鈴木佑side.
最近佐藤先生の様子がおかしい。
高崎先生に悩みを相談したと言っていたが解決していないようだ。
俺に言えないということは恋愛やそこら辺だろう。
俺はなぜか悲しくなった。俺は密かに佐藤先生に恋をしているから。
でも最近、久保先生もおかしい。
だが、今の俺にはわかる。久保先生はきっと、佐藤先生が好きなのだと。
だからといって俺がすぐにこの気持ちを伝えられるとは言えない。
だって、佐藤先生は久保先生が好きかもしれないから。
もしも、その気持ちが少しでもあるとするのならば、俺がその気持ちの中に割り込んで、二人の関係を崩すわけにはいかない。
こんなの、逃げてるだけかもしれないが、俺の中では最大限の佐藤先生にできることだった。
「先生待ってください!明日持ってくるものってなんですか!」
「明日は〜いつものやつでいいよ〜!あ、ただ予習だけやってくるように書いとって!」
「は〜い!え、先生は〜……」
「……だよ〜!」
「………え〜!」
「なんの話〜!?」
「……だよ!」
「え、それは………じゃん!!」
「え〜?!……じゃないの?」
「………だよ〜!!」
「あはは〜!」
「高崎先生、人気だよね〜。」
俺が高崎先生と1−1生徒たちの会話を見ていると、急に後ろから佐藤先生の声がした。
「うわっ……。びっくりした…。」
俺が驚くことが面白かったのか、すごく笑っていた。
そのまま話そうと思ったが、後ろから1−3の生徒に話しかけられてしまったため、佐藤先生に先に行かれてしまった。
「いつもの。」
「はい、ありがとうございます!」
「……。」
俺は普段からこういうキャラだった。
自分で言うのもなんだが、まぁ、冷たいキャラではあった。
でもこれはあくまでもキャラだ。
普段はこんなんじゃない。俺が普段のイメージを隠してでも、キャラを作るのは理由がある。
普段のイメージのままでいると、生徒にとって変な教師になるかもしれないからだ。
俺の見た目のイメージからしてこっちのキャラの方が似合う、そう自分で感じているからだ。
本当は自分もこういうキャラではなく、普段のキャラの方が過ごしやすいし、接しやすい。それは自分でも思っている。
だが、逆に変なイメージを持たれる方が俺的にはすごく嫌だった。
だから、教員になってからずっとこのキャラでいるのだ。
でも、素の姿を知っている人がいないわけではない。
親以外に、この世界でたった一人だけ。俺の本当のイメージを知っている人がいる。
それこそが、佐藤先生だった。
佐藤先生には、なぜかわからないが、全てのことを伝えている気がする。
いつの間にか相談する時は毎回佐藤先生で。
俺の方は先輩なのに、なぜかいつも助けてもらっていて。
最近は佐藤先生が足を怪我しているということもあり、その恩返しができているが…。
なんとなく、佐藤先生よりも俺の方が助けてもらっていたな、と今思えばそう感じる。
ありがたいことにそれに関しては佐藤先生も「好きだから」そういう人に教えるのが好きという理由でやってくれているからいいが、これがもし嫌な人だったらと思うと、これは運命なのか、と数学の教師とすれば少しキモい考え方をしてしまう。
これが付き合っているならまだしも、付き合ってもいない、無関係のただの教員仲間なのだから。
そんなこと考えてはいけないことなんてわかっている。
だが、「好き」というこの気持ちは変えられなかった。
「鈴木先生〜?鈴木先生!」
「はい…?」
いつの間にか俺は廊下で立ったまま止まっていたようだ。
「大丈夫ですか?」
そう声をかけてくれたのは佐藤先生だった。
「あぁ…えっと…。」
俺がそう言葉に詰まっていると、
「無理やり話さないで。体調でも悪い?」
そう聞かれ俺は、
「いや、大丈夫。お前のほうこそ自分の体心配しろよ。」
そういって俺は歩いて行くと、
「そんなの言われすぎてもうわかってる!!」
そう叫ばれた。そんな佐藤先生に俺はふふっと笑って返した。
