閲覧前に必ずご確認ください

暴力表現があるかもしれないので(まだ考え中ですが)気をつけてください!

文字サイズ変更

ただの平凡高校生…のはずなんだけどっ⁈

#22

第23話 揺れる忠心

冬馬は、狼の処刑を隠れて見ていた。裏切り者の必死の命乞いにも動じず、ただ任務を遂行する狼。その口元に浮かんだ、無邪気とも見える笑顔が、冬馬の脳裏から離れなかった。
自室に戻った冬馬は、ベッドに横たわっていた。組織の一員として、命令に従うことの意味を理解していたはずの冬馬の中で、何かが揺らいでいた。明るく振る舞う「犬」としての自分と、組織の求める非情さの間で、激しい葛藤が生まれていた。
「……僕、どうしたらいいんだろう……」
冬馬は、天井を見つめながら、自問自答を繰り返す。
その時、部屋の扉がノックされる。冬馬は、慌てて起き上がり、扉を開ける。
「……冬馬、若頭がお呼びだ」
氷が、無表情に立っていた。冬馬は、自身の動揺が見抜かれているのではないかと緊張しながら、神の執務室へ向かう。
神は、執務室の椅子に座り、冬馬を待っていた。
「……冬馬、座れ」
神の声は、静かだった。しかし、その声には、一切の感情がこもっていなかった。
冬馬は、神の前に座る。
「……冬馬、なぜ、あのようなことをしたと思う」
神は、冬馬に、問いかける。
「……裏切り者、だったから、?」
冬馬は、震える声を必死に隠しながら答える。
「……そうだ。裏切り者は、組織を危険に晒す。組織の維持のためには、排除する必要がある」
神は、淡々と語る。
「……あの、笑顔は……」
冬馬は、狼の笑顔の処刑について、神に尋ねる。
「……狼は、自分の役割を全うしただけだ。感情など、必要ない」
神は、そう言い放つ。
神の言葉を聞きながら、冬馬は心の中で、組織の目的のためなら個人の命は軽んじられて良いのかという問いを抱く。自身の信じていた「忠誠」の形と、神が示す「忠誠」の形の違いに、混乱する。

作者メッセージ

冬馬は苦労しそうだね

2025/09/25 21:05

夕鈴
ID:≫ 8.YVVnTtIsVZ2
コメント

この小説につけられたタグ

暴力表現

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は夕鈴さんに帰属します

TOP