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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#31

第31話:不器用な逆襲。

「……おい、千尋。ちょっとこっち来い。バカ」

放課後。律くんに呼び出されて、誰もいない図書室の隅っこへ向かった。
今日の律くんは、なんだか鼻息が荒い。丸眼鏡の奥の瞳が「リベンジしてやる」って燃えている。

「どうしたの、律くん?」

「……お前ばかり、……俺の弱点を握ってるのは不公平だ。不潔だ。……だから、……今からお前の『弱いところ』、見つけてやる。覚悟しろ、バカ」

そう言って、律くんは僕の目の前に立って、じーっと僕の顔を観察し始めた。
……でも、律くんは不器用だから、弱点を探す手つきもどこかおどおどしている。

「……ここか? ……それとも、ここか……?」

律くんが、僕の脇腹をちょっとだけ突ついてみたり、耳たぶを指先でツンツンしてみたりする。
くすぐったくて僕が「あはは!」って笑うと、律くんは「……っ、……笑うな! ……真剣にリベンジしてんだよ、バカ!」と顔を真っ赤にする。

「……じゃあ、……これならどうだ」

律くんが意を決したように、僕の首筋に顔を近づけて、耳元で小さく囁いた。

「……、……ちひろ。……だい、……だい……っ」

「だい……?」

「……だ、……大バカ千尋……っ!!」

結局、照れすぎて最後まで言えなかったみたい。
でも、耳元で名前を呼ばれた衝撃で、僕の心臓はドラムみたいに激しく鳴り響いた。

「……あ、あはは。律くん、今のすごい効いたよ……。僕、律くんに名前呼ばれるのが一番の弱点かも」

「…………っ!!」

僕が正直に白旗を上げると、律くんは「……、……不潔!! ……自爆しろ、大バカ!!」と叫んで、自分の鞄で顔を隠しちゃった。

リベンジするつもりが、結局また自分で自分を照れさせて自爆しちゃう。
そんな律くんが、やっぱり僕の一番の「弱点」なんだ。
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作者メッセージ

31話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

律くんのリベンジ回🐾
自分の名前を呼ぶのが一番の攻撃になるなんて、律くんは気づいてないみたいです(笑)。

結局、二人して真っ赤になっちゃうのがこの二人のいいところですよね🫧
律くん、リベンジ成功……なのかな?

2026/04/01 14:59

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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