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沼津ごはん

ほのか「(もうこんな時間かぁ…。)」

時計は、午後12時10分を指していた。お昼ご飯を食べるには少し早いが、ほのかはお腹が空いていた。

ほのか「(沼津なら、お刺身かな。)」

沼津は魚が美味い。ご存知沼津港では、アジやシラスが有名だ。また、カサゴといった深海魚も獲れる。

運転士「昼飯、魚河岸の海鮮行こう?」
車掌「いいですね!行きましょう!」

ほのか「(あぁ…海鮮丼食べたくなってきた)」

乗務員は昼飯の時間なのか、沼津駅周辺にはJR東海の関係者がちょこちょこいる。

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ほのか「お邪魔します」

店主「いらっしゃい」

美味い店確定だ。威勢のいい店主がいる店にハズレはない。

店主「お客さん初めて?」
ほのか「あっ、はい。おすすめとかってありますか?」

店主「おすすめはやっぱり、三食丼だな。ほらこれ、マダイにマグロにタチウオ。その上に生シラスが乗ってるよ」
ほのか「じゃあ、それお願いします」
店主「はいよ」

客は、ほのかの他に3人いる。ほのかは店内を見回す。名古屋出身で魚とはあまり縁のないほのかは、少しわくわくしていた。


店主「はい、おまち」
ほのか「美味しそう…‼︎」

大きいどんぶりに、淡い桃色のマダイ、赤く存在感を放つマグロ、銀色の表皮輝くタチウオ、それらをまとめるクリアーな生シラス。これはすごい。

ほのか「(モグモグ…)」

美味い。これに尽きる。海鮮の4段攻撃が、ほのかの口の中を攻撃する。醤油とわさびはかけない。1つひとつにしっかりと味が付いている。

店主「減って来たら、これかけな」
ほのか「あっ、はい。」

温かいものが出てきた。言われた通り、どんぶりにかけてみる。

ほのか「出汁…?」
店主「そう。これが美味いんだよな」

出汁がけどんぶりだ。これはとどめを刺された。ほんのり温かい出汁が、口に残った刺身の旨みをこそげ落としてまとめてくれる。

ほのか「美味しかったです」
店主「おぉ、よかった」

お会計を済ませて店を出た。


ほのか「(あれで1750円は安かったな。)」

ほのかの胃は、まだ余裕があった。バスで沼津港に行き、そこで何か食べよう。

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ほのか「深海魚のハンバーガー…?」

沼津港深海水族館のすぐ近くに、ハンバーガーショップを見つけた。

一番人気の深海魚バーガーと、ポテトを注文した。

ほのか「(メギス?…深海魚の名前なんだぁ)」

メギスはキス科の仲間で、水深200m〜400mに生息する深海魚の一種で、沼津以外に、上越でも獲れる魚だ。

ほのか「(淡白な味…ちょうどいいやつ)」

深海魚と聞いて、謎な味わいをイメージしていたが、いたって普通のフィッシュバーガーだ。サクサクした衣に、特製ソースがよく合う。

[水平線]
ほのか「(いっぱい食べて、お腹いっぱい)」

満足しながら、ほのかは沼津駅へ帰った。

2025/07/16 21:38

上諏訪
ID:≫ 6.BBA13mnEY26
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