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あなたと遊びは散りぬるを

#2

「あれ、俺またなんかやっちゃいました?」とは。

黒田「......え、またじゃんけんするんですか?」

MOB「あぁ!」

黒田「......最初はグー、じゃんけん__」

MOB「ポン!(グー)」

黒田「ポン。(パー)」

MOB「ッ!」

黒田「....また首締められに来たんです?(首絞)」

MOB「ぐッ.....!」

黒田「.....はぁ。私は人殺すのは趣味じゃないんで殺しませんけど....その内本当に死にますよ。」

MOB「お前がじゃんけん強すぎるんだよ!」


[異能=じゃんけん パーで勝てば首絞め、グーで勝てば殴り、チョキで勝てば切り刻む。なお体が勝手に動く。]


黒田「....そうですか。にしても懲りませんね。」

MOB「いつかお前に勝ってお前を殺すんだ!」

黒田「あなたにできるんですかねぇ。」


この世界では、殺しが当然のように行われる。

そんな世界への反逆者は、耳にピアスが付いている。

反逆者の証として。


MOB「ったく....殺さずに苦しめるのが一番タチ悪いんだよ。」

黒田「反逆者にはなってしまいますが.....こちらの方がより苦しめることができるなら当然です。」

MOB「ひえー!怖い怖い!」

黒田「今度は死なない程度に切って差し上げましょうか?」

MOB「や、やめときます。」

黒田「そうしておいたほうが身の為です。」

MOB「....で、お前今から何するとこだったの?」

黒田「ちょっとした散歩ですよ。ただそれだけです。」

MOB「お前みたいなドS野郎も散歩するんだな。」

黒田「やはりあなた自殺志願ですか?」

MOB「なあお前急にそういうのぶっ込んでくんなよ....!」

黒田「それは申し訳ございません。さて、私はもう行きますので。」

MOB「はぁ....またな。って、もう行きやがった。」


[中央寄せ][太字]???[/太字][/中央寄せ]


黒田「ただいま戻りました。[漢字]首領[/漢字][ふりがな]ボス[/ふりがな]。」

首領「おかえり。で、それらしき奴は居なかったのか?」

黒田「ええ、特には。」

首領「そうか。偵察、お疲れ様だ。」

黒田「ありがとうございます。そうそう、首領。綺麗なビー玉を見つけたのですが..要りますか?」

首領「いらない。捨てておけ。」

黒田「畏まりました。(投)」


黒田の投げたビー玉は、見事ゴミ箱に入り、割れて砕けた。


首領「相変わらずそういう所は天才だな。」

黒田「お褒めいただけて光栄です。それでは、私はここで。」


[太字][中央寄せ]廊下[/中央寄せ][/太字]


白絵「あ、遊君!偵察行ってきてたんだっけ?」

黒田「そうです。白絵さんは一体どうして部屋から出ているのですか?」

白絵「なんでって...遊君が部屋から出なさすぎなだけ!首領に言われないと出ないじゃん!」

黒田「何か問題でも?」

白絵「いや、問題は無いけど...。」

黒田「ふふ、なら別に良いですよね。」

白絵「何その勝ち誇ったかのような笑顔は...そして笑い方が上品。」

黒田「それは褒め言葉として受け取って良いのですね?」

白絵「良いけど。」

黒田「では、私はもう自室に向かいますので。」

白絵「はいはい。」


[太字][中央寄せ]黒田の部屋[/中央寄せ][/太字]


黒田「....誰も私に勝てない。私に勝ってくれる方は現れない。」

「これからも、ずっと。」

「いつまで経っても。」

黒田(こんな世界に生まれてきて、何が楽しいんでしょうか。)

(否、楽しくないのです。)

黒田「....もう、寝ましょう。疲れました。」

「おやすみなさい。」

黒田(起きたら、世界が滅んでいますかね。)

2025/08/16 17:01

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