって感じる時がある。

でも、たまに怒られる。ドラマ見てる時とか…、


「愛〜…。」

「もういいから!離れてってw」

「あとちょっとだけ…、」

「もうわかったわかった、このままでいいよ」


寝てる時はもちろん…、


「また私抱きしめられながら寝るの?」

「嫌だった…?」

「嫌じゃないんだけどさ…、どうせなら今日は私が抱きしめてもいい…?」

「え?!何急に、可愛い…」

「もういいから…!」


まぁ、これでいいんだよね。

毎日が楽しくて幸せなら。

愛と一緒にいれるなら。

the end.

2025/04/29 06:41

mayu.418
ID:≫ 85OyLBeYTHE8E
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短編集恋愛結婚夫婦カップル

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