シアワセ
とあるところに、双子の姉妹がいた。
姉は、[漢字]忍[/漢字][ふりがな]しのぶ[/ふりがな]、妹は[漢字]幸[/漢字][ふりがな]さち[/ふりがな]。二人は、双子ということで、とても容姿が似ていて、両親でもなかなか見分けがつかない程だった。
そんな二人は、そのとても似ている容姿を利用して、高校から二人で一人となり、入れ替わりを使って楽に生きてきた。
例えば……。
夏、太陽の光が燦々と降り注ぐ日、今日は水泳の授業が始まる日だった。
「お姉ちゃん、今日は水泳の授業が始まるみたいだけど……」
「そうなの……。私は泳ぐの苦手だから、幸が言ってくれない?」
「OK!」
こうして、水着を持った幸はルンルンで家を出て行った。
こんな風にして、二人は苦手なものを相手の得意なものでカバーして、楽に生活していた。
そんなとある日、期末テストの日だった。
「ねえ、お姉ちゃん。今日さ、期末の日じゃん」
「そうだね」
「それでさ、英語の方は私が得意だけど…、全体的にはお姉ちゃんの方が頭いいじゃん?だから今日はお姉ちゃんが行ってくれない?」
忍は少し、考えてから口を開いた。
「うんわかった。じゃあ、私行ってくるね!幸も勉強しといてね」
こうして、忍はガチャンとドアを開けて、家を出た。
またとある日、マラソン大会の日。
「お姉ちゃん、今日マラソンだよ……」
「ほんとだ……。最悪」
二人は、マラソンは大の苦手。そんな時、妹の幸がポツリと言った。
「お姉ちゃん。今日行ってくれない?本当に、一生のお願い」
忍は、また考えてから言った。
「しょうがないな〜。幸はまだまだ子供だね」
こうして、忍はまた家を出た。
来る日も来る日も。
いつしか、幸は楽で楽しい授業、行事以外学校へ行くことは無くなった。
対して、忍はほとんどの授業に出席した。
どれだけ面倒くさいと思っても。
妹がどれだけ楽をしていても。
だが、忍はこう言った。
「私は幸せだよ?だって、幸が幸せだもの」
忍の名前、「忍」は、忍耐の「忍」。
幸の名前、「幸」は、幸せの「幸」。
忍が忍耐すれば、幸に幸せが訪れる。
「ねえ?これがシアワセなんだよねぇ?」
姉は、[漢字]忍[/漢字][ふりがな]しのぶ[/ふりがな]、妹は[漢字]幸[/漢字][ふりがな]さち[/ふりがな]。二人は、双子ということで、とても容姿が似ていて、両親でもなかなか見分けがつかない程だった。
そんな二人は、そのとても似ている容姿を利用して、高校から二人で一人となり、入れ替わりを使って楽に生きてきた。
例えば……。
夏、太陽の光が燦々と降り注ぐ日、今日は水泳の授業が始まる日だった。
「お姉ちゃん、今日は水泳の授業が始まるみたいだけど……」
「そうなの……。私は泳ぐの苦手だから、幸が言ってくれない?」
「OK!」
こうして、水着を持った幸はルンルンで家を出て行った。
こんな風にして、二人は苦手なものを相手の得意なものでカバーして、楽に生活していた。
そんなとある日、期末テストの日だった。
「ねえ、お姉ちゃん。今日さ、期末の日じゃん」
「そうだね」
「それでさ、英語の方は私が得意だけど…、全体的にはお姉ちゃんの方が頭いいじゃん?だから今日はお姉ちゃんが行ってくれない?」
忍は少し、考えてから口を開いた。
「うんわかった。じゃあ、私行ってくるね!幸も勉強しといてね」
こうして、忍はガチャンとドアを開けて、家を出た。
またとある日、マラソン大会の日。
「お姉ちゃん、今日マラソンだよ……」
「ほんとだ……。最悪」
二人は、マラソンは大の苦手。そんな時、妹の幸がポツリと言った。
「お姉ちゃん。今日行ってくれない?本当に、一生のお願い」
忍は、また考えてから言った。
「しょうがないな〜。幸はまだまだ子供だね」
こうして、忍はまた家を出た。
来る日も来る日も。
いつしか、幸は楽で楽しい授業、行事以外学校へ行くことは無くなった。
対して、忍はほとんどの授業に出席した。
どれだけ面倒くさいと思っても。
妹がどれだけ楽をしていても。
だが、忍はこう言った。
「私は幸せだよ?だって、幸が幸せだもの」
忍の名前、「忍」は、忍耐の「忍」。
幸の名前、「幸」は、幸せの「幸」。
忍が忍耐すれば、幸に幸せが訪れる。
「ねえ?これがシアワセなんだよねぇ?」
クリップボードにコピーしました