数十分後。
佑都を保育園に預けた佑が帰ってきた。
「ただいま。行こうか。」
「うん……」
車に乗り、久々の助手席。緊張は勿論のこと、佑の顔も見れないほどだった。
まだ車は出発させずに、駐車場に停めたまま話し始めた。
「…昨日はごめん。俺も愛の気持ちわかってなかった。愛はずっと正しいこと言ってたのに…。」
「私もごめん…。佑が私のこと考えていって、行動してくれてるのにそれを全部否定するみたいに言っちゃって…。」
「俺これからはなおすよ。愛が昨日みたいにまた抱え込んでしまわないように。口だけにならないように。」
「うん、ありがとう。私も佑の気持ちはちゃんと受け取る。」
「ありがとう。」
だがまだ、私にはモヤモヤが残っていた。
『この思いを一人で抱え込むことは無理だ』
そう悟った私は佑に相談することにした。
「ねぇ…、」
「ん?」
「あのさ、私ってやっぱりダメな母親だよね…?」
自分でも急に言い出すのはおかしいとわかっていた。
もしかしたら、否定して欲しかっただけなのかもしれない。
「急にどうした?」
「いや…、昨日もだけどさ、今朝の佑の佑都に対する行動とか表情とか見てたらさ、なんで私はこんなこともできないんだろう…って……。」
「やっぱり私って悪い母親なのかな、って…佑都のことちゃんと愛せてるのかな、って…だから私は」
「愛。」
それ以上言うな、というように私の言葉を遮って名前を呼んだ。
「それは、間違えた考えだな。愛は決して悪い母親なんかじゃないよ。逆に、最高の母親だよ。こんなにも佑都のこと考えてる時点で佑都のこともちゃんと愛せてるよ。」
「もし愛がその自覚がないというのなら、俺から見た愛をいつでも言ってやる。」
「それにさ。」
言葉を続けるのと同時に私の手を握ってきた。
「愛が全てを成し遂げようとしなくてもいいんじゃない?」
「だって、愛だけが親じゃないんだよ。俺も佑都の親だし、お互いが得意なことを協力してやっていったらいいんじゃないかな。」
「愛だけが背負うことじゃないよ。」
私はその言葉を聞いて、これから学校で仕事だというのに、生徒に顔を見せなければならないのに泣いてしまった。
そんな私を優しく慰めてくれる佑に言葉にならない感謝を覚えた。
そうして、お互い微笑みながら学校へ向かうことができた。
佑都を保育園に預けた佑が帰ってきた。
「ただいま。行こうか。」
「うん……」
車に乗り、久々の助手席。緊張は勿論のこと、佑の顔も見れないほどだった。
まだ車は出発させずに、駐車場に停めたまま話し始めた。
「…昨日はごめん。俺も愛の気持ちわかってなかった。愛はずっと正しいこと言ってたのに…。」
「私もごめん…。佑が私のこと考えていって、行動してくれてるのにそれを全部否定するみたいに言っちゃって…。」
「俺これからはなおすよ。愛が昨日みたいにまた抱え込んでしまわないように。口だけにならないように。」
「うん、ありがとう。私も佑の気持ちはちゃんと受け取る。」
「ありがとう。」
だがまだ、私にはモヤモヤが残っていた。
『この思いを一人で抱え込むことは無理だ』
そう悟った私は佑に相談することにした。
「ねぇ…、」
「ん?」
「あのさ、私ってやっぱりダメな母親だよね…?」
自分でも急に言い出すのはおかしいとわかっていた。
もしかしたら、否定して欲しかっただけなのかもしれない。
「急にどうした?」
「いや…、昨日もだけどさ、今朝の佑の佑都に対する行動とか表情とか見てたらさ、なんで私はこんなこともできないんだろう…って……。」
「やっぱり私って悪い母親なのかな、って…佑都のことちゃんと愛せてるのかな、って…だから私は」
「愛。」
それ以上言うな、というように私の言葉を遮って名前を呼んだ。
「それは、間違えた考えだな。愛は決して悪い母親なんかじゃないよ。逆に、最高の母親だよ。こんなにも佑都のこと考えてる時点で佑都のこともちゃんと愛せてるよ。」
「もし愛がその自覚がないというのなら、俺から見た愛をいつでも言ってやる。」
「それにさ。」
言葉を続けるのと同時に私の手を握ってきた。
「愛が全てを成し遂げようとしなくてもいいんじゃない?」
「だって、愛だけが親じゃないんだよ。俺も佑都の親だし、お互いが得意なことを協力してやっていったらいいんじゃないかな。」
「愛だけが背負うことじゃないよ。」
私はその言葉を聞いて、これから学校で仕事だというのに、生徒に顔を見せなければならないのに泣いてしまった。
そんな私を優しく慰めてくれる佑に言葉にならない感謝を覚えた。
そうして、お互い微笑みながら学校へ向かうことができた。
- 1.-設定。
- 2.誕生日。
- 3.翌日。
- 4.学校。with,椎葉.
- 5.LINE、頼ること。
- 6.過ち、本心。
- 7.次の日の朝。
- 8.愛…。
- 9.病院。
- 10.生徒、職員へ。
- 11.家族の時間。
- 12.病院からの電話。-安心は束の間。
- 13.病院にて。-大丈夫なフリ。
- 14.生徒たちの思い。
- 15.小さな奇跡。
- 16.家族の時間。- 一緒に話せる日々が当たり前ではない。
- 17.退院、夫婦の時間。
- 18.一週間後、イヤイヤ期。
- 19.寝かしつけ後、夫婦の時間。- 目に見えてわかる疲れ。
- 20.すれ違うお互いへの想い。
- 21.翌日。- 続くイヤイヤ期、昨夜のこと。
- 22.お互いの本当の想い。- わかり合うということ。
- 23.3ヶ月後。
- 24.期待と恐怖。- 偽りの私。
- 25.朝寝坊、ちょっとした疑惑。
- 26.本当の幸せ。
- 27.隠していること、隠していないこと。