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これらの都市伝説は僕がネットで情報を見つけたものです。間違っている可能性があります。(ただし、僕が意図的に内容を変更している際もあります。)
実在するアニメ、ゲーム等の都市伝説は受け付けません。序説に書いてあるものなどにしてください。
「ダンダダン」や「都市伝説解体センター」の二次創作ではありません。
春休みのことだった。
大雨が過ぎ去った雨上がりの春分の日。中にあと2人は入りそうなくらい大きな黒い傘を畳んで、僕、天水雷華(てんすい らいか)は、人気のない夜の山道を歩いていた。
ついさっき道に迷ったのだ。僕の住んでいるところが所沢だから、ここは東京かな?でも周りには自然だらけ。だとしたら八国山だな。
スマホを起動して、時間を確認してみる。22時34分。やばい・・・こんな時間まで外にいたら、お巡りさんに補導されちゃう!成績下げられて、高校行けないよ〜!それか誰かにストーカーされるとか?そっちの方が嫌だ!
頭を滅茶苦茶に振って雑念を取り払う。自分の頬や側頭部に思いっきり拳をぶつける。ダメダメ。こんなことを考えてばかりいちゃお家に帰れないぞ!僕は剝れた顔で自分に言い聞かせた。
その刹那、
[太字]??「・・・おいでよ」[/太字]
[太字]??「・・・おいでよ」[/太字]
赤の他人が自分を呼び寄せる声が耳を通って脳裏に入る。気づけば・・・
[太字]木陰に落ち武者と女子高生の幽霊がいた。[/太字]
鳥肌が今までにないくらい立つ。喉の奥が煮えたぎり、逃げ出したいと絶叫している。傘が掌から落ちる。瞳孔は漫画みたいな渦を巻いていた。思わず左足が引き下がって、
雷華「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
とうとう逃げ出した。自分でも驚くほどの速度が出た。生まれて初めて、僕は早く走れるということを知った。
何某の道のりをむちゃくちゃに走って、僕は麓の小さな社に辿り着いた。その先には町があった。
振り返ってみると、まだ女子高生と落ち武者の幽霊が追ってきている。
近くの家に助けを求めればよかった。幽霊が追ってきているって言っても、恐らく信じてもらえないのは分かっていたけど、幽霊じゃなくて、変質者って言い換えれば快く受け答えてくれるかもしれないという天才的な発想は、当時の僕には思いつかなかった。
方向とか考えずに無我夢中で僕は走り続けた。既に1000メートルは走っていて、もう脚は乳酸が詰まっていて破裂しそうだった。心臓の音が足の指先まで響き渡り、肺と胃は拉げて縮み、脳に酸素が回らなかった。目は相変わらず渦巻いて、涙腺から血が滲み出そうだった。
まだ奴らが追ってきている。そう思っていたその瞬間、視界に墓地が映った。徳蔵寺だろうか。
あまり深く考えずに僕は其処へ突っ走った。ただそこにいるお坊さんに頼めば、なんとかなるって思っていたのだ。
山門を潜り抜け、靴裏が石畳の参道を踏みしめ、カツンカツンという軽い音を立てた。
その時だった。
眼球が上を向き、頭が完全にバランス感覚を失った。僕はよろけて、参道の側にある地蔵にぶつかってしまったのだ。
雷華「あぁ!ご・・・ごめんなさい!」
人間でもない、ましてや生物ですらない地蔵に僕は頭を下げて謝った。
すると僕は何を考えていたのか、その地蔵に土下座したのだ。恐らく、地蔵に他力本願すれば、救いの手を伸ばしてくれるとでも思ったのだろう。
[太字]だが次の瞬間、そんな考えは馬鹿げていると悟った。[/太字]
[太字]地蔵の後ろに何かがいる。[/太字]
・・・下半身のない・・・女子高生?
