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夢のステージにて

「じゃあ、最後の一曲!届け!虹色hope」

5歳のサキの目には、ドームに立つアイドル、リオンが写っていた。テレビ越しだが、それはサキを夢中にさせた。
フリフリの紫色の衣装。ウェーブのかかった髪に、可愛らしい小さめのツインテール。そして、くりくりの目にぷっくりとした唇。それらを引き立たせるメイク。そして、すらっと長い足が特徴のスタイルが良い体型。

全てが彼女にそろっていた。そんな彼女をサキは応援した。
リオン風の衣装を母親に作ってもらい、髪型もツインテール。そんな姿で、彼女が所属するグループ、「White」の代表曲、「虹色hope」を歌って踊った。

両親は、そんな姿を見て、微笑ましく思い、そしてサキはとても楽しそうにしていた。

だが、2年後、サキにとって、悲しい出来事が起こった。
それは、「White」の解散だ。

ドームライブ後も、アリーナツアーなども開催し、人気はあったものの、致命的なものがあった。それは、年齢だ。
デビューから9年。もう20代後半にほとんどのメンバーがなっており、アイドルとしては旬を終えていた。
そのため、プロデューサーが決定を下した。

惜しむ声が数多くだったが、むしろ花が散る前に解散し、華々しい卒業だったかもしれない。

それをサキはそれを知り、涙を流した。両親は、慰めたが、それでもしばらくは泣き止まなかった。
だが、サキは切り替えた。
今度は私の番だと。

それから、サキは、よく歌を歌うようになり、音楽の成績は毎回5だった。
そして、ダンス教室にも通うようになり、将来の夢はアイドルだった。

さらに時は経ち、サキは17歳になった。
そんな時、地下アイドルの募集を見つけた。

それを見たサキは、両親に頼み込み応募した。
すると、書類審査、面接はするりと通った。

だが、問題はそこからだった。最終試験は、歌も歌うし、踊りも踊る。そのため、サキは入念な準備をした。

サキは、リオンをモデルにした。
声は、サキの特徴的な高い声に、リオンのすーっと流れるけど、印象に残る天性の声をイメージした。
すると、いい声が出ていた。だが、歌いづらさがあった。それは、とにかく練習をした。

ダンスも、リオンをイメージして目線を意識して踊った。

そして、サキは最終審査にも受かった。

そこからは、スターダムだった。
とにかく、リオンをモデルにして練習した。すると人気はうなぎのぼり。

愛想もあり、美人さん。
サキは自分でメイクを施し、とにかく自分が盛れるよう工夫した。

他にも、人間関係、衣装など全てを工夫した。
そんなサキの姿はまさにリオン。だが、もう約10年も前の話なので、すっかり忘れ去られていた。

そして、すっかりサキはリオンになりきっていた。

さらに時は経ち、夢に見ていたドームライブ。
サキは、輝くステージのセンターに。

そして、サキは言った。

「じゃあ、最後の一曲!届け!輝けるhope」

サキの口は弧を描くように笑っていた。

そこを除けばサキはリオンと化していた。
そんな姿をみたサキの信者。その中から選び抜かれたたった一人が、サキのようになるのだろう。



作者メッセージ

ホラーなのかって感じですが、ここまで読んでくださりありがとうございます!

こんな作品でいいのかな……。アドバイスプリーズ……。」
それではまた。

2026/02/04 20:01

彩ノ宮
ID:≫ 04kYm4qUdkyPQ
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短編アイドルステージ

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