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鉄道ファン以外は楽しめないかも。
最後の花向け
《JR広島駅》
かなえ「さてと、仕事の時間だ。」
23時05分発 普通 三原行き(最終)
停車中の三原行きの電車に乗務する。今回は115系N04編成への乗務だ。広島は115系はもうとっくに引退したが、特別に下関からこいつを持ってきた。
車掌「山陽本線、普通列車/三原行きです。天神川、向洋、海田市の順に止まります。なお呉方面の呉線には経由しませんのでご注意ください。」
ノイズの入った放送が昔ながらの感じを呼ぶ。
車掌「ドアが閉まります。」
かなえ「…点灯、信号よし、発車」
ブレーキ弁を一気に解除すると、あの独特な空気圧解放の音が漏れる。
国鉄型といえばMT54モーター。低い唸りから徐々に高くなるのが特徴で、車内には放送や会話が聞こえないぐらいの騒音がする。
車掌「…あ…うござ…ます。…本線…列車の…原行き…です。」
車内は赤色の転換クロスシート。乗客は、どこか懐かしさと、珍しさで満ちている。
「国鉄広島」かつて、そう揶揄された山陽本線は、JRになってからも各地のお古の車両が集約され、長い間JR西日本の末端部を支えてきた。現在は京阪神地区の車両の形をした新型車両が投入されているが、未だに岡山県と山口県は国鉄型王国なのである。
そんな重鎮である115系の異質な編成、N04編成だけが瀬戸内色という、クリームベースにブルーのラインの塗装を、最終日に花園かなえが運転している。
広島から三原までの短い区間だが、かなえはしっかりその感覚を噛み締めて運転する。乗客もまたその旅路にいろいろな思いを馳せている。
車掌「まもなく終点。三原、三原です。」
かなえ「三原、場内進行、停車」
《三原駅》
かなえ「やっぱ国鉄型は楽しいな。」
車掌「私は、懐かしいですね」
これで、本当に本当に最後の運転だった。
かなえ自身も国鉄型を運転するのはもう終盤に近づいているのだと、改めて実感した。
かなえ「……お疲れ様。」
115系N04編成「……ッ…」
かなえ「さてと、仕事の時間だ。」
23時05分発 普通 三原行き(最終)
停車中の三原行きの電車に乗務する。今回は115系N04編成への乗務だ。広島は115系はもうとっくに引退したが、特別に下関からこいつを持ってきた。
車掌「山陽本線、普通列車/三原行きです。天神川、向洋、海田市の順に止まります。なお呉方面の呉線には経由しませんのでご注意ください。」
ノイズの入った放送が昔ながらの感じを呼ぶ。
車掌「ドアが閉まります。」
かなえ「…点灯、信号よし、発車」
ブレーキ弁を一気に解除すると、あの独特な空気圧解放の音が漏れる。
国鉄型といえばMT54モーター。低い唸りから徐々に高くなるのが特徴で、車内には放送や会話が聞こえないぐらいの騒音がする。
車掌「…あ…うござ…ます。…本線…列車の…原行き…です。」
車内は赤色の転換クロスシート。乗客は、どこか懐かしさと、珍しさで満ちている。
「国鉄広島」かつて、そう揶揄された山陽本線は、JRになってからも各地のお古の車両が集約され、長い間JR西日本の末端部を支えてきた。現在は京阪神地区の車両の形をした新型車両が投入されているが、未だに岡山県と山口県は国鉄型王国なのである。
そんな重鎮である115系の異質な編成、N04編成だけが瀬戸内色という、クリームベースにブルーのラインの塗装を、最終日に花園かなえが運転している。
広島から三原までの短い区間だが、かなえはしっかりその感覚を噛み締めて運転する。乗客もまたその旅路にいろいろな思いを馳せている。
車掌「まもなく終点。三原、三原です。」
かなえ「三原、場内進行、停車」
《三原駅》
かなえ「やっぱ国鉄型は楽しいな。」
車掌「私は、懐かしいですね」
これで、本当に本当に最後の運転だった。
かなえ自身も国鉄型を運転するのはもう終盤に近づいているのだと、改めて実感した。
かなえ「……お疲れ様。」
115系N04編成「……ッ…」
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