松浦支店長のその後
慎司「…ほんとに、すまないな…」
真由美(妻)「いいんですよ気にしなくて。あなたが悪いことじゃありませんから」
紗希(娘)「うん。私も気にしてないよ」
慎司「…ありがとう。お父さん、また1から、名古屋で頑張るよ」
紗希「私も頑張るね」
真由美「家族だもの、あなた1人じゃなくて、みんなで頑張りましょうよ」
松浦慎司は先週に辞令が出され、名古屋事業本部運輸課長への就任が決まった。栄転である。45歳での就任は比較的若いほうであった。
そして今日、妻の真由美と娘の紗希が、豊橋まで付いていく。特急伊那路2号に乗っている。
紗希はこの春から長野県内の私立高校に通うことになった。本当は、家族3人で長野に残りたかった。だが辞令には逆らえない。慎司は真由美に残るよう提案したが、紗希は、1人暮らしを望んだ。自分でやってみたいのだ。2人とも心配したが、紗希がそう望むのなら、紗希を信じてみるのが親だ。
放送「まもなく、終点、豊橋です。」
1番線に降りて、名鉄線との乗り換え改札口まで来た。
紗希「じゃあ、お父さんもお母さんも、これでお別れだね。」
慎司「紗希、本当に大丈夫か?」
紗希「大丈夫、私は平気だよ」
慎司「何かあったらすぐに連絡するんだぞ」
紗希「わかってるって。ほら、電車乗り遅れるよ」
慎司「あぁ…。」
慎司「じゃあ、真由美、行こっか」
真由美「はい」
2人は歩き出した。紗希は見えなくなるまで見届けた。
真由美(妻)「いいんですよ気にしなくて。あなたが悪いことじゃありませんから」
紗希(娘)「うん。私も気にしてないよ」
慎司「…ありがとう。お父さん、また1から、名古屋で頑張るよ」
紗希「私も頑張るね」
真由美「家族だもの、あなた1人じゃなくて、みんなで頑張りましょうよ」
松浦慎司は先週に辞令が出され、名古屋事業本部運輸課長への就任が決まった。栄転である。45歳での就任は比較的若いほうであった。
そして今日、妻の真由美と娘の紗希が、豊橋まで付いていく。特急伊那路2号に乗っている。
紗希はこの春から長野県内の私立高校に通うことになった。本当は、家族3人で長野に残りたかった。だが辞令には逆らえない。慎司は真由美に残るよう提案したが、紗希は、1人暮らしを望んだ。自分でやってみたいのだ。2人とも心配したが、紗希がそう望むのなら、紗希を信じてみるのが親だ。
放送「まもなく、終点、豊橋です。」
1番線に降りて、名鉄線との乗り換え改札口まで来た。
紗希「じゃあ、お父さんもお母さんも、これでお別れだね。」
慎司「紗希、本当に大丈夫か?」
紗希「大丈夫、私は平気だよ」
慎司「何かあったらすぐに連絡するんだぞ」
紗希「わかってるって。ほら、電車乗り遅れるよ」
慎司「あぁ…。」
慎司「じゃあ、真由美、行こっか」
真由美「はい」
2人は歩き出した。紗希は見えなくなるまで見届けた。
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