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後悔と感謝。

#5

2025年2月13日。

佐藤愛side.

**

そんなことがあり、私は明日の葬式に向けて早く帰った。

だが、そんなことは無意味だった。

日が回っても寝れず、暗いリビングで一人、静かに泣いていた。

そんな時、チャイムが鳴った。

こんな時間に誰だろう、と思っているとそこに立っていたのは、

鈴木先生だった。

「こんな時間にどうしました…?」

「やっぱり起きてたか、どうせ寝れなくて泣いてるだろうと思って。心配で来た。入らせてくれない?」

「え……あ、うん…。」

まさかバレていたとは思わず、私は部屋に入れた。

「ご飯は、食べたか?」

私は静かに首を横に振った。

**

鈴木佑side.

「食べれなくて…食欲なくてね…w」

そんなことを言いながら佐藤先生は無理やり笑っていた。

「泣けよ」

「え…?」

「今だけだぞ。本音を言えるのは。」

「……もっと、私が…、もっと早く気づけていたなら…。
 もっと私に…、力があったなら…。
 助けられたかもしれないのに……。
 私…、私…。」

そう言いながら泣いている姿を見ると、抱きしめるの他に選択肢なんてなかった。

「頑張ったよ、頑張った。お前は、自分ができることやったよ。だから自分を責めるな。」

そういうと先生はギュッと抱き返してきた。

俺はその時、

これからは俺が守っていきたい。

そんなことを思った。

叶うはずがないが、確かに俺は久々に恋をしたみたいだ。

ただ、そんなことを考えていると、俺って最低だな、と思えてきた。

生徒が一人亡くなったのだ。

それも自殺で。

それなのに俺は恋をしてしまった。

そんな俺が彼女の横を歩いていく資格なんて、と思った。

そんなことを考えていると佐藤先生が話し始めた。

「ごめんなさい……全部、やっておけばよかったんですけどね…。もう、、遅いですよね…。」

「……遅くないよ。残念ながら、過去は変えられない。でも、未来は幾つでも変えることができるよ。」

「……はい。」

「……愛。」

「え…?」

「大丈夫、お前にはさ、たくさんの仲間がいるから。」

「……うん。」

「一つ渡したいものが…。」

そう言って、俺は一つの封筒を渡した。

**

その中身は、私への手紙だった。











[斜体][中央寄せ][明朝体]こんにちは。

これを読んでいるということは、
先生泣いていますね。

ごめんなさい、急にこんなことになって。

でも、これだけは信じて欲しいんです。

これは、絶対佐藤先生のせいではありません。

私が選んだ未来です。

だからもう泣かないで。

あ、泣いてないかもか(笑)

鈴木先生。

これを読んでいるということは鈴木先生もいますよね。

鈴木先生は佐藤先生想いだから。

本当に優しいですよね。

私がどうしてこのような選択をしたのか、私自身もよくわからない。

だけれど、幸せでした。

この13年間。

それは、佐藤先生のおかげでもあります。

だから、もう自分を責めないで。[/明朝体][/中央寄せ][/斜体]











**

「みるさん……みるさん……ごめんなさい…。」

そういいながらまた嗚咽しているのを見ると、こっちまで辛かった。

だけど、これを読んだからには伝えることにした。

2025/03/16 21:57

mayu.418
ID:≫ 85OyLBeYTHE8E
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12日常。学校教師生徒自殺

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