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多少の負傷や出血描写、恋愛要素が含まれています!!どちらも過激なものではありませんが、苦手な方はお気をつけください!

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その光の裏側に。【魔種募集中】

#7

第六話 先輩の競技。

 「B組頑張れ〜!!」「A負けんな〜!」
 そんな声が飛び交う体育祭当日。俺、龍葉は控室でモニターを見ていた。なぜか、特待生だけは控室がある。
今は高2、高3の合同競技が始まった。これは、「精神的障害物競争」で、高3が100mを移動し、その先で待ち構えた個室に入る。そこで指定された服装に着替え、事前に着替えている高2と合流して、ゴールの長い脚立の上まで競争するというものらしい。
 あ、スタートした。浮遊魔法で素早く移動したのは夕夜先輩だ。そして素早く個室に入る。しかし、出てくるのがなかなか遅い。どうしたのだろう。
※ここからは夕夜先輩視点でお送りします
 これを...着ろと!?圧倒的な差をつけて個室に入ったあと。横にかけられている指定服を見る。体操着の上から着られるようなものになっていて、前年の先輩が着たのは探偵のコスプレのようなものだったはずだ。しかし、横を見た瞬間体がビクッと震えた。なんと、黒い丈の長いワンピースに、白いフリフリとしたエプロン。これは...メイド服!?思わず二度見、いや三度見してしまう。着るしかないか...と手に取るも、なかなか着る勇気が出せない。ためらっていると、『A組速いです!』とアナウンスが聞こえてきた。マズい、特待生の威厳がこのままじゃ保てない。でも、俺自身の威厳が...そんな時、ナルリアの声が聞こえてきた。「先輩!私もめっちゃ恥ずかしいです!だからはやく!!お願いします!」必死な頼みに、思わず笑って、覚悟を決めた。数秒で着替えて、外に出る。すると、目の前には王子様衣装に身を包んだナルリアがたっていた。「似合ってるな。」思わず声にしてしまうと、じわじわとナルリアの顔が真っ赤に染まり、「か、からかわないでください!と、いうよりそっちこそ似合ってますね!!」とかえされた。役者もしているナルリアも恥ずかしがるぐらいだ。流石に俺も恥ずかしくて仕方ない。「同じようにからかうんじゃない!」火照る頬と口を見られないよう腕で隠しながら、「行くぞ!」と叫んで、ゴールまで一直線に二人で移動する。幸い、他のクラスはまだ着替え途中、またはゴールに向かい始めた生徒しかいないようだ。
 『精神的障害物競争、圧倒的一位は特待生のS組です!!』
なんとか勝てた。これで終わり...と思ったが、その途端カメラを持った先生達に囲まれる。「は〜い、写真撮るよ〜ふたりとも、笑って〜!」「え〜先生、この衣装でですか!?」永久保存されるじゃん...そんなナルリアと先生との会話にくすっと笑い、二人でポーズをとる。とっさに二人ともとってしまったハートのポーズに照れながら笑うナルリアをチラッと見て、可愛いなと思ったのも、その後の写真で無性に自分が恥ずかしくなったのも、俺の高校生活最後の体育祭の思い出だ。

作者メッセージ

どうもさっきまでオリキャラのキャラデザ考えてた作者です!!
ごめんなさい、今回はマジで書きたかったの出しました!(どう考えても変人ですね、自覚してます。)
今回も楽しんでいただければ幸いです!
それではまた次回!

2025/09/30 18:57

かぼちゃプリン。
ID:≫ 1ac8wCTKZI3vU
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