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飯田あやねの恋

#7

乱心

《本栖高校》

あやね「取られた…?」

あやねは、現実を受け入れることができなかった。
一瞬、夢かとも思った。

かすみ「あやね先輩…すみませんでした‼︎」
あやね「……いえ。かすみさんが謝ることはないんですよ。」

かろうじてその言葉は出した。

[水平線]
あおい「いよいよ明日やな〜」
なでしこ「頑張って、あやねちゃん」

あやねは普段見せない顔をして見つめた。

なでしこ「どうしたの?緊張してるの?」
あやね「もう、郷さんは取られました…。」

あおい「ほんまか!?」
あやね「先ほど、かすみさんから電話が来て…」

あやね「ですからもう、このことはおしまいにします。」
なでしこ「…本当にそれでいいの?」

あやね「…いいんです。」
なでしこ「だってあやねちゃん、あんなに想い続けてきたじゃん‼︎ せめてあやねちゃんの気持ちは伝えなよ!」

あやね「できませんよ…できるわけないですよ…」

あやね「所詮私は、気の弱い人間ですから。そんな人に、誰が振り向いてくれますか…⁉︎」

2人はこれ以上何も言わなかった。
教室には、あやねがただ1人、夕日に当たっていた。

あやね「……うっ…ぐっ…‼︎」

優木せつ菜というライバルに打ち勝つことはできなかった。
彼女のやり方には思うところがあるが、それぐらい芯のある人間のほうが、恋愛は成功するのだ。

[水平線]
《半年前》

せつ菜「どんな手を使ってでも、私は郷さんを振り向かせます」

[水平線]
今思えば、あの時何も返せなかった。

あやねは頭を抱え、膝から床に落ちていった。
泣き崩れ、教卓を叩き続ける。

廊下には、ただひたすら金属の音が鳴り響いた。

2026/01/15 13:13

上諏訪
ID:≫ 6.BBA13mnEY26
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