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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#37

第37話:不意打ちの「よしよし」

放課後の図書室。
律は窓際で、難しい顔をして本をめくっていた。
邪魔しちゃいけないと思いつつも、無防備なその横顔を見ていると、どうしても悪戯心が疼いてしまう。

「……律くん」
「……、……なんだよ。今、いいところなんだ。……あっち行け、不潔」

律は本から目を離さずに、冷たくあしらってくる。
でも、そんな強気な態度とは裏腹に、耳の先がほんのり赤いのは隠せていない。

僕はそっと律の背後に回り込み、彼が反応するよりも早く、その耳の付け根に指先を添えた。

「……な、……っ!?」

律の体がびくん、と大きく跳ねる。
僕は構わずに、猫を可愛がるみたいに、指の腹でそこを優しく「よしよし」と撫でてみた。

「……、……っ……、ぁ……っ!!」

律の口から、聞いたこともないような甘い声が漏れる。
持っていた本が、音を立てて机の上に落ちた。

「律くん、ここ弱いの? 猫みたいに動いてるよ」
「……、……っ、や、め……ろ、……っ!……お前……マジで……」

律は顔を真っ赤にして、涙目で僕を睨みつける。
でも、腰が抜けたのか立ち上がることもできず、僕の指先に翻弄されるまま、震える呼吸を繰り返している。

「……嫌なら、自分ではねのければいいのに」
「……、……っ、うるせー……っ。……力……入んねーんだよ、大バカ……っ!!」

結局、律はそのまま机に突っ伏して、真っ赤になった首筋まで僕に晒すことになった。
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作者メッセージ

皆様、こんにちは!酸素ちゃんです🫧

第37話は、千尋くんのちょっと意地悪な「よしよし」攻撃でした🐾
律くんの反応が予想以上に甘くて、書いている私までドキドキしてしまいました……!

いつも温かい応援、本当にありがとうございます!🤍

2026/04/09 19:58

蜜薬
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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