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お嬢様パス

しおり「丸山さん、ちょっと。」
せりな「はーい」

しおり「私はこれから大事な仕事に行く。そこで、これをあなたに預けるわ」
せりな「あっ、お嬢様パス」

しおり「そう。17時にはまた東京駅に戻るから、必ず返してね?いい?これは大事なものよ」
せりな「任せてください!」

せりなは自信満々に言った。

新在家しおり、JR東日本の総合代表だ。19歳だが、JR東日本で最も権力のある人だ。
丸山せりな、彼女はJR東海の東山まなの後輩であり、しおりの後輩でもあった。

せりな「…悪いことしなきゃいいんだよね。」

彼女は、このパスについて知っていた。

せりな「これ、使います」
駅員「これ…しおりお嬢様から許可は…?」

せりな「もらってます。ほら、ちゃんと捺印されてますよ」
駅員「そうですか、ではどうぞ」

すぐに改札を抜けた。
鉄道ファンにとっては夢のようなパスだ。

《特急成田エクスプレス》
車掌「お客様、特急券の提示をお願いします」
せりな「はい、これ」

車掌「お嬢様パスですかぁ、失礼いたしました」
せりな「どうも〜」

気分が良い。しおりはいつもこんな気分を味わっているのか。まるで自分は、お嬢様だ。

《横浜駅》

駅員「お嬢様パスですね、他社なので後ほど連絡いたします。どうぞ」
せりな「ありがとうございます」

なんと、東急線に入れた。

せりな「何これ最高じゃん!私鉄まで入れるのはびっくりだなぁ。よし、乗りつぶすよ〜」

その日、せりなは東急、西武、相鉄、京王、東京メトロ、京急にまで乗った。


しおり「5分遅刻よ、どこ行ってたの?」
せりな「ごめんなさい…はい、返します」

しおり「よし。じゃあまたね」
せりな「ばいばーい」

その日は別れた。

駅長「あぁ、お嬢様…!!」
しおり「どうしたの?」

駅長が慌ててやってきた。その後、しおりは顔面蒼白したのだった。


しおり「あなた、これで京王とか小田急に乗ったわね!」
せりな「あっ…。で、でも入れましたよ?これ、私鉄もタダで乗れるんですよね?」

しおり「そんなわけないじゃない!裏面に書いてあるし、JR線パスで私鉄が通用するわけないじゃない!」
せりな「す、すみません…」

しおり「あのあと、各鉄道会社から連絡が来たのよ、運賃と料金を払ってくださいって。それに、NewDaysでもいろいろ買ったみたいね!あれも後ほど請求が来るのよ!」
せりな「はい…」

しおり「合計で8万1040円って…何したらこんなに膨れるの。まぁ、請求はあなた名義にしたから、きっちり払ってもらうわ」
せりな「うわぁぁぁぁっ!!」

2025/06/29 23:30

上諏訪
ID:≫ 6.BBA13mnEY26
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