文字サイズ変更

高崎駅で出会った女の子

杏子「(高崎着いたー)」

高崎駅に着いたのは12時頃だった。ちょうどお腹が空いたので、改札を出て昼食を食べに行く。

杏子「なんだろう。」

いつもと様子が違う高崎駅。調べてみると、JR東日本が開催している「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」という限定イベントで、高崎駅が群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃん仕様になっている。

杏子「(熱心に撮ってるなぁ。)」

とりあえず、駅弁を買った。お土産の下仁田ねぎの煎餅を買い、再び改札内に入る。

[大文字]13:03 普通 水上 7[/大文字]番線

杏子「(電車の中で食べようかな)」

上越線の211系は、ぐんまちゃんのヘッドマークを掲げている。

「ぐんまちゃん‼︎」

見ると、さっき駅構内で写真を撮っていた女の子だ。手にはぐんまちゃんグッズを持ち、この211系を撮っている。

杏子「ぐんまちゃん、好きなの?」
女の子「えっ?あっ、はい!」

いきなり声をかけたので少し緊張されたが、女の子は純粋な表情だった。

杏子「さっきも、駅でいろいろ撮ってたよね」
女の子「はい、大好きなんです。こういう企画があるって知って、埼玉の飯能から来たんです」

杏子「飯能、温泉が有名だよね。あと西武鉄道が。」
女の子「そうですね。あと、榛名山とか赤城山がよく見えますよ」

一緒の座席に座った。女の子は、青羽ここな、という人で飯能市の高校生だ。

ここな「杏子さんは、どちらまで向かうんですか?」
杏子「終点の水上までだよ。帰りにSLに乗るためにね」

ここな「水上、一緒です。SLに乗るんですね、秩父にもSLはありますよ」
杏子「ここなさんは、どうして水上に?」

ここな「スタンプラリーです。最後が水上なんです」
杏子「そうなんだぁ。横川駅に水沼駅、万座・鹿沢口まで…遠いねぇ」

車掌「渋川、長岡方面の水上行きドアが閉まります。」

ドアが閉まった。杏子はお弁当を広げる。

ここな「ぐんまちゃん弁当ですね。あっ、話しすぎましたね、すみません…」
杏子「いいよいいよ」

カレー風味の鶏肉が美味しい。とうもろこし、にんじん、ブロッコリーなどが入った野菜中心のお弁当だ。

ここな「…私も食べますね」

ここなは名物の、峠の釜飯を買った。こちらも夏野菜が入っている。

杏子「車内で食べると、いつもより美味しく感じるよね」
ここな「わかります!」

食事のあとは、ぐんまちゃんのことや、お互いのことをお喋りした。

車掌「まもなく、終点の水上に着きます。」

水上で降りると、もうSLの客車が見えた。

ここな「じゃあ、私はここで。スタンプを押したら、折り返しで高崎まで戻ります」
杏子「そっか、なんか寂しいね。ありがと、ここなちゃんとお話できて嬉しかったよ」

ここな「こちらこそ、ありがとうございます。いつか、飯能にお出かけしに来てくださいね」
杏子「もちろん。じゃあバイバイ」

杏子は、駅の西側に歩いていった。

2025/08/04 11:45

上諏訪
ID:≫ 6.BBA13mnEY26
コメント

クリップボードにコピーしました

この小説につけられたタグ

鉄道ヤマノススメ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は上諏訪さんに帰属します

この小説は、題材となった原作、人物、それに関わる団体等と一切関係ありません

TOP