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喧嘩無双

#6

デマ情報

「はぁ…。」
俺は診察室から出て大きなため息をつく。
「どうだったんだ?」
病室の前では龍心がチョコムースを飲んでいた。
そのため、あたりには甘い匂いが充満していた。
「全治二ヶ月だってよ。」
華恋は表情がわからないくらい顔が腫れていた。
見ているだけでも痛々しかった。
できる事なら涼を殺してやりたかった。
だが、それも無理な話だ。
「とりま帰ろーぜ。」
そう龍心に肩に腕をかけられる。
宗樹は先に帰ったようだ。
そのまま病院を出る。
「まだ心配か?」
「へ?」
俺は急に声をかけられて変な声を出してしまう。
「だってお前、凄ぇ真剣な顔してるからよ。」
実はずっと華恋の事を考えていた。
龍心の言う通り、華恋の事が心配で仕方なかった。
隠していたつもりが表情に出ていたようだ。
「何もねぇよ。」
そう言い返す。
「ならいいけどよ。」
龍心はそう言い空を見上げる。
俺もそれを追い、空を見上げた。
月に薄く雲がかかっていて、とても綺麗だ。
「じゃ、また明日な。」
そう言い龍心は俺に手を振る。
気が付けばそこは龍心の家の前だった。
俺が月に見とれているうちにかなり時間がたっていたようだ。
「おう。」
俺は手を振り返して自分の家の方向に向かって行く。
「ただいまー。」
俺は誰もいない家に向かって声をかけた。
もちろん返事はない。
「疲れたー…。」
俺はそう言い、そのままベッドに倒れ込む。
(飯は…今日はいいか…。)
俺はそう思い、風呂にだけ入り、寝ることにした。
―――――――――――――――――――――――
「おはよー…。」
俺はそう言い扉を開け、教室に入る。
結局、あの後も華恋の事が心配でろくに寝れず、寝不足になってしまった。
「おい、お前長澤達と喧嘩したって本当かよ!」
「へ?」
宗四郎がそう急に俺の所に近づいてきた。
「誰から聞いたんだ?」
宗樹は別として、少なくとも龍心がそんなことを言うはずがない。
「誰って…長澤からだけど?」
長澤から…。
俺はその時、俺は妙な胸騒ぎがした。
「おい拓海!」
次の瞬間、龍心がそうこちらに駆け寄って来た。
その目は珍しく殺気立っている。
「どうしたんだよ。」
「長澤の奴、デマ情報流してんぞ。」
「どんなだよ。」
「あいつ、「俺一人で拓海達をボコした。」なんてほざいてやがる。」
「は?」
長澤が流している噂は事実とはかけ離れていた。
俺達はボコボコになんかされていないし、長澤は一人で俺達と戦ったわけでもない。
しかも、あいつは逃げやがった。
「あいつ…。」
思わず頭を抱える。
何故そこまでして俺に勝ちたいのだろうか。
―――キーンコーンカーンコーン―――
授業開始のチャイムが鳴る。
「授業始めますよ〜。」
谷の代わりの新しい先生が教室に入ってきた。
「ヤベッ。席座らねぇと。」
そう宗四郎たちが急いで自分の席に戻って行った。

作者メッセージ

昨日と同じように、日本語がおかしくなっている箇所があるかもしれません。
もしおかしなヶ所を見つけたら、コメントで教えていただけると有り難いです。
何でも良いのでコメントしていただければ泣き叫んで喜びます。

2024/06/02 22:33

ミートスパゲティ
ID:≫ 9iNns1byiprZg
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