文字サイズ変更

不器用な愛の紡ぎ方。

#9

病院。

保健室へ行くと、救急車を呼んでくれ、病院へ向かうことになった。

病院での検査の結果、免疫不足ということがわかった。
きっと、家でも学校でも無理をしすぎていたのだろう。






「愛………、」


点滴とは反対の手を握りながら、ただただ名前を呼び、目を覚ますのを願うしかなかった。


「……佑?」

「愛…?わかるか?」

「ごめん……あ…授業…、」


そう言いながら起きあがろうとする愛を止め、俺は愛にどのような状態なのかを説明した。


「だから、いっとき学校は休もう。」

「でも……今2−3で手いっぱいなのに…私まで休職したら…。」


そう周りを心配する愛に俺はしっかり言った。


「それでも、俺は休んでほしい。愛に今一番できることは、休むことだよ。」

「2−1は俺がなんとかするから。1年は俺学年主任だし、いる時いればいいくらいだから。」

「責任は、俺が取る。」


そういうと愛は急に泣き出し、俺の肩に身を寄せた。


「ごめんね……。」

「ごめん…、ごめん……」


そう泣き続ける愛の肩に手を乗せ、摩った。


「大丈夫大丈夫…、愛は頑張ってるよ、出来てるよ、大丈夫。」


そういうと、少し落ち着いたような表情でこちらを向き、俺の肩に身を寄せた。


「ありがとね…、色々…。」

「ううん、こっちがだよ。いつも佑都のことから俺のことまで色々考えてくれてありがとう。」



**



「ママは〜?」

「ママね、今病院でゆっくり休んでるんだ。だから少しだけパパと過ごそうね〜」

「は〜い」


佑都は優しく、物分かりも良い、よく愛に似た子だ。

2025/12/02 11:28

mayu.418
ID:≫ 85OyLBeYTHE8E
コメント

この小説につけられたタグ

教師中学校家族子供夫婦生徒

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はmayu.418さんに帰属します

TOP