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暴力表現があるかもしれないので(まだ考え中ですが)気をつけてください!

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ただの平凡高校生…のはずなんだけどっ⁈

#4

第3話 凍える檻

鈴葉の部屋は、窓から差し込む光が、残酷なほど明るく、彼女の恐怖を際立たせていた。部屋の隅で、小さな塊のように膝を

抱える鈴葉。彼女の震えは、止まらない。

部屋の隅、暗がりに、人影が一つ。椅子に深く腰掛けた香月涼は、ただ静かに、鈴葉の姿を見つめていた。その表情には、一

切の感情が浮かんでいない。まるで、最初からそこに置かれた、無機質な機械のように。

涼は、鈴葉の些細な行動、表情、そして、彼女が漏らす小さな音まで、すべてを記憶に刻んでいく。彼女が、食事を拒否した

ことも、ベッドの上で膝を抱えて震えていたことも、時折、嗚咽を漏らしていたことも。

涼は、ただ静かに、鈴葉を観察する。彼にとって、鈴葉は、ただの記録対象に過ぎない。感情など、何の価値もない。

鈴葉の部屋は、時間の経過と共に、彼女の恐怖で満たされていく。時折、物音がするたびに、鈴葉の身体はびくっと震え、視

線は怯えたように部屋の中をさまよう。

涼は、部屋の隅から、鈴葉の姿を見つめる。鈴葉は、震えのせいで、喉は張り付き、息をすることさえ、精一杯だった。

涼は、ただ、鈴葉の恐怖を記憶する。彼の目的は、若頭から与えられた指示を忠実に実行すること。それ以上でも、それ以下

でもない。

鈴葉は、ただひたすらに、恐怖と絶望に支配されていた。彼女は、鳥籠の中で、声を失った鳥のように、ただ、怯え続けるこ

としかできなかった。

涼は、そんな鈴葉の姿を、ただ、静かに見つめていた。彼の瞳には、何の感情も浮かんでいなかった。ただ、冷たい観察者の

視線だけが、そこにあった。

数時間後、涼は携帯を取り出し、若頭の番号を押す。

「……若頭、涼です。」

「……涼、何かあったか。」

若頭の声は、相変わらず冷たい。

「……いえ、特に変化はありません。ただ、怯えているだけです。」

「……構わん。続けろ。」

若頭の指示に、涼は従う。

「……承知いたしました。」

涼は、携帯を切り、再び部屋の隅に戻る。そして、再び、鈴葉の姿を見つめる。

作者メッセージ

どんどんいっくよぉ

2025/09/30 19:55

夕鈴
ID:≫ 8.YVVnTtIsVZ2
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