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不器用な愛の紡ぎ方。

#14

生徒たちの思い。

「愛…、お願いだよ……。目覚ましてよ…、また会話しようよ、佑都待ってるよ…?先生達も生徒も待ってくれてるよ…愛……一緒に帰ろうよ…。」


俺は愛の手を握りながらそう話した。
もちろん返事はない。

だが、俺は愛の奇跡を信じることしかできなかった。

その時、2−1生徒と2年教員達が愛の元へ来た。


「どうして…?」

「生徒たちがどうしても来たいって言うから、他のクラスは自習にして病院に来ることにしました。」

「俺たち、やっぱり担任の先生のことだからほっとけません。」
「担任の先生が意識がない状態で授業なんてできませんよ…。」
「俺らにも今の先生の状況を教えてください。」

「蓬城先生、どうしますか?」


俺はそう言うふうに向き合ってくれる生徒たちに教えないのは違うと思い、教えることにした。


「お前たちの担任は、今意識がない状態だ。突然倒れて、AEDを使って心配蘇生し一命は取り留めたが、まだこれからどうなっていくかはわからない。後遺症もなく生きれる確率は低い。でもその可能性を俺は信じてる。
お前らも信じてあげてくれ、こいつが…お前らの担任が元気で戻って来れるように……。」


俺はいつの間にか涙を流していた。


「…勿論です。」
「俺らも、宮脇先生の小さな確率を信じます。」
「私たちも信じます。先生が元気で私たちの元へ戻って来られるように…そしてそういう雰囲気を作ります。」

「ありがとう……。」


いつもはふざけている男子生徒、教師にあまり興味を示さない女子生徒、愛のことを考えてくれていた2−1生徒たちの真剣な表情を見て、感動した。

2025/12/17 16:16

mayu.418
ID:≫ 85OyLBeYTHE8E
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