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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#30

第30話:無防備な、もぐもぐタイム。

お昼休み。屋上の隅っこで、律くんはお姉ちゃんが作った(意外と栄養バランスのいい)お弁当を食べていた。
両頬をリスみたいに膨らませて、もぐもぐと一生懸命食べている。

(……今だ。今なら、両手がふさがってる!)

僕は心臓のバクバクを抑えながら、隣に座る律くんの頭にそっと手を伸ばした。

「……ん? ……な、……に、……ふ、……ふっ、……バカっ」

口の中に卵焼きが入っているから、いつもの「不潔!死ね!」が言えない律くん。
その隙に、僕は思い切って彼の柔らかい髪を「なでなで」してみた。

「…………っ!!??」

律くんの動きがピタッと止まる。
真っ赤な顔で固まったまま、眼鏡がみるみるうちに白く曇っていく。
でも、湊くんが言っていた通り、振り払おうとはしなかった。

「……、……、……んぐ。……おま、……っ、……な、……ななな、何してんだよ!! 大不潔!!」

やっと飲み込んだ律くんが叫ぶ。でも、声がいつもより震えていて、全然怖くない。

「湊くんがね、律くんはなでなでが好きだって言ってたから」

「……あの、……クソガキ……っ!! ……死……、……今すぐあいつを異世界に飛ばして死ね、バカ!!」

律くんはそう言って顔を伏せちゃったけど、僕の手を退けようとはしない。
それどころか、ほんの少しだけ、僕の手のひらに頭を預けてくるような感覚があって。

「……一回だけだぞ。……お弁当、……食べてる間、……一回だけだ、バカ」

「……あはは。じゃあ、ゆっくり食べてね、律くん」

僕は、律くんのさらさらな髪の感触を楽しみながら、彼が最後の一口を食べるまで、ずっと優しくなで続けた。

お弁当の味、今日はいつもよりずっと甘く感じたのは、僕だけじゃないはずだ。
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作者メッセージ

30話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

記念すべき30話は、律くんの「もぐもぐ&なでなで」回!🐾
湊くんの情報はやっぱり確実でした(笑)。

照れながらもなでさせてくれる律くん、もう心臓が持ちません……!
次はどんな「弱点」を攻めてみようかな?🫧

2026/03/31 08:01

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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