佐藤愛side.
次の日…。
学校に行こうとしたところ、何故か右足が痛くて、歩くのも一苦労だった。
「どうしよう…。」
とりあえず学校に遅れることを連絡し、病院に行ってから行くことにした。
**
病院に行って診察をすると、右足に少し炎症が見られる、とのことだった。
理由は部活だろう、と言われ、少し安心した。
**
「おはようございます…!遅れてすみません…。」
学年職員室に着くと、そこには境先生と高崎先生がいた。
「おはようございます!大丈夫でしたか?」
そう高崎先生が言うと、次に、
「おはようございます〜!心配してたんですよ〜!」
と境先生が言った。
「ごめん、ごめん、w」
「で、どうだったんですか?」
そう高崎先生に聞かれ、右足が少し炎症していること、一時部活ができなくなることを伝えた。
そう言うとすぐに境先生がこう言った。
「あらら…。あ、そういえば。昨日鈴木先生が佐藤先生の資料を代わりにやってくれたんですってね。」
そうだった、すっかり忘れていた。
昨日帰ろうとしたところを鈴木先生に話しかけられ、資料をやっておく、と言われ預けていたのだった。
**
そんなことを頭の片隅に入れておきながら、2年生の教室から出ると、鈴木先生がいた。
「おい。」
そう声をかけられ、怒られる、そう思いながら「はい」と言うと、意外な言葉が返ってきた。
「足、怪我してんだろ。階段大丈夫なのかよ。」
鈴木先生にまで足の怪我のことが伝わっている、そのことに驚き、私はフリーズしてしまった。
「…先生?」
そう聞かれ、やっと私は「大丈夫です。」そう答えることができた。
だが、
「いや…大丈夫じゃないだろ。さっき階段降りるところ見てたけど……明らかに辛そうだったし、難しそうだったぞ。遠慮せず、そこは『大丈夫じゃない』ちゃんとそう言えよ。昨日もそうだよ、お前資料作ってる時、目やばかったぞ。」
「大丈夫ですし……昨日も…」
そう言い返そうとすると、私の言葉を遮って、また鈴木先生がこう言う。
「大丈夫じゃなかったんだよ…。疲れてたし、今のお前は、いつ倒れてもおかしくないんだぞ。そんな状況で、足も怪我してたら、本当に倒れるぞ?生徒の前で倒れてみろ、どれだけ自分を痛めつけてたかわかるから。」
「……」
「ごめん…流石に言いすぎたよな…。とにかく、俺が連れて行くから。3階に戻るぞ。」
そう言われ、私の頭の中にはまたもや謎が生まれた。
え…?連れて行く?どうやって?
そして私はいつの間にか頷いていた。
**
階段の目前になると、急に私が持っていた荷物を持ち、背中に乗れ、とでも言うように背を見せてきた。
「いや……流石に申し訳ないです…。」
私がそう言うと、鈴木先生は遠慮するな、という風に体勢を変えずに、私が乗るのを待っていた。
私はそんな様子の鈴木先生を見て、かける言葉が見つからなくなり、とりあえずここは従おう、そう思った。
「……ありがとうございます。」
そう言って背中に乗り、階段を上がったが、生徒に見られてはいないか、と言う恥ずかしさから私の顔は真っ赤になっていた。
3階に上がり、鈴木先生に顔を見られると、
「おい、顔赤くないか?体調でも悪い?」
そう聞かれ額を触られそうになり、私は咄嗟に、
「大丈夫です…!ただ…」
「ただ?」
「…なんでもないです!」
そう言って、私は鈴木先生から荷物を奪うように取り、学職に戻った。
**
学職には高崎先生と久保先生がおり、学職に入ると、
「階段大丈夫でしたか?」
そう二人から聞かれた。
なんと答えればいいか分からず、黙っていると、そこに鈴木先生が入ってきて、何の話をしているのか聞こえていたのか、
「大丈夫だったみたいだぞ。」
そう答えてくれた。
きっと私の顔が赤かった理由がわかったのだ。
そんな鈴木先生の優しさに、私の恥ずかしいという真っ赤だった顔は、いつの間にか笑顔になっていた。
次の日…。
学校に行こうとしたところ、何故か右足が痛くて、歩くのも一苦労だった。
「どうしよう…。」
とりあえず学校に遅れることを連絡し、病院に行ってから行くことにした。
