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人一倍の努力

"受験生"という言葉を聞くことが多くなるこの時期。
私はこの"受験生"という言葉に飽き飽きしていた。

勉強しないといけないこの時期に、勉強しようとしても、問題集やワークを見て萎えるこの頃。

周りは、勉強が捗っているのか、点数が大幅に上がっているだとか、分からないところが分かるようになったとか、耳障りな会話をよく聞く。

何故私はみんなと同じように努力しても、その結果が見えないのだろう。

私だって、勉強は受験生になる前よりかは、はるかに勉強量が多くなった。自分の好きなことの時間を惜しんで削って勉強していたくらい、私は努力した思っている。

なのに、周りは私を超えていく。

志望校を親と相談するとき、親は必ず私の偏差値よりも上の学校を指定した。
私自身も、気に入っていた学校があった。
その高校に私は行ってみたいと思った。
制服も可愛いし、行事も面白そうで、この高校じゃなかったら私はどうすればいいんだろうと思うほどだ。

私はこの高校に入るために、人一倍努力した。

受験当日が近づいてくると、だんだん寝れなくなってきた。
目を閉じてもすぐには寝れなくて、受験のことで頭がいっぱいで心配で、そのせいで私は寝たくても起き上がって、勉強をするようになってしまった。

そして受験当日のことだった。

私は親と一緒に試験会場まで行った。

緊張している。耐えられないほどの緊張感が私を襲う。

そして、受験本番。私は、問題を解いていく。まるで、それはゲームのようで、道を塞いでいる障害物を避けたり壊したりして進んでいるかのようだ。

私は努力した。今日のために必死に頑張って勉強してきたんだ。私ならきっと大丈夫、受かるはず。

私はそう自分に言い聞かせて、必死に問題を解いていく。

…でも、

こんな解答じゃ、ダメだ。

ーーー

後日のこと。

私は受験の合格発表を親と一緒に見にいくことにした。

そして合格の番号が書いてある紙が公開された。

私は落ちてしまった。

試験中にあった絶望感を思い出す。苦しい。

「やった!合格したよ!」という声が私の耳に入ってくる。私は立ちすくんでいた。これからどうすればいいんだろう。私は、私の人生はどうなってしまうの?

親は私が受験に落ちたとわかった瞬間、「お疲れ様、頑張ったね。」と声をかけてくれた。

だが私は、そんな声掛けさえも、まともに聞き入れられなかった。


私は結局、志望校じゃない、興味もない併願校に4月から入学することになった。
正直なところ、非常に行きたくなかった。

希望じゃない学校で、楽しい高校生活が送れるとは思っていなかったからだ。

私は人一倍努力したはず。

いや、私のただの自己満足だったのかもしれない。

私の努力は自己満で終わった。何も結果が出ていない努力に対して私は無駄だったんだ、と思うようになってしまった。

私の未来はお先真っ暗だ。

作者メッセージ

配信中で書いたものをそのまま転載しています。
下手です。

2025/02/15 13:31

縺薙≠繧九s
ID:≫ 72/5w1OycpIug
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受験努力短編

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