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本作は全年齢対象の創作BLです。
攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。
終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。
「……おい、千尋。……昨日のは、……ノーカウントだ。バカ」
翌朝、登校中。律くんは昨日よりもさらにキリッとした表情(でも耳は少し赤い)で、僕の前に立ちはだかった。
「おはよう、律くん! ノーカウントって、リベンジのこと?」
「……当たり前だ。……昨日は、……不意打ちを食らっただけだ。……今日は、……絶対にお前を、……し、……死ぬほど……、……動揺させてやる。覚悟しろ、バカ」
そう言って律くんが取り出したのは、一枚の付箋。
そこには、律くんの几帳面な字で『本日のリベンジ計画:壁ドン』と書いてあった。……あ、丸見えだよ、律くん。
「律くん、あの……付箋、見えてるよ?」
「……っ!!?? ……見……っ、……見るな、不潔!! ……これは、……作戦会議のメモだ、大バカ!!」
律くんは慌てて付箋をポッケにねじ込むと、僕を校舎の陰にグイッと引っ張っていった。
そして、顔を真っ赤にしながら、僕の肩の横の壁を……「ぺちっ」と叩いた。
「……、……、……逃げても、……無駄だぞ。……お前、……俺のことが、……す、……好きなんだろ。……白状しろ、バカ……」
必死に低めの声を出そうとしているけど、僕の顔を見られないのか、視線は地面を泳いでいる。
しかも、壁についている腕がプルプル震えていて、眼鏡はもう真っ白。
(……可愛い。リベンジになってないけど、可愛すぎて胸が苦しい……!)
「……律くん。それ、壁ドンだよね?」
「……っ、……うるせー!! ……黙ってドキドキしてろ、バカ!! ……お前が、……もっと、『参りました』って言うまで、……離さないからな……っ!!」
「離さない」なんて言葉、律くんの口から出るとは思わなかった。
震える手で僕を閉じ込めようとするその不器用な独占欲に、僕の心臓は別の意味でバクバク鳴り始める。
「……律くん。僕、もう降参だよ。……大好きすぎて、どうにかなりそう」
「…………っ、……不潔!! ……、……自爆しろ、大バカ……っ!!」
結局、自分から言った「離さない」に耐えきれなくなった律くんが、一瞬で手を引っ込めて走り去っていった。
リベンジしてるはずなのに、勝率は相変わらずの0%。
でも、そんな律くんの全力の「彼氏アピール」が、僕にとっては世界で一番の幸せなんだ。
翌朝、登校中。律くんは昨日よりもさらにキリッとした表情(でも耳は少し赤い)で、僕の前に立ちはだかった。
「おはよう、律くん! ノーカウントって、リベンジのこと?」
「……当たり前だ。……昨日は、……不意打ちを食らっただけだ。……今日は、……絶対にお前を、……し、……死ぬほど……、……動揺させてやる。覚悟しろ、バカ」
そう言って律くんが取り出したのは、一枚の付箋。
そこには、律くんの几帳面な字で『本日のリベンジ計画:壁ドン』と書いてあった。……あ、丸見えだよ、律くん。
「律くん、あの……付箋、見えてるよ?」
「……っ!!?? ……見……っ、……見るな、不潔!! ……これは、……作戦会議のメモだ、大バカ!!」
律くんは慌てて付箋をポッケにねじ込むと、僕を校舎の陰にグイッと引っ張っていった。
そして、顔を真っ赤にしながら、僕の肩の横の壁を……「ぺちっ」と叩いた。
「……、……、……逃げても、……無駄だぞ。……お前、……俺のことが、……す、……好きなんだろ。……白状しろ、バカ……」
必死に低めの声を出そうとしているけど、僕の顔を見られないのか、視線は地面を泳いでいる。
しかも、壁についている腕がプルプル震えていて、眼鏡はもう真っ白。
(……可愛い。リベンジになってないけど、可愛すぎて胸が苦しい……!)
「……律くん。それ、壁ドンだよね?」
「……っ、……うるせー!! ……黙ってドキドキしてろ、バカ!! ……お前が、……もっと、『参りました』って言うまで、……離さないからな……っ!!」
「離さない」なんて言葉、律くんの口から出るとは思わなかった。
震える手で僕を閉じ込めようとするその不器用な独占欲に、僕の心臓は別の意味でバクバク鳴り始める。
「……律くん。僕、もう降参だよ。……大好きすぎて、どうにかなりそう」
「…………っ、……不潔!! ……、……自爆しろ、大バカ……っ!!」
結局、自分から言った「離さない」に耐えきれなくなった律くんが、一瞬で手を引っ込めて走り去っていった。
リベンジしてるはずなのに、勝率は相変わらずの0%。
でも、そんな律くんの全力の「彼氏アピール」が、僕にとっては世界で一番の幸せなんだ。
- 1.第1話:雨上がりに、君を見つけた
- 2.第2話:昨日のお礼は、ぶっきらぼうに。
- 3.第3話:没収された「大好き」の行方
- 4.第4話:メロンパンと、大型犬の忠誠心。
- 5.第5話:赤点回避の、スパルタ教育。
- 6.第6話:合格点と、ご褒美の甘い罠。
- 7.第7話:封印された二文字
- 8.第8話:嵐を呼ぶ、ひまわりのようなあいつ
- 9.第9話:バカにしないで、ちゃんと聞いて。
- 10.第10話:一週間、……お試しだぞ。
- 11.第11話:お試し1日目、心臓がもたない。
- 12.第12話:失くしてなかった、宝物。
- 13.第13話:眼鏡の奥の、本当の熱。
- 14.第14話:雨の音と、重なる鼓動。
- 15.第15話:朝の光と、お花の抱っこ。
- 16.第16話:朝食後の、0センチメートル。
- 17.第17話:泣き出しそうな君を、包み込む。
- 18.第18話:最強の姉、現る。
- 19.第19話:五本の指、重なる温度。
- 20.第20話:一週間なんて、待てない。
- 21.第21話:本当の恋人、1日目。
- 22.第22話:瞳に映る、一番好きな人。
- 23.第23話:0.5秒の、誓い。
- 24.第24話:姉の勘は、世界一。
- 25.第25話:不器用な、お返し。
- 26.第26話:フードの中の、秘密。
- 27.第27話:レンズ越しより、近い距離。
- 28.第28話:最強の刺客、現る。
- 29.第29話:ちいさな情報屋。
- 30.第30話:無防備な、もぐもぐタイム。
- 31.第31話:不器用な逆襲。
- 32.第32話:敗者の特権。
- 33.第33話:二度目の宣戦布告。