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病院に行って診察をすると、右足に少し炎症が見られる、とのことだった。
理由は部活だろう、と言われ、少し安心した。
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「おはようございます…!遅れてすみません…。」
学年職員室に着くと、そこには境先生と高崎先生がいた。
「おはようございます!大丈夫でしたか?」
そう高崎先生が言うと、次に、
「おはようございます〜!心配してたんですよ〜!」
と境先生が言った。
「ごめん、ごめん、w」
「で、どうだったんですか?」
そう高崎先生に聞かれ、右足が少し炎症していること、一時部活ができなくなることを伝えた。
そう言うとすぐに境先生がこう言った。
「あらら…。あ、そういえば。昨日鈴木先生が佐藤先生の資料を代わりにやってくれたんですってね。」
そうだった、すっかり忘れていた。
昨日帰ろうとしたところを鈴木先生に話しかけられ、資料をやっておく、と言われ預けていたのだった。
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そんなことを頭の片隅に入れておきながら、2年生の教室から出ると、鈴木先生がいた。
「おい。」
そう声をかけられ、怒られる、そう思いながら「はい」と言うと、意外な言葉が返ってきた。
「足、怪我してんだろ。階段大丈夫なのかよ。」
鈴木先生にまで足の怪我のことが伝わっている、そのことに驚き、私はフリーズしてしまった。
「…先生?」
そう聞かれ、やっと私は「大丈夫です。」そう答えることができた。
だが、
「いや…大丈夫じゃないだろ。さっき階段降りるところ見てたけど……明らかに辛そうだったし、難しそうだったぞ。遠慮せず、そこは『大丈夫じゃない』ちゃんとそう言えよ。昨日もそうだよ、お前資料作ってる時、目やばかったぞ。」
「大丈夫ですし……昨日も…」
そう言い返そうとすると、私の言葉を遮って、また鈴木先生がこう言う。
「大丈夫じゃなかったんだよ…。疲れてたし、今のお前は、いつ倒れてもおかしくないんだぞ。そんな状況で、足も怪我してたら、本当に倒れるぞ?生徒の前で倒れてみろ、どれだけ自分を痛めつけてたかわかるから。」
「……」
「ごめん…流石に言いすぎたよな…。とにかく、俺が連れて行くから。3階に戻るぞ。」
そう言われ、私の頭の中にはまたもや謎が生まれた。
え…?連れて行く?どうやって?
そして私はいつの間にか頷いていた。
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階段の目前になると、急に私が持っていた荷物を持ち、背中に乗れ、とでも言うように背を見せてきた。
「いや……流石に申し訳ないです…。」
私がそう言うと、鈴木先生は遠慮するな、という風に体勢を変えずに、私が乗るのを待っていた。
私はそんな様子の鈴木先生を見て、かける言葉が見つからなくなり、とりあえずここは従おう、そう思った。
「……ありがとうございます。」
そう言って背中に乗り、階段を上がったが、生徒に見られてはいないか、と言う恥ずかしさから私の顔は真っ赤になっていた。
3階に上がり、鈴木先生に顔を見られると、
「おい、顔赤くないか?体調でも悪い?」
そう聞かれ額を触られそうになり、私は咄嗟に、
「大丈夫です…!ただ…」
「ただ?」
「…なんでもないです!」
そう言って、私は鈴木先生から荷物を奪うように取り、学職に戻った。
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学職には高崎先生と久保先生がおり、学職に入ると、
「階段大丈夫でしたか?」
そう二人から聞かれた。
なんと答えればいいか分からず、黙っていると、そこに鈴木先生が入ってきて、何の話をしているのか聞こえていたのか、
「大丈夫だったみたいだぞ。」
そう答えてくれた。
きっと私の顔が赤かった理由がわかったのだ。
そんな鈴木先生の優しさに、私の恥ずかしいという真っ赤だった顔は、いつの間にか笑顔になっていた。