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本作は全年齢対象の創作BLです。
攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。
終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。
「……律くん。それじゃあ、僕が全然ドキドキしないよ?」
「……っ、……うるせー!! ……精一杯やってんだよ、不潔!! ……もっと、……こう……、……威圧感を感じろ、バカ!!」
真っ白に曇った眼鏡で、一生懸命僕を睨みつける律くん。
でも、腕はガタガタだし、顔は真っ赤だし……。可愛すぎて、このままじゃ僕の心臓が「可愛い」だけでパンクしちゃう。
「しょうがないなあ。……じゃあ、お手本見せてあげる。動いちゃダメだよ?」
「……、……は? ……お、……おい……っ!?」
僕は律くんの両手首を掴んで、そのまま壁に押し当てた。
「ドンッ」と少し強めに音が響く。
律くんの体がビクッと跳ねて、逃げ場を失ったみたいに僕を見上げた。
「……っ、……、……、……っ!!」
「ね? こうやるんだよ、律くん。……顔、すごく近いね」
さっきまで強気だった律くんが、一瞬で借りてきた猫みたいに大人しくなった。
僕の手首を掴む力が強すぎて、彼の吐息が僕の頬にかかる。
「……、……、……、……ひ、……ひろ……」
「……あ」
名前を呼ばれた瞬間、今度は僕のほうが動揺してしまった。
律くんは潤んだ瞳で僕をじっと見つめながら、消えそうな声で呟いたんだ。
「……、……これ、……ずるい……。……こんなの、……死……、……死ぬほど、……反則だろ、バカ……」
律くんの顔が、さっきの何倍も赤く染まっていく。
「教える」つもりだったのに、結局僕のほうが、律くんの切なげな表情にノックアウトされそう。
「……律くん、もう一回名前呼んで?」
「……、……、……嫌だ。……死ね、大バカ。……今すぐ離せ、不潔……っ!!」
律くんはそう言って僕を突き飛ばすと、顔を腕で隠しながら、教室のほうへ猛ダッシュで逃げていった。
お手本を見せたはずなのに、僕の心臓のバクバクが全然止まらない。
律くん、リベンジ成功……なのかな?
「……っ、……うるせー!! ……精一杯やってんだよ、不潔!! ……もっと、……こう……、……威圧感を感じろ、バカ!!」
真っ白に曇った眼鏡で、一生懸命僕を睨みつける律くん。
でも、腕はガタガタだし、顔は真っ赤だし……。可愛すぎて、このままじゃ僕の心臓が「可愛い」だけでパンクしちゃう。
「しょうがないなあ。……じゃあ、お手本見せてあげる。動いちゃダメだよ?」
「……、……は? ……お、……おい……っ!?」
僕は律くんの両手首を掴んで、そのまま壁に押し当てた。
「ドンッ」と少し強めに音が響く。
律くんの体がビクッと跳ねて、逃げ場を失ったみたいに僕を見上げた。
「……っ、……、……、……っ!!」
「ね? こうやるんだよ、律くん。……顔、すごく近いね」
さっきまで強気だった律くんが、一瞬で借りてきた猫みたいに大人しくなった。
僕の手首を掴む力が強すぎて、彼の吐息が僕の頬にかかる。
「……、……、……、……ひ、……ひろ……」
「……あ」
名前を呼ばれた瞬間、今度は僕のほうが動揺してしまった。
律くんは潤んだ瞳で僕をじっと見つめながら、消えそうな声で呟いたんだ。
「……、……これ、……ずるい……。……こんなの、……死……、……死ぬほど、……反則だろ、バカ……」
律くんの顔が、さっきの何倍も赤く染まっていく。
「教える」つもりだったのに、結局僕のほうが、律くんの切なげな表情にノックアウトされそう。
「……律くん、もう一回名前呼んで?」
「……、……、……嫌だ。……死ね、大バカ。……今すぐ離せ、不潔……っ!!」
律くんはそう言って僕を突き飛ばすと、顔を腕で隠しながら、教室のほうへ猛ダッシュで逃げていった。
お手本を見せたはずなのに、僕の心臓のバクバクが全然止まらない。
律くん、リベンジ成功……なのかな?
- 1.第1話:雨上がりに、君を見つけた
- 2.第2話:昨日のお礼は、ぶっきらぼうに。
- 3.第3話:没収された「大好き」の行方
- 4.第4話:メロンパンと、大型犬の忠誠心。
- 5.第5話:赤点回避の、スパルタ教育。
- 6.第6話:合格点と、ご褒美の甘い罠。
- 7.第7話:封印された二文字
- 8.第8話:嵐を呼ぶ、ひまわりのようなあいつ
- 9.第9話:バカにしないで、ちゃんと聞いて。
- 10.第10話:一週間、……お試しだぞ。
- 11.第11話:お試し1日目、心臓がもたない。
- 12.第12話:失くしてなかった、宝物。
- 13.第13話:眼鏡の奥の、本当の熱。
- 14.第14話:雨の音と、重なる鼓動。
- 15.第15話:朝の光と、お花の抱っこ。
- 16.第16話:朝食後の、0センチメートル。
- 17.第17話:泣き出しそうな君を、包み込む。
- 18.第18話:最強の姉、現る。
- 19.第19話:五本の指、重なる温度。
- 20.第20話:一週間なんて、待てない。
- 21.第21話:本当の恋人、1日目。
- 22.第22話:瞳に映る、一番好きな人。
- 23.第23話:0.5秒の、誓い。
- 24.第24話:姉の勘は、世界一。
- 25.第25話:不器用な、お返し。
- 26.第26話:フードの中の、秘密。
- 27.第27話:レンズ越しより、近い距離。
- 28.第28話:最強の刺客、現る。
- 29.第29話:ちいさな情報屋。
- 30.第30話:無防備な、もぐもぐタイム。
- 31.第31話:不器用な逆襲。
- 32.第32話:敗者の特権。
- 33.第33話:二度目の宣戦布告。
- 34.第34話:攻守交代の、お手本。
- 35.第35話:隠せない、本音の場所。
- 36.第36話:ぼやける視界と、熱い耳
- 37.第37話:不意打ちの「よしよし」
- 38.第38話:熱が引かない放課後
- 39.第39話:マフラー越しの温度
- 40.第40話:マフラー越しの本音
- 41.第41話:返したくない、温度
- 42.第42話:不確かな未来と、確かな体温
- 43.第43話:誰にも渡さない
- 44.第44話:指先のシミュレーション
- 45.第45話:左手の約束
- 46.第46話:銀色の重み、僕らの印
- 47.第47話:卒業の足音、消えない光
- 48.第48話:サヨナラは、はじまりの合図
- 49.第49話:左手の証明、朝の温度
- 50.第50話(最終回):しっぽを振るのは、君の前だけ
- 51.番外編:玄関先の大型犬