最近佐藤先生の様子がおかしい。
高崎先生に悩みを相談したと言っていたが解決していないようだ。
俺に言えないということは恋愛やそこら辺だろう。
俺はなぜか悲しくなった。俺は密かに佐藤先生に恋をしているから。
でも最近、久保先生もおかしい。
だが、今の俺にはわかる。久保先生はきっと、佐藤先生が好きなのだと。
だからといって俺がすぐにこの気持ちを伝えられるとは言えない。
だって、佐藤先生は久保先生が好きかもしれないから。
もしも、その気持ちが少しでもあるとするのならば、俺がその気持ちの中に割り込んで、二人の関係を崩すわけにはいかない。
こんなの、逃げてるだけかもしれないが、俺の中では最大限の佐藤先生にできることだった。
「先生待ってください!明日持ってくるものってなんですか!」
「明日は〜いつものやつでいいよ〜!あ、ただ予習だけやってくるように書いとって!」
「は〜い!え、先生は〜……」
「……だよ〜!」
「………え〜!」
「なんの話〜!?」
「……だよ!」
「え、それは………じゃん!!」
「え〜?!……じゃないの?」
「………だよ〜!!」
「あはは〜!」
「高崎先生、人気だよね〜。」
俺が高崎先生と1−1生徒たちの会話を見ていると、急に後ろから佐藤先生の声がした。
「うわっ……。びっくりした…。」
俺が驚くことが面白かったのか、すごく笑っていた。
そのまま話そうと思ったが、後ろから1−3の生徒に話しかけられてしまったため、佐藤先生に先に行かれてしまった。
「いつもの。」
「はい、ありがとうございます!」
「……。」
俺は普段からこういうキャラだった。
自分で言うのもなんだが、まぁ、冷たいキャラではあった。
でもこれはあくまでもキャラだ。
普段はこんなんじゃない。俺が普段のイメージを隠してでも、キャラを作るのは理由がある。
普段のイメージのままでいると、生徒にとって変な教師になるかもしれないからだ。
俺の見た目のイメージからしてこっちのキャラの方が似合う、そう自分で感じているからだ。
本当は自分もこういうキャラではなく、普段のキャラの方が過ごしやすいし、接しやすい。それは自分でも思っている。
だが、逆に変なイメージを持たれる方が俺的にはすごく嫌だった。
だから、教員になってからずっとこのキャラでいるのだ。
でも、素の姿を知っている人がいないわけではない。
親以外に、この世界でたった一人だけ。俺の本当のイメージを知っている人がいる。
それこそが、佐藤先生だった。
佐藤先生には、なぜかわからないが、全てのことを伝えている気がする。
いつの間にか相談する時は毎回佐藤先生で。
俺の方は先輩なのに、なぜかいつも助けてもらっていて。
最近は佐藤先生が足を怪我しているということもあり、その恩返しができているが…。
なんとなく、佐藤先生よりも俺の方が助けてもらっていたな、と今思えばそう感じる。
ありがたいことにそれに関しては佐藤先生も「好きだから」そういう人に教えるのが好きという理由でやってくれているからいいが、これがもし嫌な人だったらと思うと、これは運命なのか、と数学の教師とすれば少しキモい考え方をしてしまう。
これが付き合っているならまだしも、付き合ってもいない、無関係のただの教員仲間なのだから。
そんなこと考えてはいけないことなんてわかっている。
だが、「好き」というこの気持ちは変えられなかった。
「鈴木先生〜?鈴木先生!」
「はい…?」
いつの間にか俺は廊下で立ったまま止まっていたようだ。
「大丈夫ですか?」
そう声をかけてくれたのは佐藤先生だった。
「あぁ…えっと…。」
俺がそう言葉に詰まっていると、
「無理やり話さないで。体調でも悪い?」
そう聞かれ俺は、
「いや、大丈夫。お前のほうこそ自分の体心配しろよ。」
そういって俺は歩いて行くと、
「そんなの言われすぎてもうわかってる!!」
そう叫ばれた。そんな佐藤先生に俺はふふっと笑って返した。