[太字]・・・テケテケだ[/太字]
テケテケ「私の脚・・・私の脚・・・
[太字][大文字]見ぃつけた[/大文字][/太字]」
手だけで這うくせにやけに速い。まぁ僕が尻餅ついたまま、ズリズリと後退していたからかもしれないけど。
山門には女子高生と落ち武者の幽霊が、目の前にはテケテケがいる。
もう逃げられない。そう思った
その刹那、
[太字]目の前に誰かが現れた。[/太字]
幽霊じゃない。見覚えがある。
僕は彼女の名前を呼んだ。
「おねー・・・ちゃん?」
大雨が過ぎ去った雨上がりの春分の日。中にあと2人は入りそうなくらい大きな黒い傘を畳んで、僕、天水雷華(てんすい らいか)は、人気のない夜の山道を歩いていた。
ついさっき道に迷ったのだ。僕の住んでいるところが所沢だから、ここは東京かな?でも周りには自然だらけ。だとしたら八国山だな。
スマホを起動して、時間を確認してみる。22時34分。やばい・・・こんな時間まで外にいたら、お巡りさんに補導されちゃう!成績下げられて、高校行けないよ〜!それか誰かにストーカーされるとか?そっちの方が嫌だ!
頭を滅茶苦茶に振って雑念を取り払う。自分の頬や側頭部に思いっきり拳をぶつける。ダメダメ。こんなことを考えてばかりいちゃお家に帰れないぞ!僕は剝れた顔で自分に言い聞かせた。
その刹那、
[太字]??「・・・おいでよ」[/太字]
[太字]??「・・・おいでよ」[/太字]
赤の他人が自分を呼び寄せる声が耳を通って脳裏に入る。気づけば・・・
[太字]木陰に落ち武者と女子高生の幽霊がいた。[/太字]
鳥肌が今までにないくらい立つ。喉の奥が煮えたぎり、逃げ出したいと絶叫している。傘が掌から落ちる。瞳孔は漫画みたいな渦を巻いていた。思わず左足が引き下がって、
雷華「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
とうとう逃げ出した。自分でも驚くほどの速度が出た。生まれて初めて、僕は早く走れるということを知った。
何某の道のりをむちゃくちゃに走って、僕は麓の小さな社に辿り着いた。その先には町があった。
振り返ってみると、まだ女子高生と落ち武者の幽霊が追ってきている。
近くの家に助けを求めればよかった。幽霊が追ってきているって言っても、恐らく信じてもらえないのは分かっていたけど、幽霊じゃなくて、変質者って言い換えれば快く受け答えてくれるかもしれないという天才的な発想は、当時の僕には思いつかなかった。
方向とか考えずに無我夢中で僕は走り続けた。既に1000メートルは走っていて、もう脚は乳酸が詰まっていて破裂しそうだった。心臓の音が足の指先まで響き渡り、肺と胃は拉げて縮み、脳に酸素が回らなかった。目は相変わらず渦巻いて、涙腺から血が滲み出そうだった。
まだ奴らが追ってきている。そう思っていたその瞬間、視界に墓地が映った。徳蔵寺だろうか。
あまり深く考えずに僕は其処へ突っ走った。ただそこにいるお坊さんに頼めば、なんとかなるって思っていたのだ。
山門を潜り抜け、靴裏が石畳の参道を踏みしめ、カツンカツンという軽い音を立てた。
その時だった。
眼球が上を向き、頭が完全にバランス感覚を失った。僕はよろけて、参道の側にある地蔵にぶつかってしまったのだ。
雷華「あぁ!ご・・・ごめんなさい!」
人間でもない、ましてや生物ですらない地蔵に僕は頭を下げて謝った。
すると僕は何を考えていたのか、その地蔵に土下座したのだ。恐らく、地蔵に他力本願すれば、救いの手を伸ばしてくれるとでも思ったのだろう。
[太字]だが次の瞬間、そんな考えは馬鹿げていると悟った。[/太字]
[太字]地蔵の後ろに何かがいる。[/太字]
・・・下半身のない・・・女子高生?
[太字]・・・テケテケだ[/太字]
テケテケ「私の脚・・・私の脚・・・
[太字][大文字]見ぃつけた[/大文字][/太字]」
手だけで這うくせにやけに速い。まぁ僕が尻餅ついたまま、ズリズリと後退していたからかもしれないけど。
山門には女子高生と落ち武者の幽霊が、目の前にはテケテケがいる。
もう逃げられない。そう思った
その刹那、
[太字]目の前に誰かが現れた。[/太字]
幽霊じゃない。見覚えがある。
僕は彼女の名前を呼んだ。
「おねー・・・ちゃん?」
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