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恋愛短編集。

#4

倦怠期。(2)

鈴木佑side.

最近自分が愛に対して冷たくあたってしまう…。

そんな自分が嫌で嫌で仕方がない。

**

そんなことを悩んでいた今日。

愛は学校を休んだ。

**

19:30

「ただいま…。」

家に帰ると電気はつけられていなく、リビングに愛の姿はなかった。

寝室へ行くと愛は寝ており、愛の目の前に座った。

最近は一緒に寝てなかったな…。

そんなことを思いながら愛の顔を触ると、熱いことに気がついた。

「愛…?愛…?」

不安になっていつの間にか名前を連呼していた。

「……佑?おかえり…。」

「ただいま……。」

そう言うと愛は笑顔になって、

「やっと言ってくれた…。」

そう言いながらきつそうにしていた。

「おい、もう喋るな…。お前熱あるだろ、ほら、測れ。」


ピピピッピピピッ。


体温計がなり、見てみると意外にも高かった。

「38.6°…?!」

「大丈夫だよ……。」

彼女はそう言うが、大丈夫じゃないことなんてわかっていた。

俺は話しながら愛の手を握った。

「大丈夫じゃないだろ…、いつも愛が大丈夫、って言う時は大体大丈夫じゃない時だろ…。」

そう言うと、愛は涙を流していた。

「愛…?」

「嬉しいの…、嬉し涙だからね……。佑が、こんなにも話してくれるなんて……久しぶりで…嬉しいの…。」

そう言う愛を見て、俺は情けなかった。

自分が話しづらいと言う理由だけで、愛をこんなにも責めていたんだな、と。

そうすると、いつの間にか俺の目からも涙が流れていた。

「ごめん……。俺…、愛のことずっと好きだった、大好きだったけど……なぜか冷たくあたってしまってた……。ごめん…。」

そう言いながら俺は横になっている愛を撫でていた。

**

その後、愛の熱は下がり、俺たちも前と同じような生活ができ始めていた。

倦怠期。仕方がないのかもしれない、でも倦怠期というものは終わらせないといけない。

だから俺は、こんなにも悩ませていた愛に対して、前よりも深い愛で、愛を愛すことを誓った。

the end.

2025/03/06 19:31

mayu.418
ID:≫ 85OyLBeYTHE8E
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