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〝見えない〟神殺し

この世界において神殺しは重罪である。これを無視してゆくものは例外なく殺される。そう。例外なく。そのはずだが____この神殺しだけは。通称〝見えぬ神殺し〟は殺されない。何故ならば、その名の通り…〝見えない〟のである。

「嗚呼、こいつもつまんねェなァ。この神も、ここらじゃァ一番強いって噂のハズなんだがなァ。」
血まみれの、神〝だった〟ものの上に立ち、そう呟いたのは、通称〝見えぬ神殺し〟と呼ばれているアウラスだった。
「おれは何時になったら〝満たされる〟んだァ?」
___神にはどこかに生まれつきぽっかり空いた穴がある。それは体の一部だったり、心の一部だったり、或いは誰も想像できないような何かだったりする。アウラスの穴は命。彼は穴を[大文字]無くす[/大文字]ため、神を見つけては片っ端から殺している。
「__ハァ…疲れた」
どうすればこの穴を無くすことができるのか、どうすればこの苦しみから解放されるのか。アウラスは死ぬほど考えて、考えて考えて考えて、心が疲れ果てているのである。
「どうして俺はこの苦しみから解放されない…?!!何故俺は見えないんだァ…?!意味がわかんねェ…わかんねェよ…………そうか…きっと…殺した神の数が足んねェんだな…ハハ…ハハハハハッ!!!!!」
怒り狂っても彼に裁きはこない。
穴が無くなることもない。
彼は永遠に神を殺し続けている______________彼女に会うまで。

           [明朝体]END[/明朝体]

2024/12/24 13:18

雪乃 飴
ID:≫ 6.evayFuI7sHE
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