佐藤愛side.
「佐藤先生、それ恋ですよ。」
え?こ、恋…?
そんなわけない、そう思いながらも、少しだけそうかもしれない、と思い始めてしまった。
私がぼーっとしていると高崎先生が、
「大丈夫ですか…?あ、急にこんなこと言ってすみません…。でも、確かにそれは恋だと思います。」
そう言われて、私はとりあえずお礼を言って、1人先に学職に行くことにした。
**
「階段……。」
そうだ、3階に行くには階段があったんだ…。
どうしようか迷っている時、後ろから声がした。
「階段、上がれないのか?」
鈴木先生だ。
「あ…えっと……。」
さっきのこともあり、私は鈴木先生の顔を見ることができなかった。
「ほら、乗れ。」
そう言われ、正直嬉しかったが、今の私の状況では乗ることなんてできなかった。
「いいです…。自分で上がれます……。」
そう言って階段を無理やり上がろうとしたが、左足を上げた途端、左足の力が入らずにそのまま前に転けそうになった。
「おっと…、あぶね…大丈夫かよ、自分で上がれないならこういう時は人に甘えるのも大事だろ?」
そう言って結局前と同じように抱えられながら、3階に行った。
**
「はい、こっちのほうが早いだろ。」
「…ありがとうございました。」
そう言って、私が学職に向かおうとすると、
「悩みか?」
そう聞かれた。
やっぱり鈴木先生にはわかるよな、そう思いながら「はい」といって、鈴木先生に「なんでもいえよ」その言葉を言われる前に言った。
「でももう大丈夫です。高崎先生に相談したんで。」
そう言ってまた歩き出すと、
「そうか?」
と言われた。
「はい?」
「高崎先生に相談したんだよな?それで俺が悩みか?って聞いたら、「はい」?結局悩みなのは変わってないじゃないか。」
そう正論を言われてしまった。
確かにそうだ。まだ悩みなのは変わっていない。
ただ、こんなこと本人に伝えれるわけがない。
「そうかもしれないけど、私自身はもう大丈夫だから。気にしないでください。」
そう言って、次こそ学職に入ることができた。
私は、鈴木先生に恋をしてしまった。
しかし思うのだ。この年齢で恋をしてもいいのだろうか。
もう私は33。恋をしてもいいのだろうか。
確かに、してもいい、してはダメなんてことはない。
ただ、もう少し焦ったほうがいいというのは事実だ。
なのに私は、こんなゆっくりと恋をしてもいいのだろうか。
鈴木先生は次の誕生日で34になる。鈴木先生は男性だから。
でもそんなこと関係ないのかもしれない。鈴木先生は、34にして恋をしていないことに焦っていないのだろうか。
または、鈴木先生もまた誰かに恋をしているのだろうか…。
「佐藤先生、それ恋ですよ。」
え?こ、恋…?
そんなわけない、そう思いながらも、少しだけそうかもしれない、と思い始めてしまった。
私がぼーっとしていると高崎先生が、
「大丈夫ですか…?あ、急にこんなこと言ってすみません…。でも、確かにそれは恋だと思います。」
そう言われて、私はとりあえずお礼を言って、1人先に学職に行くことにした。
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「階段……。」
そうだ、3階に行くには階段があったんだ…。
どうしようか迷っている時、後ろから声がした。
「階段、上がれないのか?」
鈴木先生だ。
「あ…えっと……。」
さっきのこともあり、私は鈴木先生の顔を見ることができなかった。
「ほら、乗れ。」
そう言われ、正直嬉しかったが、今の私の状況では乗ることなんてできなかった。
「いいです…。自分で上がれます……。」
そう言って階段を無理やり上がろうとしたが、左足を上げた途端、左足の力が入らずにそのまま前に転けそうになった。
「おっと…、あぶね…大丈夫かよ、自分で上がれないならこういう時は人に甘えるのも大事だろ?」
そう言って結局前と同じように抱えられながら、3階に行った。
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「はい、こっちのほうが早いだろ。」
「…ありがとうございました。」
そう言って、私が学職に向かおうとすると、
「悩みか?」
そう聞かれた。
やっぱり鈴木先生にはわかるよな、そう思いながら「はい」といって、鈴木先生に「なんでもいえよ」その言葉を言われる前に言った。
「でももう大丈夫です。高崎先生に相談したんで。」
そう言ってまた歩き出すと、
「そうか?」
と言われた。
「はい?」
「高崎先生に相談したんだよな?それで俺が悩みか?って聞いたら、「はい」?結局悩みなのは変わってないじゃないか。」
そう正論を言われてしまった。
確かにそうだ。まだ悩みなのは変わっていない。
ただ、こんなこと本人に伝えれるわけがない。
「そうかもしれないけど、私自身はもう大丈夫だから。気にしないでください。」
そう言って、次こそ学職に入ることができた。
私は、鈴木先生に恋をしてしまった。
しかし思うのだ。この年齢で恋をしてもいいのだろうか。
もう私は33。恋をしてもいいのだろうか。
確かに、してもいい、してはダメなんてことはない。
ただ、もう少し焦ったほうがいいというのは事実だ。
なのに私は、こんなゆっくりと恋をしてもいいのだろうか。
鈴木先生は次の誕生日で34になる。鈴木先生は男性だから。
でもそんなこと関係ないのかもしれない。鈴木先生は、34にして恋をしていないことに焦っていないのだろうか。
または、鈴木先生もまた誰かに恋をしているのだろうか…。