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暴力表現があるかもしれないので(まだ考え中ですが)気をつけてください!

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ただの平凡高校生…のはずなんだけどっ⁈

#3

第2話 籠の中の花

薄暗い部屋の隅で、少女は震えていた。その視線の先、椅子に深く腰掛けているのは、感情を持たない人形のような男。

「…っ…」

鈴葉は、恐怖で喉が引きつるのを感じた。目の前の男は、何も言わない。ただ、その黒い瞳が、鈴葉の全身を値踏みするかの

ように見つめている。

部屋の空気が張りつめ、鈴葉は息をすることさえ忘れていた。

「…つまらない女だ」

低い声が、静寂を切り裂いた。男がわずかに身を乗り出し、部下に指示を出す。

「調べさせてから考えろ。さっさと片付けろ。」

そう言い放つと、男は興味を失ったかのように、視線を鈴葉から外した。

「ま、待って…!」

鈴葉は、か細い声で絞り出した。でも、自分よりも、親友の春香と楓のことが心配だった。

「…お願い…、私の友達には、手を出さないで…!」

鈴葉の懇願に、男は再び視線を戻した。その瞳は、何の変化も見せない。ただ、その黒い瞳が、鈴葉の全身を値踏みするかの

ように、再び見つめる。

「なぜ、友を気にする?」

鈴葉の言葉に、感情を持たない男は、ただ純粋な疑問を投げかける。そこに、同情や理解の色はない。

「…だって…、私、もう二度と会えないかもしれない…でも、二人には、安全にいてほしいから…」

鈴葉は震えながらも、絞り出すように答える。男は、その答えに何の感情も示さない。ただ、冷たい瞳で少女を見つめる。

扉が開き、情報係の「影人」が入ってくる。

「…若頭、面白い情報が手に入ったよ。」

影人は、パソコンの画面を若頭に見せる。そこには、鈴葉の笑顔の写真と、赤文字で『100億円』の文字が映し出されてい

た。

男は、影人のため口に眉一つ動かさない。ただ、冷たい瞳で画面を見つめる。

「…ほう…」

男の口元に、わずかな笑みが浮かんだ。それは、感情から来るものではなく、ただ状況の面白さを評価する、機械的な笑み

だった。

影人は、そんな男の様子を、楽しそうに見つめる。

「…で?どうするの、若頭?」

男は、ため口で話しかける影人に、冷たい視線を向ける。

「…分かっているだろう?利用するに決まっている。」

影人は肩をすくめる。

「…ま、若頭らしいね。でも、この子、ちょっと厄介みたいだよ。」

そう言って、影人は意味深な笑みを浮かべた。


その夜、彼女は1つの部屋の中に居た。

「…籠…」

鈴葉は、ぽつりと呟いた。まるで、鳥籠の中に閉じ込められた鳥のようだ。

恐怖で震える身体を抱きしめ、鈴葉は、二度と会えないかもしれない、春香と楓のことを思った。

その時、扉が開き、若頭が入ってくる。

「…籠の中の花、か…」

若頭は、鈴葉の姿を見つめ、静かに呟いた。

そして、若頭は、鈴葉に一つの質問を投げかける。

「…お前は、何を知っている?」

作者メッセージ

この後どうすればっ?
そんなの決まってる!……自分で考えろっ!

2025/09/30 19:54

夕鈴
ID:≫ 8.YVVnTtIsVZ2
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