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自傷行為、暗い場面が多々あります。苦手な方はお気をつけください。

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僕は常識を守れない

#3

3時間目 学校に行けなくても

 その後、僕は体調を崩しがちになった。その上学校も先生も怖くて、考えるだけ・近くを通るだけで気持ちが悪くなった。でも、そんな僕をお母さんは許してくれたし、受験時の学校への出席日数が足りなくならないように調整してくれた。だから、比較的気分と症状が安定していたときは、保健室にこもっていた。これでも、出席カウントらしい。一応塾には通っていたから、学校の授業を受けないでもテストは大体満点だったし、保健室で勉強すればいいだけの話。でも、時々担任の先生がやってきて、具合はどうか聞いてくる。僕をこんなにまで学校に行けなくさせた原因は自分にあるのに、よくもそこまで呑気に聞けるな、と思いつつも、「微妙です」「ちょっと調子悪いかもです」「やや改善しましたが、まだ万全ではありません」の3パターンを繰り返していた。もちろん、同級生にあわないために朝はやくに保健室にむかったし、帰るときもまだ帰りの会をやっているであろう時間帯に帰った。そのおかげで中学受験に支障は出ない範囲で僕は学校を休むことができた。
 でも、本当にひどいときは、ランドセルを見ただけで胃からなにか物体がせり上がってきたり、涙目で過呼吸になって倒れているところをお母さんに見つけられることもあった。その時は、怖くて怖くて、罪悪感とトラウマが襲ってきてそれ以外のことが考えられなくなる。リラックスするための時間も与えてくれなかった。拒食になったり、逆に過食になったり。不眠になったり、過眠になったりを繰り返して身体も休まらない日々が数日間続く。そんな時でもお母さんは拒食のときはりんごのすりおろしを持ってきてくれたり、不眠のときはアイマスクやカイロを持ってきてくれたり。過眠と過食のときは自由にさせてくれたり。そのおかげで、比較的安定する日が増えてきた。
 団体授業の塾にも通っていた。一人だけ、僕が休んでいる理由も知らない同じ学校の男子がいて、デリカシーの欠片もなく「なんでお前学校来てないんだ?」と聞いてくることもあった。でも、そのたびに友達は「別に問題ないじゃん、なにか理由があったとして接し方変わる?変わんないよね。」「別に学校なんて行く意味ねーし行ってないならそれでいいんじゃね」って言ってくれた。学校に行ってようが行ってなかろうが価値は変わらないと言われている気がして、自分で自分を肯定できるようにもなった。その分塾の勉強を頑張って、「凄い」って言われる時が好きで、学校に行っていない間は塾の勉強を一生懸命した。
 そんなふうに、やっと自分で自分を認めて、自分の意志で学校に行けるようになった頃。また、あの[漢字]人達[/漢字][ふりがな]いじめっこ[/ふりがな]は来た。
 3時間目、終。

作者メッセージ

はい、投稿したのが深夜一時すぎの作者です!!
主人公が多少明るくなっていく場面でしたね!
次は、最後の行のように、また暗い描写が出てくるかもしれません...!
今回も楽しんでいただけたら幸いです!!
それではまた次回!!

2025/09/30 20:31

かぼちゃプリン。
ID:≫ 1ac8wCTKZI3vU
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