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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#26

第26話:フードの中の、秘密。

お昼休み。僕は律くんを連れて、校舎の裏にあるベンチにやってきた。
登校の時からずっと、律くんは頑なにパーカーのフードを被ったままだ。

「ねえ、律くん。もうすぐ授業だよ? さすがにフード、取らないと」

「……、……だめだ。……一生、……このままでいい。……バカ」

フードの奥から聞こえる声は、少しこもっていて、なんだかすごく愛おしい。
でも、僕はどうしても「昨日の今日」の律くんの顔が見たかった。

「……一瞬だけ。ね?」

僕は律くんの隣に座って、フードの端っこをそっと指でつまんだ。
律くんが肩をビクッと跳ねさせる。

「……っ、……やめろ、不潔! ……触んな、大バカ!!」

「いいじゃん、減るもんじゃないし。……えいっ!」

「あ……っ、……ば、……カ!!」

隙を突いてフードをパサッと後ろに下げると、そこには案の定、耳まで真っ赤に染まった律くんの顔があった。
さらに、眼鏡が恥ずかしさのあまり蒸気で(?)真っ白に曇っている。

「あはは! 律くん、やっぱり眼鏡曇ってる!」

「……、……っ。……笑うな!! ……お前のせいだろ!! ……死……、……死ぬほど恥ずかしい顔、……見せたくなかったのに……っ」

律くんは必死に腕で顔を隠そうとしたけど、その隙間から見える瞳は、少しだけ潤んでいるようにも見えた。
嫌がっているというより、感情がパンクしそうになっている感じ。

「……律くん、可愛いよ」

「…………。……、……死ね。……今すぐ、……爆発して死ね、大バカ千尋……」

そう言いながらも、律くんはまた自分から僕の制服の裾をぎゅっと掴んできた。
本当はもっと怒って逃げ出してもいいはずなのに、僕のそばから離れない。

フードは取れちゃったけど、僕たちの間の「特別」は、隠しきれないくらい溢れ出していた。
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作者メッセージ

26話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

鉄壁のガード(フード)を崩された律くんです🐾
恥ずかしすぎて眼鏡が曇っちゃう律くん、書いてて本当に癒されます……。

千尋もちょっと意地悪になっちゃうくらい、律くんが可愛いってことですよね🫧
これからも二人のもどかしい距離感を楽しんでください!

2026/03/26 08:40

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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