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自傷行為、暗い場面が多々あります。苦手な方はお気をつけください。
そんなこんなで、一週間がたった。症状が落ち着いてくることも時々あって、ちゃんと人間らしい生活が遅れるようになっていっていた。でも、なにか違和感がある。記憶がない時間帯があるのだ。例えば、お昼ご飯だと言われてから、勉強机に座っているまでの間とか。そんな時間が頭からすっぽり抜けていて、お母さんに聞いても「ちゃんとご飯食べて勉強してたよ。」と言われたり、絶対こんな字かけない。というような自体の文字がならんでいたり。とても怖くなった。自分で自分をコントロールできなくなってしまった。それで、必死に調べた。すると、とある結論に至る。僕は、「同一性解離性障害(多重人格)」なのではないか。いや、多分きっとそうだ。時々脳内にこえがきこえたりするのもこれか。と、妙に納得がいった。自分の恐怖に名前がつく安心感すらあった。それから、ノートに書いてみるなどして、意思疎通を図ってみた。どうやら、その子の名前は春。十五歳の男子らしいのだ。最初は自分でも困惑したけれど、だんだんコミュニケーションをとっていくうちに、僕のいじめへの辛さに共感してくれたり、怒ってくれたりする、信頼できる人だと思った。この多重人格は、けっして怖いことじゃない。むしろ、自分をわかってくれる理解者ができて、僕はそのおかげで傷をえぐることを辞めることができた。
明日は、学校、保健室だけでも言ってみようかな。そう思わせてくれる力が、春にはあった。
明日は、学校、保健室だけでも言ってみようかな。そう思わせてくれる力が、春にはあった。
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