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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#33

第33話:二度目の宣戦布告。

「……おい、千尋。……昨日のは、……ノーカウントだ。バカ」

翌朝、登校中。律くんは昨日よりもさらにキリッとした表情(でも耳は少し赤い)で、僕の前に立ちはだかった。

「おはよう、律くん! ノーカウントって、リベンジのこと?」

「……当たり前だ。……昨日は、……不意打ちを食らっただけだ。……今日は、……絶対にお前を、……し、……死ぬほど……、……動揺させてやる。覚悟しろ、バカ」

そう言って律くんが取り出したのは、一枚の付箋。
そこには、律くんの几帳面な字で『本日のリベンジ計画:壁ドン』と書いてあった。……あ、丸見えだよ、律くん。

「律くん、あの……付箋、見えてるよ?」

「……っ!!?? ……見……っ、……見るな、不潔!! ……これは、……作戦会議のメモだ、大バカ!!」

律くんは慌てて付箋をポッケにねじ込むと、僕を校舎の陰にグイッと引っ張っていった。
そして、顔を真っ赤にしながら、僕の肩の横の壁を……「ぺちっ」と叩いた。

「……、……、……逃げても、……無駄だぞ。……お前、……俺のことが、……す、……好きなんだろ。……白状しろ、バカ……」

必死に低めの声を出そうとしているけど、僕の顔を見られないのか、視線は地面を泳いでいる。
しかも、壁についている腕がプルプル震えていて、眼鏡はもう真っ白。

(……可愛い。リベンジになってないけど、可愛すぎて胸が苦しい……!)

「……律くん。それ、壁ドンだよね?」

「……っ、……うるせー!! ……黙ってドキドキしてろ、バカ!! ……お前が、……もっと、『参りました』って言うまで、……離さないからな……っ!!」

「離さない」なんて言葉、律くんの口から出るとは思わなかった。
震える手で僕を閉じ込めようとするその不器用な独占欲に、僕の心臓は別の意味でバクバク鳴り始める。

「……律くん。僕、もう降参だよ。……大好きすぎて、どうにかなりそう」

「…………っ、……不潔!! ……、……自爆しろ、大バカ……っ!!」

結局、自分から言った「離さない」に耐えきれなくなった律くんが、一瞬で手を引っ込めて走り去っていった。
リベンジしてるはずなのに、勝率は相変わらずの0%。

でも、そんな律くんの全力の「彼氏アピール」が、僕にとっては世界で一番の幸せなんだ。
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作者メッセージ

33話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

律くんの第2次リベンジ作戦🐾
「壁ドン」をメモしちゃう律くん、可愛すぎて保護したくなりませんか?(笑)

全然リベンジになってないけど、千尋にとっては最高のファンサービス(?)になってるみたいです🫧
次回、律くんはついに成功するのか……!?

2026/04/05 09:48

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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