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暴力表現があるかもしれないので(まだ考え中ですが)気をつけてください!

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ただの平凡高校生…のはずなんだけどっ⁈

#29

第29話 さよなら、私の日常

冬馬の言葉に、鈴葉が沈黙する。その沈黙を、ただ静かに見守る、神と狼と氷の存在。
神は、言葉を発さない。だが、その視線は、鈴葉たちを、まるで実験動物のように、じっと観察している。
狼は、鈴葉たちから少し離れたところで、静かに佇んでいる。その瞳は、鈴葉たちをじっと見つめてはいるが、敵意は感じられない。だが、その存在感は、鈴葉たちに、得体の知れない不安を抱かせる。
氷は、冷たい視線で、鈴葉たちを見つめている。
鈴葉は、冬馬の追求に、何も答えられない。そんな鈴葉を、神、狼と氷は、ただ静かに見守っている。
「……冬馬さん。もう、やめてください」
春香が、鈴葉を庇うように、冬馬に声をかける。
「……邪魔だ」
冬馬は、春香を冷たく突き放す。
春香は、冬馬の冷たい態度に、怯えながらも、鈴葉を守ろうとする。
「……鈴葉。私たちに、話してくれるまで、ここから動かないわ」
楓は、静かに、そして力強く、そう告げる。
鈴葉は、楓の言葉に、言葉を失う。
冬馬は、そんな楓と春香に、興味をなくしたように、視線を戻す。
「……お前、話す気はないようだな」
冬馬は、そう呟くと、鈴葉に背を向ける。
「……また、いずれ」
冬馬は、狼と氷を連れて、その場を立ち去る。
だが、神は、その場に残った。
神は、言葉を発することなく、鈴葉に向かって、ゆっくりと歩み寄ってくる。
楓と春香は、警戒して、神に背を向ける。
「……何のつもり?」
楓が、神に問いかける。
神は、楓の言葉を無視する。ただ、鈴葉に近づき、その腕を掴む。
「……っ!」
鈴葉は、神の腕に掴まれ、驚きに目を見開く。
「……鈴葉!」
春香が、鈴葉の腕を掴む。
だが、神は、春香の腕を、簡単に振り払う。
「……待って!鈴葉をどこに連れて行くの!」
楓が、叫ぶ。
神は、楓の声も無視して、鈴葉を抱きかかえる。
鈴葉は、神の腕の中で、恐怖に震える。
その時、鈴葉は、顔を上げる。
鈴葉は、楓と春香に、無理やり作った笑顔を向けた。
「……ごめんね……」
鈴葉は、そう呟いた。その笑顔は、恐怖に歪んでいて、悲しみに満ちていた。
だが、鈴葉は、神の腕を振り払うと、自ら神に抱きついた。
「……でも、私……行くね……」
鈴葉の言葉に、楓と春香は、呆然とする。
「……鈴葉……?」
春香の声が震える。
「……ごめんね。でも、これは……私の問題だから」
鈴葉は、そう言って、神の腕の中で、楓と春香に、もう一度、無理やり作った笑顔を見せる。
神は、言葉を発することなく、鈴葉を抱きかかえたまま、ゆっくりと、その場から消えていく。
残されたのは、鈴葉の言葉に呆然とする楓と春香。
二人は、神の行動を、ただ呆然と見つめることしかできなかった。

作者メッセージ

どうかなどうかな?

2025/09/29 21:54

夕鈴
ID:≫ 8.YVVnTtIsVZ2
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