文字サイズ変更

喧嘩無双

#7

襲撃

―――キーンコーンカーンコーン―――
「やっと終わった…。」
今まさに6時間目の授業が終わったとことである。
「一緒に帰ろうぜ。」
そう植谷陽汰が誘ってきた。
「いいぞ。」
俺はそう返事をする。
陽汰とは保育園からの幼馴染で、今でもかなり仲が良い。
俺は鞄に荷物を詰めて、陽汰と一緒に教室を出ようとする。
「待てよ。」
「ゲェッ!」
後ろから服を掴まれ変な声を出す。
「俺達も忘れないでくださいよ。」
そこには宗樹達がいた。
「別に忘れてねぇよ。」
俺はそう言いながら階段を降りる。
そして靴箱から靴を取り出し校門に向かう。
「あ、そういや涼達と喧嘩したんだってな。」
校門へ向かっている途中にそう宗四郎が聞いてくる。
またその話か、と思う。
今日一日その話ばかりだった。
「拓海らが涼達ボコしたらしいな。」
「そうですよ…。ってはぁ!?」
適当に頷いておこうと思ったが、予想していた事とは全く違う事を言われて驚いてしまう。
「それ、誰から…。」
「え?宗樹だけど…。」
俺はそれを聞き、宗樹の事を睨む。
宗樹は何となく察したようで、顔の前で両手を合わせる。
ごめん、という意味だろうか。
「あいつ…。」
「まぁいいじゃねぇか。」
陽汰がそう背中をバンバン叩く。
「痛い痛い。止めろ。」
俺はそう陽汰に背中を叩くのを止めるように言う。
恐らく、陽汰からすれば軽く叩いている程度なのだろうが、馬鹿力なせいでこちらとしてはかなり痛い。
「おい!」
俺達がそんな会話をしていると、後ろで大声が聞こえたので俺は思わず振り向く。
なんとそこには頭から血を流しているクラスメイトの浅田淳平がいた。
その後ろには淳平を殴ったであろうと思われる人物が鉄パイプを持って立っている。
「テメェ!何してんだ!」
すぐに淳平と一緒に帰っていた男、槌井蓮がそいつの事を抑え込む。
「ッチ!離せよ!」
抑え込まれた男の正体は、長澤の取り巻きの内の一人であった。
「大丈夫か!?」
俺は淳平そう問いかけるが返事はない。
「ちょっとヤバいんじゃねぇか?」
陽汰がそう隣で呟いている。
「救急です。はい。場所は…」
幸い、龍心が救急車を呼んでくれているようだ。
あとは救急車を待つ事しかできない。
数分後、救急車が到着し、淳平を乗せて病院へ向かって行く。
その時、誰か付き添いが必要と言われた為、俺が付き添う事になった。
俺は揺れ続ける救急車の中で考え事をする。
何故、淳平は殴られていたのだろうか。
それが個人的な喧嘩ならまだしも、殴って来た相手は長澤の取り巻きだ。
しかも、淳平は誰かと揉める様な奴ではない。
となると考えられるのは…。
―――俺お前に勝つ。―――
その時、一つの言葉が脳裏を[漢字]過[/漢字][ふりがな]よぎ[/ふりがな]る。
長澤の言葉だ。
もし淳平を狙ってやったわけではなく、華恋の時と同じ様に俺を狙ってやっていたとしたら…。
(俺のせいだ…。)
あくまでこれは憶測に過ぎない。
だが、その可能性も十二分にあるのだ。
取り敢えず、いくら考えても事実を知っているのは淳平と殴って来た取り巻きだけだ。
俺は淳平が目を覚ましたら知っている事について聞こうと思ったのだった。

作者メッセージ

久しぶりの投稿です。
毎度同じ様に日本語がおかしくなっているかもしれません。
その時はコメントで教えていただけると有難いです。
コメントしていただけると踊り狂います。

2024/06/23 23:06

ミートスパゲティ
ID:≫ 9iNns1byiprZg
コメント

この小説につけられたタグ

暴力表現オリジナルフィクション

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はミートスパゲティさんに帰属します

TOP