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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#46

第46話:銀色の重み、僕らの印

日曜日。結局、僕は一番お気に入りの服を着て、千尋と待ち合わせた駅前に立っていた。
ポケットの中で、自分のお小遣いを握りしめる。

「律くん! お待たせ。……わ、その服似合ってる。可愛いね」
「……、……うるせー。……、……さっさと行くぞ、不潔……」

千尋はいつものようにニコニコしながら、僕の隣を歩く。
辿り着いたのは、背伸びしすぎない、けれど温かみのある小さなアクセサリーショップだった。
ショーケースに並ぶ銀色の輪を見つめていると、急に「本当に買うんだ」という実感が込み上げてきて、喉の奥が熱くなる。

「律くん、これがいいんじゃない? シンプルで、律くんの細い指に似合いそう」
「……、……勝手に決めんな。……、……まあ、……悪くは、ないけど……」

店員さんに声をかけて、試着させてもらう。
千尋が僕の左手を取り、そっと銀色の指輪を滑り込ませた。
薬指に伝わる、ひんやりとした金属の感触。けれど、それを包む千尋の手は驚くほど熱い。

「……、……っ」
「……うん。やっぱり、僕の思った通りだ。律くんによく似合ってる」

千尋も同じデザインのものを、自分の指にはめる。
並べられた二人の手。
まだ子供みたいな手だけど、そこにある「お揃いの印」が、僕たちの未来を繋ぎ止めてくれる鎖のように見えた。

「……、……重い。……指が、重くなった……」
「あはは、それが『約束』の重さだよ、律くん」

帰り道、指輪をはめたままの手を、千尋がぎゅっと握る。
銀色の輪が重なる感覚が、恥ずかしくて、でもたまらなく愛おしかった。

完結まで、あと4話。
この重みが「本物」に変わるまで、もう時間はかからない。
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作者メッセージ

皆様、こんにちは!酸素ちゃんです🫧

第46話は、ペアリング購入回でした🐾
指輪をはめたことで、二人の絆がより目に見える形になりましたね💍
律くんの「指が重くなった」というセリフは、彼なりの責任感の表れかもしれません。

完結の50話まで、あと少し。
一歩ずつ、着実に「永遠」へと近づいていく二人を応援してください✨🤍

2026/04/21 16:35

蜜薬
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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