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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#45

第45話:左手の約束

昨日の夜、一人で勝手に将来を想像して自爆したせいで、今日の僕は千尋の顔をまともに見られない。
……なのに、こいつは。

「ねえ、律くん。これ見て」

放課後。図書室の隅の席で、千尋がスマホの画面を見せてきた。
そこには、シンプルだけど綺麗なシルバーの指輪が映っていた。

「……、……あ? ……なんだよ、これ。……、……不潔。……僕に、……売りつけんのか?」
「違うよ。……卒業記念に、二人でお揃いの、買わない?」

千尋の指が、スマホの画面をなぞる。
その指先が、僕の左手の薬指にそっと触れた。

「……ッ、……、……バカかよ。……男同士で、……そんなの、……、……っ」
「男同士だから、ダメ? ……僕は、律くんと『特別』になりたいんだ。……誰が見ても、僕たちが一緒だってわかるような、何かが欲しい」

千尋の瞳は、冗談を言っているようには見えなかった。
「特別」という言葉の重さが、僕の胸を熱くさせる。
しっぽが、自分でも制御できないくらい激しく揺れているのがわかった。

「……、……、……安いやつなら、……考えてやってもいい……」
「本当!? やった! じゃあ、今度の休み、一緒に見に行こうね」

千尋は嬉しそうに僕の手を握りしめた。
指輪なんて、まだ早いかもしれない。
でも、この温かい手を一生離したくないと思っている自分に、もう嘘はつけなかった。

完結まで、あと5話。
僕たちの左手に、消えない約束が刻まれる日が近づいている。
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作者メッセージ

皆様、こんにちは!酸素ちゃんです🫧

第45話は、ついに「指輪」の話題が出てきました🐾
千尋くんの「特別になりたい」というストレートな告白、律くんには刺激が強すぎたみたいですね💍
不潔だと言いつつも、拒絶しない律くんに愛を感じます。

いよいよ完結まで残り5話!
二人の愛の形が、どんどん形になっていく様子を最後まで応援してください✨🤍

2026/04/20 07:56

蜜薬
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