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生徒会長は裏アカを持っています。

#16

十六話

[次の日][学校]

私、ひなきに正直に伝えることにした。

裏アカでひなきの悪口言ってたこと。

正直、もう友達になれないとか言われそう。

恐怖が体全体、心全体を襲う。

私の人生どうなっちゃうんだろうって思っている。

でも言わないと、

もう裏アカを使う意味がなくなったから、

もう何も隠したくなくなったから。

私は思いっきり教室のドアを開けた。

[ガチャン!]

生徒1「!?おはようございます!?」

生徒2「どうしましたか!?」

生徒5「び、びっくりした…」

なんかごめん。

関係ない人に迷惑かけちゃった。

でも私は真剣に言おうと決意している。

わたしはひなきの目の前に行った。

ひなき「…どうしたの実月。」

実月「今から屋上に行ける?」

ひなき「え、あ、うん。」

[水平線]

[屋上]

ひなき「で、どうしたの?」

今日は風が強く、日差しも強く、

蒸し暑い日だった。

実月「あの、ひなき。」

ひなき「何?」

私を笑顔で見てくる。

そんな笑顔で話す内容じゃない。

実月「えっと…実は…えっ…と。」

なかなか言い出せない。

もう友達になれないね、とか言われたらどうしよう。

そう考えると、一歩踏み出せなくなる。

ずっと止まりっぱなしになる。

でも決めたからには、と思う。

でも止まるばかり。

恐怖が襲うのは何故だろう。

何一つ見えない未来を触るためには、

何をすればいいんだろう。

決めた。

必ず、


『ひなきに正直のことを告げるんだ。』


実月「あのさ!」

ひなき「うん!なんでも言って!」

実月「じ、実は…さ。」

声が途切れ途切れになるのはどうしてだろう。

口は言うことを聞いてくれない。

いや、自分が言うことを聞かないんだ。

でも決めたんだからやるんだ。そう。

実月「ごめん。」

まだ謝るタイミングじゃないはずなのに、

謝ってしまった。

ひなき「何が?」

ひなき「私、陽人くんから聞いたんだけどさ。」

急に話が途切れた。

頑張ってた。

でもどうせ話変わることは知ってた。

ひなき『スマホを隠してたって言ってたけど、どうしたの?』

…え?

あの時の…?

でもこれだったら話が繋げれる

まだ終わってない…!

実月「そ、その話なんだけど、」

実月「ひなきにどうしても謝らないといけないことがあって…」

ひなき「……私のことを隠してたの?」

そういうわけじゃない

その悪口を隠してたことを言いたいんだ。

実月「…ひなきにいけないことしてた。」

ひなき「……」

実月「私ね!私…」

少し声を上げてしまった。

そしてついに、

言った。


実月『私、ネットにひなきの悪口書いてたの…!』


ひなき「……うん。」

実月「私が話そうとしても、ひなきがアイドルの話に変えてくるしさ。」

実月「自分が言いたいこと言えなかったの!」

実月「でも…今アイドルが好きじゃないから、嫌いになる理由もない。」

実月「だからその悪口を投稿してた裏アカも消して。」

実月「だからもう謝らないとなって。……」

実月『私が間違ってたの』

……

沈黙が続いた。

終わった。

もう終わった。

これからどうしようかな。

次の日のこと考えるか。

ひなき「……もう終わった話でしょ?」

え?

ひなき「消したんでしょ?名前出してないんでしょ?」

実月「え、そうだ、けど…」

ひなき「ならいいや!」

実月「え…?」

ひなき「許すよ、あたし。」

どういうこと…?

自分が悪口言われて、なんとも思ってないの…?

なんてポジティブなの…!?

ひなき「あたしは実月を応援してる。」

ひなき「…本当に反省してる顔だもん。そりゃ許すよ。」

信じられなかった。

心が明るくなったような、広くなったような。

ひなき「じゃ!そんなこと気にせずに!」

ひなき「明るく行こうよ!」

明るく…

ひなき「人生って1つだけど、道を変えることならできるよね!」

この言葉に、心動かされた気がする。

作者メッセージ

Thank you for reading!
Completed without a problem.

2023/10/03 17:56

縺薙≠繧九s
ID:≫ 72/5w1OycpIug
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