閲覧前に必ずご確認ください

本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

文字サイズ変更

しっぽを振るのは、君の前だけ

#23

第23話:0.5秒の、誓い。

帰り道の公園、街灯がポツリと灯り始めた。
そろそろバイバイの時間。でも、本当の恋人になった今日だけは、どうしてもこのまま帰りたくなかった。

「……おい。いつまで立ち止まってんだ。バカ」

律くんが怪訝そうに僕を見る。
僕は意を決して、律くんの前に一歩踏み出した。

「律くん。……目、閉じて?」

「……はぁ!? ……、……不潔。……死……、……死んでも嫌だ、バカ」

文句を言いながらも、律くんは僕の真剣な瞳に押されたのか、眼鏡の奥の瞳をぎゅっと閉じた。
夕暮れの中、律くんの長い睫毛が細かく震えている。

「……一秒だけ、だからな。バカ」

僕は、律くんの頬にそっと手を添えて、そのまま彼の唇に、自分の唇を重ねた。

「……っ」

ほんの一瞬。羽が触れるような、短い短い、0.5秒のキス。
マシュマロみたいに柔らかい感触と、律くんの甘い匂いが鼻をくすぐる。

「……! ……な、……な、な……っ!!」

唇を離すと、目を開けた律くんは、顔どころか首筋まで真っ赤になって固まっていた。
眼鏡が完全に真っ白に曇ってしまっている。

「……おま、……っ、……不潔!! 大バカ!! 何してんだよ、不慮の事故じゃないのに!!」

「あはは! 事故じゃないよ、確信犯! ……じゃあね、律くん。また明日、学校で!」

僕は、頭を抱えてしゃがみ込んじゃった律くんを置いて、全速力で駆け出した。
「……死……、……死ぬほどバカ千尋!!」という叫び声が背中に心地よく響く。

心臓が、今まで生きてきた中で一番速く跳ねている。
指先で自分の唇に触れると、そこにはまだ、律くんの確かな温度が残っていた。
ページ選択

作者メッセージ

23話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

ついに……自分たちから、しちゃいました。
ほんの一瞬ですけど、二人にとっては宇宙が爆発するくらいの事件だったはず🐾

律くん、明日まともに学校に来られるかな?(笑)
溜め書きしてた分をどんどん出していくので、応援よろしくお願いします!

2026/03/20 10:10

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は酸素ちゃんさんに帰属します

TOP