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鬱とグロ注意
ここは、グラン国。
そして、その近くの平野には、一人の旅人がいた。
誰も名前は分からない。そう、彼すらも。
彼は自分が記憶のない空っぽな人間ということを忘れたいかのように、あてもなくただ旅をしている。
「あっ、街だ。」
グラン国には色んな街がある。
そして、その街にも色んな物がある。
例えば物乞いの男。明らかに怪しい兄ちゃんに連れてかれる人。富豪の家の前でマッチを擦る奴隷。「どろぼー!」という声が聞こえる露店地帯。
早くも彼から不安の表情が読み取れる。
「取り敢えず何かないかな。」
でかでかと目立った張り紙には。
「[大文字]箱をワイルー街に運ぶだけ!高収入!即日入金![/大文字]」
これまた目立つ字で書かれた張り紙には。
「日給4000グラン!指定された場所に行くだけのお仕事!」※1グラン=20円
(この町は頭のネジでも外れてるのか?)
轟轟と燃える富豪の豪邸の横を通り過ぎながら、彼はそう思った。
その時。
「お゛ら達の゛村が魔物に乗っ取られ゛でしまった゛んだべぇぇ誰か退治じでぐんろぉぉ」
畑仕事をしていそうなおじさんがギャン泣きで助けを求めている。
そういえば、さっき町に入った時にこんな声が聞こえていた。
「よう、そこのお前。なんか仕事とか見つかったのか?」
「えっ…いや…無いです…」
「ならおススメの仕事あるんだよね~。ちょっと付いてこい。」
掲示板がアレだったので、確実にあれは勧誘である。
変な兄ちゃんに絡まれる前にさっさとここを出たいので彼は渋々引き受けた。
「その村はどこなんですか?」
「真っすぐで2日だべ。なぁに、たったの2日だ。それに案内だっている。」
こうして、後悔しかない人助けが始まるのであった。
そして、その近くの平野には、一人の旅人がいた。
誰も名前は分からない。そう、彼すらも。
彼は自分が記憶のない空っぽな人間ということを忘れたいかのように、あてもなくただ旅をしている。
「あっ、街だ。」
グラン国には色んな街がある。
そして、その街にも色んな物がある。
例えば物乞いの男。明らかに怪しい兄ちゃんに連れてかれる人。富豪の家の前でマッチを擦る奴隷。「どろぼー!」という声が聞こえる露店地帯。
早くも彼から不安の表情が読み取れる。
「取り敢えず何かないかな。」
でかでかと目立った張り紙には。
「[大文字]箱をワイルー街に運ぶだけ!高収入!即日入金![/大文字]」
これまた目立つ字で書かれた張り紙には。
「日給4000グラン!指定された場所に行くだけのお仕事!」※1グラン=20円
(この町は頭のネジでも外れてるのか?)
轟轟と燃える富豪の豪邸の横を通り過ぎながら、彼はそう思った。
その時。
「お゛ら達の゛村が魔物に乗っ取られ゛でしまった゛んだべぇぇ誰か退治じでぐんろぉぉ」
畑仕事をしていそうなおじさんがギャン泣きで助けを求めている。
そういえば、さっき町に入った時にこんな声が聞こえていた。
「よう、そこのお前。なんか仕事とか見つかったのか?」
「えっ…いや…無いです…」
「ならおススメの仕事あるんだよね~。ちょっと付いてこい。」
掲示板がアレだったので、確実にあれは勧誘である。
変な兄ちゃんに絡まれる前にさっさとここを出たいので彼は渋々引き受けた。
「その村はどこなんですか?」
「真っすぐで2日だべ。なぁに、たったの2日だ。それに案内だっている。」
こうして、後悔しかない人助けが始まるのであった。